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カテゴリ:日記
昨夜TVで放映していた番組、懐かしさもあって見てしまいました。
私は特にファンでも何でもないのですが、私達の年代から見ると彼はアイドルです。 最近の番組では、キンキキッズと楽しそうに共演して話の分かるカッコイイオジサンのイメージですね。 その彼も今年4月で60歳、サラリーマンだったら定年の年。 31年前にコンサートをした伝説の地・つま恋で、もう一度この夏35000人の観客とともに「おとなの祭り」を開催したもようをドキュメントしたものでした。 冒頭に登場した拓郎、やはり老けたな~と思ってしまいましたが、見ているこちら側も老けているわけでして・・・それにコンサートの観客の顔を見ても。 前回1975年の6万人コンサート、その年まだ私も学生でした。 「ペニーレインでバーボン」という曲がありましたが、その曲に影響され、原宿の「ペニーレイン」にそっと行ってみた思い出があります。(東京へ行ったばかり、他の人達からはきっと浮いていたでしょうね) あの頃、街には新しいファッションがあふれて、若者文化の大きな変化が起きていたのです。 学生運動の波から、反戦を歌ったフォークソングへ。 それもまた形を変え始めていたのです。 そんな時に登場した吉田拓郎、「人間なんて」では生きることへのストレートな感情を歌い上げ、続く「結婚しようよ」「旅の宿」と、曲は売れ続けました。 やはりあの時代の寵児だったのです。 そのオーラは今はなくなってしまいましたが、私達の心の中のノスタルジーだけではないものがその歌声からは感じられました。 ここまで生きてきて色々な人生を送った私達、今も頑張っている人々へのメッセージです。 かぐや姫の3人も、南こうせつ57歳、伊勢正三54歳、山田パンダ61歳とそれぞれ年を重ねていますが、「人生の流れのひとつ」として再結成して参加しています。 平均年齢49歳の35000人の「同窓会」。若者のもつ熱狂や興奮はなくなってしまっても盛り上がろうという気分が伝わってきます。 そう、何でも楽しんだもの勝ち、楽しんでしまった方がよいに決まっていますもの。 ラスト、「今日までそして明日から」を拓郎も観客も一緒に繰り返して歌い続けました。 その後はそれぞれに日常が待っているのです。しかし確かなものは心に残ることでしょう。 私達は今日まで生きてきた、そして明日からも生きていくんだ・・という。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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