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カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
ピーター・グリーナウェイ「数に溺れて」元町映画館
2024年4月の第1週は、毎日、元町映画館通いです。「ピーター・グリーナウェイ レトロスペクティヴ 美を患った魔術師」という、わけのわからない監督の企画に溺れています(笑)。3本目は「数に溺れて」でした。 「数」に溺れるという題の意味が、映画の冒頭から暗示されるシーンから始まります。 可愛らしい少女が縄跳びをしながら、まあ、日本語で言えば「一つ~、二つ~、三つ~」という感じで星の名前を順番に、たとえば、アンタレスだったか蠍座だったか、シリウスだったか大犬座だったか、そのあたりははっきり覚えていませんが、ともかく、空の星の名前を数えていって、100まで跳ぶんです。で、 「100からは?」とか何とかいうそばにいた少年との会話があるのです。まあ、それはそれで面白いシーンから始まります。 で、ドラマは、途中まではわからないのですが、3人の女性が、母、娘、姪ですが、何故かシシーという同じ名前で、それぞれ自分の夫や恋人を殺すのですが、みんな溺死なんです。溺れ死にですね。 死因は「数」じゃなくて「水」です(笑)。 で、検死官のおじさんが、それぞれの死因を「他殺」じゃなくて「事故死」だと認定するかどうかがサスペンスのはずなのですが、お話は検死官と一番最初の、お母さんのシシ―との、まあ、色恋の話になってしまって、別にドタバタするわけじゃありませんが、意味不明の 「ドタバタ・コメディ?」 の様相で、とどのつまりには数を数えていた少女も、それを見ていた少年も、みんな死んでしまって、ついでに、検死官が、今乗っているボートも、今や沈み始めているというラストを迎えます。 「なんなの、これ???」 原題をみると「Drowing by Numbers」ですから、邦題でいじっているわけではありません。監督の何らかの表現意図が込められているのでしょうが、ボクにはすっきりしませんでした。 三人の同じ名前の女性、100までの星の数、 数について暗示的ではあるのですが・・・??? いやはや、ピーター・グリーナウェイ、けったいな監督ですが、あと1本です。 はい、もちろん、見ますよ(笑) ボクも、ヒマなんですねえ(笑) 監督・脚本 ピーター・グリーナウェイ 撮影 サッシャ・ビエルニ 美術 ベン・バン・オズ ヤン・ロールフス 編集 ジョン・ウィルソン 音楽 マイケル・ナイマン キャスト ジョーン・プロウライト(母シシー・コルピッツ) ブライアン・プリングル(夫ジェイク) ジュリエット・スティーブンソン(娘シシー・コルピッツ) トレヴァー・クーパー(娘の夫ハーディ) ジョエリー・リチャードソン(姪シシー・コルピッツ) デイヴィッド・モリッセー(姪の恋人ベラミー) バーナード・ヒル(検死官マジェット) 1988年・118分・イギリス 原題「Drowing by Numbers」 日本初公開 1989年 2024・04・04・no055・元町映画館no239 追記 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.23 12:08:43
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