1660811 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ゴジラ老人シマクマ君の日々

ゴジラ老人シマクマ君の日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

シマクマ君

シマクマ君

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(2)

読書案内「日本語・教育」

(21)

週刊マンガ便「コミック」

(84)

演劇「ナショナルシアターライブ」でお昼寝

(35)

徘徊日記「日帰りでお出かけ」

(62)

演劇「劇場」でお昼寝

(2)

映画「元町映画館」でお昼寝

(91)

映画「ちょっと遠くの映画館」でお昼寝

(22)

映画「シネリーブル神戸」でお昼寝

(92)

読書案内「映画館で出会った本」

(18)

読書案内「翻訳小説・詩・他」

(52)

読書案内「漱石・鴎外・露伴・龍之介・百閒・その他」

(22)

徘徊日記「垂水・舞子・明石」あたり

(52)

読書案内 「医者や科学者の仕事、まあ科学一般」

(26)

読書案内「現代の作家」

(97)

徘徊日記「お泊りでお出かけ」

(63)

徘徊日記「神戸・元町・三宮」あたり

(85)

読書案内「絵本・児童文学」=チビラ君たちへ

(48)

読書案内「社会・歴史・哲学・思想」

(75)

読書案内 「芸術:音楽・美術・写真・装幀 他」

(30)

読書案内「近・現代詩歌」

(54)

徘徊「港めぐり」

(4)

バカ猫 百態

(22)

読書案内「橋本治・加藤典洋・内田樹・高橋源一郎・他」

(18)

読書案内「水俣・沖縄・アフガニスタン 石牟礼道子・渡辺京二・中村哲 他」

(20)

読書案内「鶴見俊輔・黒川創・岡部伊都子・小田実 べ平連・思想の科学あたり」

(15)

映画「OSミント・ハーバーランド」でお昼寝

(3)

映画「こたつシネマ」でお昼寝

(13)

映画「パルシネマ」でお昼寝

(33)

読書案内「昭和の文学」

(25)

読書案内「BookCoverChallenge」2020・05

(16)

読書案内「くいしんぼう」

(9)

映画「Cinema Kobe」でお昼寝

(6)

週刊マンガ便「ちばてつや・ちばあきお」

(9)

週刊マンガ便「石塚真一・浦沢直樹・ハロルド作石」

(34)

週刊マンガ便「鈴ノ木ユウ・野田サトル」

(20)

ベランダだより

(139)

徘徊日記 団地界隈

(110)

徘徊日記 兵庫区・長田区あたり

(26)

徘徊日記 須磨区あたり

(27)

徘徊日記 西区・北区あたり

(10)

徘徊日記 灘区・東灘区あたり

(41)

徘徊日記 美術館・博物館・Etc

(5)

週刊マンガ便「吉田秋生・高野文子・やまだ紫」

(7)

徘徊日記 芦屋・西宮あたり

(11)

読書案内「大江健三郎・司修・井上ひさし・開高健 他」

(14)

読書案内「古井由吉・後藤明生・他 内向の世代あたり」

(3)

読書案内「谷川俊太郎・茨木のり子・大岡信 あたり」

(19)

読書案内「啄木・白秋・晶子 あたり」

(4)

読書案内「丸谷才一・和田誠・池澤夏樹」

(11)

読書案内「吉本隆明・鮎川信夫・黒田三郎・荒地あたり」

(13)

週刊マンガ便 「松本大洋」・「山川直人」

(13)

読書案内「リービ英雄・多和田葉子・カズオイシグロ」国境を越えて

(5)

読書案内「村上春樹・川上未映子」

(13)

映画 パレスチナ・中東の監督

(6)

読書案内「近代詩 賢治・中也・光太郎 あたり」

(7)

映画 韓国の監督

(25)

映画 香港・中国・台湾の監督

(37)

映画 アニメーション

(13)

映画 日本の監督 ア行・カ行・サ行 是枝・黒沢

(51)

映画 日本の監督 タ行・ナ行・ハ行 鄭

(25)

映画 日本の監督 マ行・ヤ行・ラ行・ワ行

(15)

映画 イギリス・アイルランド・アイスランドの監督

(41)

映画 イタリアの監督

(21)

映画 ドイツ・ポーランド他の監督

(19)

映画 ソビエト・ロシアの監督

(11)

映画 アメリカの監督

(93)

震災をめぐって 東北・神戸・原発

(3)

読書案内「旅行・冒険」

(4)

読書案内「本・読書・書評・図書館・古本屋」

(13)

映画 オーストラリア・ニュージーランドの監督

(5)

映画 フランスの監督

(45)

映画 スペイン・ポルトガルの監督

(10)

映画 カナダの監督

(5)

映画 グルジア(ジョージア)の監督

(10)

映画 ウクライナ・リトアニアの監督

(7)

映画 イスラエルの監督

(3)

映画 マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、クロアチア、スロベニアの監督

(5)

映画 オランダ・デンマーク・ベルギーの監督

(10)

映画 フィンランド・スウェーデン・ノルウェイの監督

(6)

映画 トルコ・イラン・カザフスタンあたりの映画監督

(12)

映画 ギリシアの監督

(3)

映画 アルゼンチン・ブラジル・ペルー・チリの監督

(6)

映画 ハンガリー・ルーマニアの監督

(5)

映画 アフリカの監督

(3)

映画 スイス・オーストリアの監督

(3)

読書案内 戯曲 シナリオ 劇作家

(1)

読書案内 ジブリの本とマンガ

(5)

週刊マンガ便「小林まこと」

(9)

読書案内「野口武彦・前田愛・橋川文三・藤井貞和」

(1)

