|
カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
マルティカ・ラミレス・エスコバル「レオノールの脳内ヒプナゴジア」元町映画館 新開地のパルシネマで朝から「マッチ売りの少女」じゃなくて「マッチ工場の少女」を見て、あろうことか、元気になってしまって、
ヨシ、もう1本! と、歩いてやってきたのが元町映画館で、なんだか意味不明な題名なのですが、人の好さそうなおばさんが写っているポスターの映画が始まるところだったので、いつもなら躊躇するところなのですが 「ふーん、フィリピン映画ね?」 と見始めて ポカーン! でした(笑)。 ちなみに題名の「レオノール」は主人公のおばあさんのお名前で、「ピプナゴジア」というのは、訳せば「半覚醒」という医学用語(?)のようですが、要するに意識不明と覚醒の中間状態のことのようで、一昔前なら「夢想」とか何とかに翻訳しそうなものですが、「ヒプナゴジア」のまんまですから、まあ、意味不明ですね。 で、映画ですが、レオノールさんというおばあさんが映画監督だったというのがみそですね。そのおばあさんが落ちてきたテレビで頭を打って意識不明ならぬ「脳内ヒプナゴジア」状態に陥って、そこからはシッチャカメッチャカでした(笑)。 半覚醒ですから、まず、脳内の出来事と現実が入り混じりますね、で、彼女の脳内にあるのが「映画」ということになると、当然、脳内でも「現実」と「映画」という、まあ少なく見積もって二重化が起こります。で、頭を打ったのがテレビですから、もう一つ「テレビのなかの世界」が加わりますね。それが全部スクリーンに映し出されるわけですから、まあ、 ポカーン!!! ですね(笑)。まあ、ストーリーを説明するのは、ボクにはムリ(笑)ですね(笑)。 で、伝わってくるのはこの映画を作っている人たちの 「元気!」 でしたね。わけわかんないなりに、後味が悪くないのは、まあ、そういう話だろうとかおもいながら、登場人物たちに 「たのむから、落ち着いて!」 とかなんとか呼び掛けながらも、まあ、最後まで見た老人の感想ですね(笑)。 でも、これって、老人のヒプナゴジアの世界なんですよね。くだいていえば 「半ボケ状態」 でしょ。そこが、笑えるというか、笑えないというか、チョット、困っちゃうところでしたね(笑)。 なにはともあれ大きな体で、シッチャカメッチャカの世界で奮闘していらっしゃったレオノール役のシェイラ・フランシスコさんに拍手!でした。何だか、おおらかで、明るいんです。 監督・脚本 マルティカ・ラミレス・エスコバル 撮影 カルロス・マウリシオ キャスト シェイラ・フランシスコ(レオノール) ボン・カブレラ(ルディ) ロッキー・サルンビデス(ロンワルド) アンソニー・ファルコン(死んだロンワルド) アラン・バウティスタ(バレンティン) レア・モリナ(イサベラ) 2022年・99分・G・フィリピン 原題「Ang Pagbabalik ng Kwago」 2024・01・23 ・no0011・元町映画館no223 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.02 21:06:35
コメント(0) | コメントを書く
[映画「元町映画館」でお昼寝] カテゴリの最新記事
|