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レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に仕組まれた秘密をハーヴァード大学教授が次々に解き明かしていくミステリー「ダ・ヴィンチ・コード」。
原作は全世界で4900万部を超える驚異の大ベストセラーとなったダン・ブラウン原作の同名小説です。 パリ・ルーブル美術館で殺された館長の意図的な死体の構図と残された不可解な暗号。 容疑者として現場に連れてこられた大学教授ラングドン=トム・ハンクスは、館長の孫娘ソフィー=オドレイ・トドゥに助けられ共に逃げ出す。 それはダヴィンチ コードを解読していく旅の始まりであった。 フランス司法警察のファーシェ=ジャン・レノに追跡されながら、暗号の謎を解き始めたふたり。 そこへティーピング=イアン・マッケランも加わり、後にはすっかり殺人者となってしまったシラス=ポール・ベタニーが続いてくるのです。 映画の冒頭から原作の展開通りにストーリーは進んでいきます。 舞台となる背景もパリからロンドンへと。 原作のハードカバー2冊分のお話を、2時間強に上手くまとめてあります。 ルーブル美術館内の重厚な映像、主人公ふたりと共に疾走しているように感じる夜のパリ市内。 撮影は素晴らしい、背景も文句なしのロケーションです。 ロンドンへ移ってからも、ウエストミンスター寺院、テムズ川上空からの眺めなど、私も以前訪れたときのパリとイングランドの風景が蘇りました。 そのわりに感動がないのはなぜでしょうか・・・ めまぐるしく変わる背景と、その間の謎解きの数々。 原作を読んでいてさえ、そうだったと思う間にストーリーが先に進んでいってしまうのです。 あまりに忙しすぎなのかも。 ロン・ハワード監督、2000年の歴史も含めて全てを上手くまとめているのですが、観客の思考の方がついていけないことが原因なのかもしれません(それって私だけなのでしょうか) 神であるはずのキリストに子供がいた、その子孫が今も生きている=ソフィーがキリストの子孫であった。 「アメリ」の時は光っていたオドレイ・トドゥがここでは平凡に見えてしまうことも、観客が最後、納得できずに終わりを迎えてしまう。。。。 他のキャスト達は、監督自身が世界中から集めて原作のイメージを大切にしたと話しているように適役であると思いました。 特に哀れなシラス役=ポール・ベタニー。 ジェニファー・コネリーと結婚後はすっかり大作ばかり、若いのにかかわらず存在感のある俳優になりました。 この小説の発売の時、世界中のキリスト教団体から様々な声が上がりました。 この中にも登場するバチカンでは、法王側近が信者に冷静な判断を呼びかけました。 そのローマ(バチカンは独立国なのですが、ローマ市内にあるのです。)ではこの映画、過去最高の大ヒットだったそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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