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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2024.03.26
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​​柳川強「風よ あらしよ 劇場版」元町映画館

​​ ​​​​​村山由佳という作家の「風よあらしよ」(集英社文庫上・下)NHKでテレビドラマ化した作品の劇場版だそうでした。予告編でセリフの喋りかたに違和感があったので見る気はなかったのですが、SSC、シマクマ・シネマ・クラブM氏の提案の一つにあったので見てみようかなという気分で見ました。​​​​​
​ 柳川強演出「風よ あらしよ 劇場版」です。​
​​ サンデー毎日の暮らしですが、テレビドラマを全く見ないものですから、こういう作品があることは知りませんでした。原作者の村山由佳という人も直木賞受賞作あたりまでは記憶にありますが・・・。​​
​​​​​ で、映画が始まって、出だしを見ながら

​​​「テレビって、こういうふうにクドクド作っていらっしゃるんだなあ?!?!」​​​​

​ って、妙に感心したりしもしていたのですが、お話に出てくる、まあ、歴史的事実である谷中村とか、関東大震災とか、甘粕事件とかは、何となく手を抜いていらっしゃる気もして

​​「なんだかなあ???」​​

​ でした。​​​​​
​​​​​​ でも、見てよかったんです(笑)。すっかり忘れていた辻潤や、辻まことのこととか、大杉栄伊藤野枝子供たちのこととか、ボク自身が二十代に興味を持っていて、何となく放りっぱなしになっていたことがワラワラと湧いてきて、

​​​「そういえば、あの本どこだっけ?」​​​

​​​​​​ ​​​​​​​​​​​という感じで、まあ、実に、なんというか、映画そのものが

​​​​「平和なお茶の間用というクオリティだとこうなりますか?!」​​​​

​ という印象で、辻潤のエゴイズム発言とか、大杉栄のアナキズムの主張とか、かなり上滑りだし、なんといっても、伊藤野枝女性の自由のとらえ方は、

​​​えっ?それを描くとこういう映画になるの?」​​

 ​というふうなだったのですが、ボク自身はというと、教室で伊藤野枝という人の映画を見たんだけど、今日の授業のテーマとはあんまり関係ないかもしれない方向に関心が湧いて、その興味の方 に気持ちがウロウロするという体験でしたね。
 瀬戸内寂聴「美は乱調にあり」(岩波現代文庫)とか、「ルイズ 父に貰いし名は」 (講談社文芸文庫)は豆腐屋の​​​​​
​​​​松下竜一か。​

​​あれは​大杉栄​と伊藤野枝の四女?、末っ子か?​​

 ​それから、​​​​​​​​​​​​​​荒畑寒村「谷中村滅亡史」(岩波文庫)か、いろいろあったなあ。​そうそう、辻まこと「辻まことセレクション」(平凡社ライブラリー)とか、どこにやったっけ?​​

​みんな、昔の名著か?​​

​​​ そういえば、少女小説の吉屋信子田中正造の思い出を書いていた話がどこかにあったなあ。と、まあ、実はこの時代好きだったんですよね(笑)。​
 それにしても、ボクのようなタイプに、原作を読もうと思いつかせないところが、まあ、この映画のザンネンなところでしたね(笑)。​​
 ​​​​​​​​​​​​
演出 柳川強
原作 村山由佳
脚本 矢島弘一
音楽 梶浦由記
キャスト
吉高由里子(伊藤野枝)
永山瑛太(大杉栄)
松下奈緒(平塚らいてう)
美波(神近市子)
玉置玲央(村木源次郎)
山田真歩(堀保子)
音尾琢真(甘粕正彦)
石橋蓮司(渡辺政太郎)
稲垣吾郎(辻潤)

2023年・127分・G・日本
2024・03・25・no049・元町映画館no235・SCCno20​​​

追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​

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最終更新日  2024.05.21 14:35:10
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