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カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
リッカルド・ミラーニ「幸せのイタリアーノ」元町映画館 予告編を見ていて、見ることに決めていました。こういう、見るからにおバカ系、且つ、
「ボクらイタリアやケンね!」的、「それでいいのか!」的、コメディ 好きです。 見たのはリッカルド・ミラーニ監督の「幸せのイタリアーノ」です。 邦題は 「はぁー???」 ですが、まあ、原題は「Corro da te」で、訳せば「君に向かって走る」とかいう感じで、かなり直球勝負なラブ・ストーリーを思わせますが、主人公がスポーツシューズメイカーの社長さんというあたりから「笑い」のほうにシフトしていることは明らかで、存在=セクハラという、いかにもなイタリア男ジャンニ君を、多分、イタリア的セクシー男前のピエルフランチェスコ・ファビーノ君が演じているわけで、要するに、こてこての女たらしの彼が、なぜか、 ずっと走っている映画!でした(笑)。 異性を見れば、 「関係が成り立つか?成り立たないか?」 という観点でしか興味がわかないというタイプの方は、男女を問わずいらしゃるのだろうということは、まあ、経験上からも知っていますが、この映画に出てくる男性が、ほぼ、全員、そういう思考の方というか、そういう開き直り方で描かれていることが、まあ、かえって爽快というか、まあ、勝手にしてくださいというか、しかし、それにしても、こういう発想って、フェミニズムとかの考え方からすれば、 アウト! だと思うんですけどね、という始まりでした。 で、お相手が、まあ、これまた、見るからに「チョー美人!」で、かつ、車椅子生活を余儀なくされている身体障碍者なのですね。その女性相手に、自らも障碍者のふりをするという、これまた アウト! な発想で、今年の悪質映画ワースト10とかにラインアップするしかないだろうという展開なのでしたが、ボクの結論は、 セーフ!(笑)でしたね(笑)。 まあ、 なんで、セーフなのか? を語り始めると、ボク自身が、 「美人の後ろ姿には見とれる」 健常で反ボケで、あつかましい老人男性であったりすることの「差別性」に無自覚なことが暴露されそうですが、要するに映画が描いている「人と人の出会い」が、 アウトの可能性を、何とか乗り越えようとしている素直さ! に笑えたからですね。 明るく、こういう映画を作って、みんなで笑えるイタリアって、いい所ですね。まあ、そういう感想でしたね。 チョー美人のキアラを演じたミリアム・レオーネさん、イタリアのくそ男ジャンニを演じたピエルフランチェスコ・ファビーノくんに拍手!でした。 それから、際どいシチュエーションを笑える話につくりあげたリッカルド・ミラーニ監督に拍手! いやープロですね(笑)。監督・脚本 リッカルド・ミラーニ オリジナル脚本 フランク・デュボスク 脚本 フリオ・アンドレオッティ ジュリア・カレンダ 撮影 サベリオ・グアルナ 衣装 アルベルト・モレッティ 編集 パトリツィア・チェレザーニ フランチェスコ・レンダ 音楽 ピエルニコラ・ディ・ムーロ キャスト ピエルフランチェスコ・ファビーノ(ジャンニ) ミリアム・レオーネ(キアラ) ピエトロ・セルモンティ(医師) バネッサ・スカレーラ(ルチア―ナ) ピラール・フォリアティ(アレッシア) アンドレア・ペンナッキ カルロ・デ・ルッジエーリ ジュリオ・バーセ ピエラ・デッリ・エスポスティ(祖母) ミケーレ・プラチド(ジャンニの父) 2022年・113分・G・イタリア 原題「Corro da te」 2024・08・15・no105・元町映画館no255 追記 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.22 03:10:45
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