映画 インド・ネパール・ブータン・アフガニスタン・タイ・ベトナム あたりの監督

(5)

週刊マンガ便 キングダム 原泰久・佐藤信介

(15)

読書案内「川上弘美・小川洋子・佐伯一麦」

(9)

読書案内「立花隆・松岡正剛」

(2)

日記/記事の投稿

コメント新着

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2024.10.01
XML
​立花隆「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そして ぼくの大量読書術・驚異の速読術」(文春文庫)​
​​​ まあ、何というか、いかにも「知の巨人」とかの看板で大人気だったころを思い出す題名ですが、立花隆2021年、4月30日、80歳でなくなって3年たちました。​​​
​​​​​ この人のブックレビューと、今年(2024年)の夏8月12日、やっぱり80歳でなくなってしまった松岡正剛千夜千冊には、思えば本当にお世話になりました。​​​​​
​​​​​​​​​​​ で、本書ですが、立花隆週刊文春に連載していた「私の読書日記」1995年11月から2001年2月までの記事がメインです。
 「ぼくはこんな本を読んできた」(文首文庫)の続編ですが「宇宙・人物・書物」という50ページを越える長い「序」で展開されている読書論、書籍論、それから、「『捨てる!技術』を一刀両断する」という、まあ、いわば蔵書論がこの本の読みどころです。​​​​​​​​​​​

​​​ そういえば、「捨てる!技術」(宝島新書)って流行りましたね。結果的には社会はこっちに乗ったのですが、20年前の立花さん、真っ向勝負に出て著者まるごとアホ扱いです。ボクは、以来、立花派です。​​​
​​​​ 本編の「読書日記」は、ご本人もおっしゃっていますが、所謂、私の読んだ本的なレビューではなくて、明らかに、当時の新刊の中から、多分、ビジネスマンに紹介する狙いで、選んで批評・批判している内容ですね。全編で、250冊あまりの本が出てきますが、1年間に50冊なんて、「知の巨人」だったわけですから大した数ではないはずです。​​​​
​ まあ、そういう話はともかく、本書の中から、懐かしいというか、
​​ウン、ソウ、ソウ!​​
という紹介を一つ​
 字を書く人、字を読む人なら、白川靜の三部作「字統」(6602円)「字訓」(6602円)「字通」(21905円)のうち、少なくも「字統」の一冊くらいは座右に置いてほしいと思う。
 漢字の学は、久しく「説文解字」を最大の典拠とし、二千年近くんわたって、ほとんど進歩らしい進歩がなかったが、二十世紀に入って、大量の古代甲骨文、金文の資料が出て、それをもとに漢字の歴史が書きかわりつつある。それを最も包括的にやりとげ、中国の学者も驚倒させたのが「字統」である。同書は、どの一ページを開いても、驚くほど広くて深い知識がこめられており、碩学とはこのような人をいうためにある言葉かと讃嘆せざるをえない。その白川静の著作集全十二巻が平凡社から刊行されることになり、第一回配本として、第六巻「神話と思想」(8000円)が出た。これまた一読驚かざるをえない碩学の書で、月報によると、白川はこの著作集に収録されたような論文を、この五十年間、平均すれば年に十篇も書きつづけてきたのだという。それと同時並行であの三部作を書きあげたのだから、超人といってもまだ足りないような仕事ぶりである。月報氏は、漢字学にノーベル賞があればさしあげたいといっているが、まことにその通りで、文化勲章もさしあげていない日本国は恥じるべきである。
 白川は、文部省の漢字政策を徹底的に批判して、「誤りを正当として生きねばならぬという時代を、私は恥ずべきことだと思う」とまでいっているが、まさかそういう批判が災いしているわけではあるまい。
 「神話と思想」を読むと、真に中国文化を知るためには(儒教の経典、老荘の書ですら真に読み解くためには)、神話の世界まで行かねばならないということがよくわかる。そしてまた、神話の世界がめっぽう面白いのである。
​ 白川静って、ごぞんじですか?​
​​ ボクは、たとえば、この立花隆のような人の勧めに従って辞書を買ったり本を読んだりしましたが、今では、文庫本は古本屋さんで100円の籠に積まれ、脅威的内容の著作集は図書館の棚に、誰にも借りられることなく鎮座しているわけで、まあ、そういう時代になってきているわけです。 ​​
​​​​​ 若い人たちにとっては立花隆​白川静​
​​「知らない!」​​
ですむ人ですよね。
 まあ、ボクが今日まで読んだ本について、1冊でもいいから「案内」しようと考えているのは、そういう、現状に対しての
​​「ちょっとまって!」​​
​ の気持ちからです。別に、文化勲章もノーベル賞のどうでもいいのです。ただ、白川静の漢字学の片りんにも気づかないまま、たとえば、高等学校で漢文とか教えるのは、ちょっと恥ずかしいかもしれませんね。別に、気にすることはありません。ボクと同じ世代にも、そんな人はたくさんいましたからね(笑)。​​​​​
​​​​ まあ、今となっては、立花隆のこの本も、ここで紹介されている山盛りの本も古い本になってしまっているわけですが、なかなか読み応えのある本、見るだけでも唸る本がラインアップされていて、さすが「知の巨人」ですね。
​古くて新しい「ホン」の世界​​
​ いかがですか(笑)?

​​​​


 PVアクセスランキング にほんブログ村


にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ


にほんブログ村 本ブログへ

​​​​​​​​​


ゴジラブログ - にほんブログ村​​




​​​​​​​​​​​​​​​​​ 追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​​​

 

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

​​​​​​​​​​

​​ 
​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.10.01 00:17:30
コメント(0) | コメントを書く
[読書案内「立花隆・松岡正剛」] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X