「楽園のカンヴァス」原田マハ著　読みました

2013年06月07日

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カテゴリ：読書

去年の話ですが
９月１２日のＮＨＫラジオ深夜便の「明日への言葉」で
「楽園のカンヴァス」の作家　原田マハさんの対談を興味深く聞きました

そして「楽園のカンヴァス」原田マハ著のこの本を
図書館から借りてきて興味良く読みました

ルソーの大作「夢」が物語の中心となる本です

内容紹介
大富豪の屋敷に掛かる一枚の絵
その真贋判定を迫られた若き二人の研究者
期限は七日間--絵画の「本当の価値」に迫る傑作アートサスペンス
「美術史」と「ミステリー」の見事な融合

アンリ・ルソーの「夢」

大地を覆い尽くす木々の緑
そのはざまに落ちていく真っ赤な太陽
世界は静寂に包まれ、遠くで名も知らぬ獣の声がきこえている～～
ヤドヴィガはルソーと二人きり
いつしか密林の中
密林というよりも楽園と呼んだ方が良かったかも～～
その場所にはいかなる不安も苦しみもない貧しさもない
溢れかえる緑と咲き乱れる花々
頭上をかすめて飛び交う極採食の鳥、蝶々の羽。ミツバチの羽音
どこからとも聞こえてきては消え失せる獣たちの雄叫び
こんもりと繁る枝のすきまを縫ってこぼれ落ちる天上の光
そこはまさしく楽園でした
本文から引用

ルソーの絵画は、不思議な絵

上手なのか下手なのか一度見たら忘れられない

私は、美術鑑賞が好きですが

というより、話題性のある絵画の展示が開催されている美術館で
鑑賞するのが好きなんです

見なくては遅れをとると思ってしまうのでしょうか？

確かに心に響く絵画の鑑賞は

「アートを理解するということは、
この世界を理解するということ
アートを愛するということは、
この世界を愛するということ」
本文からの引用
とこの本では云っています

この文を読んだとき、初めて絵画を見る意味を
知ったような気持ちを持ちました

そして、この本によって、名画の向きあい方が変わりました

じっくりと一枚の絵を鑑賞する

けれど、大規模な展覧会場は集客が多くて、じっくりと鑑賞出来ないのが難

静かな環境で正しく鑑賞したいです

6月2日夜、ＮＨＫ日曜美術館　再放送で、原田マハが挑む
「貴婦人と一角獣展」が紹介されていました

今、ヨーロッパ中世美術の最高傑作「貴婦人と一角獣展」が
東京・六本木の国立新美術館で開催中なんです

アートに造詣の深い原田マハさんは「貴婦人と一角獣」をテーマに
小説を構想中とか

是非、展覧会へは行ってみたいと思っています

そして、「貴婦人と一角獣」の謎めいた中世の美を
テーマにした小説が出来上がりましたら
是非、読んでみたいと思います

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最終更新日 2013年06月07日 10時01分04秒
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