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カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
柳川強「風よ あらしよ 劇場版」元町映画館
村山由佳という作家の「風よあらしよ」(集英社文庫上・下)をNHKでテレビドラマ化した作品の劇場版だそうでした。予告編でセリフの喋りかたに違和感があったので見る気はなかったのですが、SSC、シマクマ・シネマ・クラブのM氏の提案の一つにあったので見てみようかなという気分で見ました。 「テレビって、こういうふうにクドクド作っていらっしゃるんだなあ?!?!」 って、妙に感心したりしもしていたのですが、お話に出てくる、まあ、歴史的事実である谷中村とか、関東大震災とか、甘粕事件とかは、何となく手を抜いていらっしゃる気もして 「なんだかなあ???」 でした。 「そういえば、あの本どこだっけ?」 という感じで、まあ、実に、なんというか、映画そのものが 「平和なお茶の間用というクオリティだとこうなりますか?!」 という印象で、辻潤のエゴイズム発言とか、大杉栄のアナキズムの主張とか、かなり上滑りだし、なんといっても、伊藤野枝の女性の自由のとらえ方は、 「えっ?それを描くとこういう映画になるの?」 というふうなだったのですが、ボク自身はというと、教室で伊藤野枝という人の映画を見たんだけど、今日の授業のテーマとはあんまり関係ないかもしれない方向に関心が湧いて、その興味の方 に気持ちがウロウロするという体験でしたね。 あれは大杉栄と伊藤野枝の四女?、末っ子か? それから、荒畑寒村「谷中村滅亡史」(岩波文庫)か、いろいろあったなあ。そうそう、辻まこと、「辻まことセレクション」(平凡社ライブラリー)とか、どこにやったっけ? みんな、昔の名著か? そういえば、少女小説の吉屋信子が田中正造の思い出を書いていた話がどこかにあったなあ。と、まあ、実はこの時代好きだったんですよね(笑)。 追記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.21 14:35:10
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