simarisu blog

雨ですね。
こんな日皆さんはどうされているのでしょうか？

今日も映画ネタ、それもイギリスシリーズ。
私、この映画はかなり好きなの。
「フル・モンティ」・・・・スラングで、すっぽんぽんと言う意味です。

ダニー・ボイル監督の「トレイン・スポッティング」で麻薬中毒のスコットランドの若者達を演じて、ユアン・マクレガーと共に一躍メジャーになったロバート・カーライル。
今ではサーの称号ももっているくらい、本場イギリスではスターなのです。

鉄鋼の街として栄えたシェフィールド。
25年後の現在、皆失業し職業安定所に通うだけの毎日。
ガズ＝ロバート・カーライルは養育費も払えず、息子ネイザンの親権も奪われそうな状態。
離婚した元妻には全く相手にされず、息子の前で話す言葉も行動も下品。
その周りの男達も、同じようなダメ男ばかり。
解雇されたことを妻にいえないジェラルド。
ディブは、太った身体に自信がない・・・ストリッパーをすることを奥さんに話して、その愛情で救われる。
「フラッシュダンス」のビデオを見てお勉強です。
職安で並びながらも、「ホット・スタッフ」の曲でステップ。
おじさん達のそれぞれのキャラはご愛敬だが、ストリッパーとしての身体は情けないほど！
深刻な状況でも、一生懸命笑ってしまおう！という内容の映画です。
そして一夜だけの本番、ガズもネイサンの言葉に押されて舞台に立ちます。
踊る男達、それを見る観客、皆楽しそう・嬉しそう。
ラスト、「その帽子はそのままで」の曲に乗りフル・モンティに！
厳しい現実をユーモラスに描いて、ハッピーな気分になれる映画です。