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今日もレイフ・ファインズシリーズで、今見終わったばかりですから記憶のあるうちに(笑)
これは、エミリー・ブロンテ作の唯一の長編小説で、イギリス文学として大変ポピュラーな作品ですね。 ローレンス・オリビエ主演が一番有名なのですが、日本でも吉田喜重監督が、松田優作・田中裕子主演で平安時代を舞台に映画化しています。 そういえば、学生時代に銀座のみゆき座へ後の007・J・ボンド役ティモシー・ダルトン主演作のを見に行ったこともありました。、 荒涼とした風景の中で、ヒースクリフとキャサリン(ジュリエット・ビノシュ)の命がけの恋。 はかない命と次々訪れる死・・・・ ヒースクリフは自分を裏切った後亡くなったキャサリンの墓のまえでさけびます。 「亡霊になってさまよえ」「私につきまとえ」と。ヒースクリフの復讐は終わりますが、悲しみしか残るものはありません。 20年間さまよい続けたキャサリンの亡霊に出会えたヒースクリフの死でこの物語はやっと終わりを告げます。 哀切をおびた坂本龍一の音楽も効果的、美しく使われています。 一昨日とは全く違った、野性的で狂気をも感じさせるこの役のレイフ・ファインズも悪くありません。 ロイヤル・シェークスピア劇団の舞台で鍛えた声も素敵です。 しかし、私はこれほどまでの激しい愛憎と命がけの恋を描いた作者エミリー・ブロンテの方に興味がいってしまいました!3年ほど前に、スコットランド、イングランドへ旅したのですが、9月だったせいか花が咲き乱れていて、このような閑散とした風景には出会えませんでした。ヒースは見ましたが、丈の低い地味な花です。 外の世界との接触をほとんど待たない、北イングランドの牧師の家で、人生を送ったブロンテ姉妹。結婚もせず、きっと恋愛なんか考えられない質素な一生を送りながら、胸の内に激しく燃えるものをそっと書いたことでしょう。胸が痛みます! ※ヒース・レジャーのヒースもここから来ているそうです。彼自身はオーストラリア人ですが。 お隣の奥様に、スズランのお花を頂きました♪かわいいですね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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