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2006.10.25
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カテゴリ:映画・DVD・VIDEO
2日続けてTVネタです(笑)。
雨と風のひどかった昨日の午後に暇で見たこの映画、思わぬ拾いものでした。

主役のふたりはマドンナとルパート・エベネット。
先日コンサートで来日公演をしたばかりのマドンナ。歌い踊るマドンナも良いのですが、この作品のマドンナもなかなか良かったです。
最後の妊娠とチャンスと思っていた恋人に去られた30代の女性アビー=マドンナが、親友で同性愛者の男性ロバート=ルパート・エベネットと酔った勢い一夜を共にし妊娠する。
息子が生まれて、親友関係のまま3人で共同生活を始める。
しかし彼女に新しい恋人が出来てから結婚することになってこの生活は壊れてしまうのです。

手軽なラブコメディとして見始めましたが、主役ふたりの魅力で、思ったよりも良くできた作品でした。
マドンナのこのどちらかというと自己中なこの役柄をとても無理なく演技しています。
まだ綺麗でしたし、なによりカッコイイのです。
この前の出演作「エビータ」では渾身の演技でエビータ役を演じたようですが、こういう普通の役の方が良いように思いました。

ルパート・エベネット、80年代のイギリス美青年映画には欠かせない存在だったこの方。
自らカミングアウトをしてからは、同性愛者の役が多いですし、また自然に演じています。
子供への愛情(自分の子供ではないとわかった後も)は切なくなるほどです。
映画に登場するこういったキャラは、類型的になりがちで、自然な感情表現が出来ていないと笑ってしまうだけになってしまうものですが。
実生活でも仲の良いふたりが、楽しそうに演じています。

子供の成長につれてお互いに様々な苦悩や感情の変化が発生し、父親としてもパートナーとしての生活も、次第に思うようになくなっていくという問題が出てきます。
裁判に負けてしまうロバートが、映画のラストには子供と逢うことが出来る。
アビーと3人のシーンは爽やかです。

70年代に「真夜中のカーボーイ」「日曜日は別れの時」と同性愛者を描いて、その名を知らしめたジョン・シュレシンジャー監督の、これが最後の作品となってしまいました。
それでもただのマドンナのアイドル映画ではない作品となったことは、理解できました。









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Last updated  2006.10.25 13:15:03
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