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子供の頃絵本や童話で読んだお話「白雪姫」「シンデレラ」「赤ずきん」などを書いたドイツのグリム兄弟。
そのグリム兄弟を主人公にした映画が「ブラザーズ・グリム」です。 19世紀のドイツの村、ウィル=マット・ディモン、ジェイコブ=ヒース・レジャーの兄弟が遭遇する不思議な事件。 夜さえも暗い深い森の中で子供達が姿を消してしまいます。ふたりが探してみると、朽ち果てた塔の中にはミイラのような姿で魔女が眠っているのです。 12番目の棺に眠る人間が揃ったところで、魔女が生き返り絶世の美女の姿で人間達を操ろうとします。 こうしてストーリーを書くだけで、彼らの書く童話が関係する事が分かると思います。 森で迷子になる子供=赤ずきん、鏡の中では絶世の美女=白雪姫、目覚める時を待つ美女=眠り姫。 魔女との戦いにグリム兄弟が勝って、子供達は親の元へ帰ってくることが出来ました。 「未来世紀ブラジル」ほら吹き男爵の冒険を映画化した「バロン」など、独特の映像美を作り出し続けているテリー・ギリアム監督の作品です。 始まりから映画のラストシーンまで、奔放なイマジネーションでファンタジーの世界を創り上げています。 ただストーリーに盛り上がりがなく、豪華キャストの良さも生かし切れていないので物足りなさもありました。 現在の美女の代名詞とも言えるモニカ・ベルッチは確かに美しい、でもそれだけ。 「スノー・ホワイト」の継母役=シガニー・ウィバーの秘めた哀しみ・孤独、戦いの時の潔さはあっぱれでした。 マット、ヒースも、特にこのスターふたりでもなくても良いほどです。 壮大で濃厚なテリー・ギリアム・ワールドを楽しむ映画ですので、好みの別れるところだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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