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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2024.01.17
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​​アキ・カウリスマキ「枯れ葉」元町映画館
​​​​ 2024年はこの映画で始めようと考えていた作品をようやく見ました。アキ・カウリスマキというフィンランドの監督の新作「枯れ葉」です。​​​​
​​​​ 元町映画館が新年口開けで、1月1日から上映してた作品ですが、どういうわけなのか連日満席が続いていて、三が日明けにチャレンジしたのですが満員御礼で、結局、今日になりました。もっとも、今日も日曜日で、普段なら躊躇するのですが、ちょっと早めにやって来た甲斐あって、無事座席確保して見終えましたが、やっぱり、ほぼ、満席でした。​​​​
​​​​​​ 60席という小さな映画館ではありますが、満席で見るのは「主戦場」「ニューヨーク公共図書館」以来で、ちょっと落ち着きません。その上、お隣に座られた方が「オツカレ生です」かなんかを飲みながら「プハァー」状態でいらっしゃたので、
​​「あのー、この映画、それやってると、寝ちゃいますよきっと。」​​
 とか何とか、オロオロ気を揉んでいると(なんでやねん!)始まりました。予想通り、何にも起きませんでした。​​​​​​
​​​​​​​ 偶然知り合った男と女の、まあ、さほど若くはない二人の登場人物がそれぞれ同僚とでかけたカラオケの飲み屋さんで出逢って、映画館でジャームッシュだかの映画を見たり、チラシの写真のように一緒に食事をしたり、でも、チラシの写真とは微妙に違っていて、まあ、そこが、この映画を見たあと、
​これってどういうことかな????​​
​ と個人的には気になったりして、で、映画では、チラシのシーンの後、
​​「アル中はキライ!」​​
​ とかなとかいう喧嘩別れがあって、すれ違いがあって、それぞれ、
​​そういうことでそうなるのか・・・​​
​ というふうに仕事をクビになって、それぞれ、建設現場の作業員として働いて、女の人の働き方がいいなあとか思って見ていて、
​​「ああ、この人ムーミンの人やん!」​​
​ とか思いだしたりして、ふと、寝息が聞こえてきたりして、スクリーンでは再びクビになった男がアル中を何とかしようとチョットけなげになったり、は捨て犬を飼い始めて、これがまたなんともよかったりして、
​​「ああ、これは再会するな!」​​
​ と思っていると、再会した映画でした。​​​​​​​​
​​​ 最後に「枯れ葉」という、まあ、ボクでも知っている歌が流れて終わるのですが、なんで「枯れ葉」なのかとか考えて座り込んでいて、満席だったお客さんたちがそそくさと退場されていくのを見ながら、なんだか急に可笑しくなって、ひとりで拍手!してしまいそうでした(笑)。​​​
​​​​ 「トーべ」という映画では、少女の様だったアルマ・ポウスティという女優さんの、何にも喋らない暮らしというか生活の中で浮かぶ笑顔がとてもよくて、一瞬、数年前に亡くなった八千草薫さんの口元が思い出されたりして、拍手!でしたね。​​​​
​ それにしても、チラシの写真のお二人はどなたなのでしょうね。女性は若すぎるし、男性はおさまりすぎていると気にするのはボクだけなのでしょうか(笑)​
監督・脚本 アキ・カウリスマキ
撮影 ティモ・サルミネン
美術 ビレ・グロンルース
衣装 ティーナ・カウカネン
編集 サム・ヘイッキラ
音楽 マウステテュトット
キャスト
アルマ・ポウスティ(アンサ)
ユッシ・バタネン(ホラッパ)
ヤンネ・フーティアイネン(フータリ)
ヌップ・コイブ(リーサ)
アンナ・カルヤライネン
カイサ・カルヤライネン

2023年・81分・G・フィンランド・ドイツ合作
原題「Kuolleet lehdet」
2024・01・14・no003・元町映画館no221​​​​

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最終更新日  2024.01.31 22:17:00
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