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カテゴリ:読書
以前からTVのワイドショーコメンティターで、お顔を拝見していた石田衣良氏の「LAST」を読みました。
直木賞受賞後、第一作とのこと。作者自身が、本の帯に書いています。 崖っぷちの人間をダークにビターに書きました。 ぼくの別な顔に、震えてください。 ここに書かれている7つのラスト、内容は確かにハードでした。暗くて希望がありません。読後は気が重くなってしまう話ばかり。 現実に今の私からは想像も出来ない裏の世界、でも一歩間違えば誰もが無縁ではなくなるかもしれないラストがいくつかあり。 今の日本が抱えている問題、矛盾が書かれているのです。 崖っぷちの先にあるラスト=人生の選択。さあ、どうする?という時の選択。 そこには、その人自身の人間性が出てしまうのですが・・・ 書いている作者の視線が感じられて、少しだけ救いが感じられる話も。 石田氏の作品では、「池袋ウエストゲートパーク」が有名ですね。 好きな長瀬君=マコト、でドラマは何度かみましたが、本はまだです。 「波の上の魔術師」も長瀬君主演でドラマ化されているようです。 次はどちらか読んでみましょう。 あのさわやかな顔とソフトな話し方の中に、毒をもっているのですね。 今度は山形に行って来ました(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.16 09:26:45
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