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カテゴリ:読書案内「現代の作家」
松山巌「猫風船」(みすず書房) 松山巌って、ボクにはどう説明したらいいのかわからない人ですが、まあ、とりあえず、作家ということにしておきます。そのうち、あれこれ案内しそうですが、今日は「猫風船」(みすず書房)という、なんというか、掌編小説集です。下に目次を貼りましたが、全部で41篇入っています。
もともとはみすず書房のPR誌「みすず」に「路地奇譚」と題して連載されていた作品に、かなり手を加えての単行本にしたという触れ込みですが、もとの「みすず」連載が20年ほども昔のことなので、我が家には多分揃っていたと思いますが、今、見直すことはできませんから、何とも言えません。手元の単行本が2007年の初版ですから、まあ、古い本です。 で、内容ですが、とりあえず書名になっている作品をお読みください。 「猫風船」いかがですか(笑)。原稿用紙3枚くらいの量ですから、写すのも気楽です。写していると奇想への展開がよくわかって面白いですが、たとえば「降ろす」と「下ろす」とか、「眼」と「目」とかが書き換えられているのはどう違うのだろう?なんていうことに目がいって、まあ、それはそれで面白いんですが、どうでもいいのかもしれませんね。 ようするに、はあ???という感じの奇譚集です。好き好きですが、ボクは結構好きです。そのうち、別の作品も案内しようかな、という気分です。とりあえず目次を載せておきます。単行本は品切れ、絶版のようですが、図書館にならあるかもしれません。お暇な方にはおススメです(笑)。 目次
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最終更新日
2024.01.21 01:40:14
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