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カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
ピーター・グリーナウェイ「ZOO」元町映画館 「ピーター・グリーナウェイ レトロスペクティヴ 美を患った魔術師」のゴール、4本目は、企画チラシのメインを飾っている「ZOO」でした。
映画館に到着すると、お久しぶりのカウンター嬢でした。 「グリーナウェイ、今日で最後、4本目やで。」と、まあ、なんだか意味ありげな笑いです。 「えっ?どういうこと?」 とか、なんとか、フト、???だったのですが、無事、見終えました(笑)。 ピーター・グリーナウェイ監督、「魔術師」とか「唯一無二のセンス」とか、まあ、大変なのですが、ボクが鈍いんでしょうね、さほど、ギョッとするわけでも、目を瞠るわけでもなく、それでも、 なんかひっかるよな? という感じは持続し続けて、4本見終えました。 なんなんですかね、この人?結局、そこのところにとどまったままでしたね。カウンター嬢に脅されましたが、事件は起きませんでした(笑)。 1本目以来の懸案事項だった、裸体ですが今回も、あちらこちらに出てきましたね。でもね、慣れちゃうとインパクトがありませんね。だから、忘れちゃうんですよね。 で、お話ですが、主人公の動物学者の双子、チラシの中央で裸で座っている二人ですが、彼らが働いているのが「ZOO」ですから動物園ですね、まあ、そこが舞台といえばいえるのお話でした。 で、今回のテーマは、まあ、勝手にそう思っただけですが、「死体」と「腐乱」でした。生き物の死から消滅までの変化の様子が、高速度フィルムというのでしょうか、具体的に映し出されていて、それが目に見えるように映像化しているのですが、グロテスクというより、フーンという感じで、映し出される死骸が、だんだん大きな動物になっていくのを眺めながら、 「これって、結局、人間に行きつくのかな?」 そう、思っていると、やっぱり、人間にたどりついて、 「で、何がいいたいの?」 が、残りましたね。 シーンがあるだけでコンテクストがないということなのですが、映画全体としては、シーンに何かあるのですよね。だって、意味不明な裸体に朽ちていく死骸なのですよ。そこにはこの映画作家の創作意図なのか、芸術的感受性の発露なのか、 たしかなにかにある! のかもしれませんが、ボクにはピーンと響いてこないのですね。これを、極度に好む人も、嫌がる人も、きっといるんだろうな、とか何とかは思うのですが、ボク自身の実感はポカーンでしたね。好きとか嫌いとか判断しようがないというか。 なんか見えるんじゃないか、なんか気づくんじゃないか まあ、そんなふうな自分に対する期待もあって、4本見て、 結局、ポカーン???(笑) では芸のないことおびただしいのですが、美術でもそうですよね、話題になっているからというので見るのですが、なにも浮かんでこないってあると思うのです。 まあ、そうはいっても、この人の作品、見たことのないのが出てきたら見るでしょうね(笑) そういう興味深さは、やっぱり、感じるのですが、その正体がつかめない、4日続けての元町映画館通いでした(笑)。 監督・脚本 ピーター・グリーナウェイ 撮影 サッシャ・ビエルニ 音楽 マイケル・ナイマン キャスト アンドレア・フェレオル(アルバ) ブライアン・ディーコン(オズワルド) エリック・ディーコン(オリヴァー) フランシス・バーバー(ミロのヴィーナス) ジョス・アックランド(ヴァン・ホイテン) ジェラール・トーレン(医師) 1985年・116分・イギリス 原題「A Zed & Two Noughts」 2024・04・05・no056・元町映画館no240 追記 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.26 22:56:48
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