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カテゴリ:映画「ちょっと遠くの映画館」でお昼寝
久保茂昭「ゴールデンカムイ」109ハット 野田サトル君の原作「ゴールデンカムイ」(全31巻)のファンです。全巻、週刊マンガ便でご案内しようという野望は挫折していますが、まあ、そのうちなんとかと思っています。
で、その作品が、なんと実写映画になったというのですから、まあ、これは行くしかないな。というわけで、やって来たのは109シネマズ・ハットです。 もちろん見たのは久保茂昭監督の「ゴールデンカムイ」です。 最初に目に飛び込んできたのは、草も木もはえていない(ほんとは草は?)丘のような、山のような、そこを蟻のような、人間!が・・・ 「なんだ???」 二〇三高地でした。1904年から1905年、明治37年2月から38年9月に戦われた日露戦争の、あの激戦地です。要するに、主人公不死身の杉元の登場シーンなのですが、ボクは、この、戦場のシーンにいたく胸打たれたのでした。 原作漫画の舞台設定も日露戦争の戦後社会なのですが、実写にするときに、おそらく、主人公の不死身さと北海道あたりをやさぐれているリアリティーを支えるのは、あの日露戦争の二百三高地を生き延びた猛者であり、だからこそ、徹底したニヒリストであることだという発想が必要だったんでしょうね。いきなり、一本取られたというか、 やるやん!という納得で映画が始まりました。 で、ノンビリ見ていて次にモヤモヤ感が浮かんできました。 「なんか、ヘンやな??? こいつ、どこかで見たぞ!」 主人公に見覚えがあるのです。そうです、不死身の杉元を演じているのは山崎賢人君、あの、実写版キングダムの主人公李信なのです(笑)。 「なんでやねん!?」 山崎君、2000年の間、戦い続けやんか(笑)。これでアシリパちゃんが橋本環奈ちゃんだったりしたらずっこけるしかないのですが、山田杏奈ちゃんということで、はいはい、なかなか、マンガのキャラにピッタリの女優さん、よく探しましたねという展開でした(笑)。 まあ、どうでもいいことですが、ほかのキャストで面白かったのは土方歳三の舘ひろし君ですね。かっこいい役なのですが、まったく舘ひろしに見えない舘ひろしに笑いました。 で、一番最後の締めのセリフがこうです。 「オソマ、ヒンナ!ヒンナ!」 拍手!ですね(笑)。 原作マンガを読んでいる人には笑う所だとすぐわかりますが、アイヌの少女アシリパちゃんの山田杏奈ちゃんが「オソマ汁」を食べながらヒンナ!ヒンナ!、「おいしい!おいしい!」です。 で、オソマ汁って何かって?それはまあ、原作を読むなり映画を見るなりしていただくほかないですね(笑)。 ハハハハハハ。 三部作なのだそうで、第二部、第三部、見るしかないですね。ということで、もう一度、拍手!です。
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最終更新日
2024.01.27 12:48:52
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