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突然ですが、今日はハンガリー監督イシュトヴァーン・サボーの映画「太陽の雫」を見ました。
「サンシャインの酒」という秘伝の薬草酒で成功したユダヤ人家族の20世紀を生き抜く壮大な物語で、3時間は大変見応えのあるものでした。 ハンガリーという、私達にはあまりなじみのない国の激動の歴史がつづられています。 兄弟の兄イグナツ=レイフ・ファインズは、孤児となってこの家に引き取られたヴァレリー=ジェニファー・エリーと結婚し、2児のの父親になります。 ユダヤ人であることから、名前もゾネンシャイン→ショルシュと換え、成功して判事となり両親には自慢の息子です。 このあたり、レイフは自信にあふれた野心家を余裕で演じているのが感じられます。 皇帝と父エマニエレの死がきっかけとなり終戦(第一次大戦?)を迎え、数年ぶりに帰宅しても、なぜか妻からは離婚を迫られてしまうのです。 イグナツの死後、次男のアダム=レイフ2役目は、フェイシングでオリンピックで金メダルを取るほどの名手となりますが。 フェイシングの将校クラブ入会のためにカトリックに改宗さえしても、時代のファシズムから逃れることは出来ませんでした。 強制収容所内で、ハンガリー人として自分の誇りを最後まで守ったまま死を迎えます。 その最後を見守るしかなかった息子イヴァン=レイフ3役目。 解放され自宅に帰ると、母ヴァレリー=ローズマリー・ハリス、叔父グスタフが生き残っていました。 イヴァンは自分の人生を行きようとしてソビエト、スターリン主義に抵抗してまたもや収容所に入れられてしまいますが。 今度は、秘められた情熱と正義で自分の人生を生きようとします。 日々生き抜くために自分自身の感情を持ち続けて静かに戦う人々。 その壮大なストーリー、3世代の家族をひとりで演じる俳優として選ばれ、見事に期待にこたえた演技をしているレイフ・ファインズ、優れた俳優です!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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