|
カテゴリ:映画・DVD・VIDEO
映画に検問のあるイラン、イラン映画で子供を主人公とした映画は世界中で愛され私達を魅了しています。
先日のマジッド・マジティ監督作品もその中のひとつであるが、今日の「ぼくは歩いてゆく」も、優れたイラン映画です。 監督・脚本はアボルファズル・ジャリリ、実際に監督が板金工場で働く少年に出会ったことからこの映画が出来たそうです。 麻薬中毒の父親が戸籍を登録しなかったことで学校にも行けず、家計を助けるために働こうとしても断られてしまう。 私達から見ればどうしようもない父親、またどうしてこんな子供達が働かなくてはならないのか? この作品には厳しい現実、そしてその現実の中で生きてゆく=歩いてゆく・・事が描かれています。 少年は次々と仕事を見つけ断られても諦めず、考え、時には嘘も付いて歩いてゆくのです。 少年ファルハード(イランの古い詩の中から、犠牲という意味)の顔が次第に厳しくなっていきますが・・・ ファルハードはこの映画出演の終了後、学校へ通い文字を読み書きできるようになったとか。 映画のラスト、少年院へ送られる途中の少年の笑顔が悲しい。。。 イラン国内では上映禁止となっているそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.26 15:22:23
コメント(0) | コメントを書く
[映画・DVD・VIDEO] カテゴリの最新記事
|