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カテゴリ:読書
盲人図書館の秋の「読書会」がありました 課題の本は、児童文学の「海の島―ステフィとネッリの物語」 (アニカ・トール著) 「海の島―ステフィとネッリの物語」の内容は 第2次世界大戦初期 ナチス・ドイツの支配が強まるオーストリア ユダヤ人への弾圧から逃れ、生きるために、スウェーデンへやってきた 500人の幼い子どもたち そんな中に、ふたりの姉妹がいた 華やかな街ウィーンの両親の元を離れ、たどり着いたのは西海岸の 寂しい漁師町、慣れない異国の地での生活と人々との交流の1年を描く (「BOOK」データベースより) 第二次大戦中のオーストリアから、スウェーデンの西の端にある島に 疎開してきた二人の姉妹の物語 児童図書を読むのは本当に久しぶりです 本を探しに書店に行ったり、図書館に行ったりしましたが見つけられなかったので 盲人図書館の担当者の方に相談したら 視覚障害を持つひとが利用している「録音図書」で良ければ 貸し出しますということでした カセットテープ図書を借りることにしました カセットテープ裏表90分 一冊分は5巻 2011年3月でカセットテープによる貸し出しは終了していますので、 現在は、CD図書、デイジー図書となりました 私は点訳者でしたので、活字の本を読んでいた者には 新鮮な体験をしました 点訳者に対して、朗読しその音声を収録する人の事は 音訳者と云います 「録音図書」を借りてみて、音訳者のご苦労が分かりました 本の内容を一定の基準に基づいて、「文字、図、表等をできる限り忠実に」 ということなので、活字の本を点訳する時でも 図の場合は「触図」を作ったりしますが まず初めに、表紙の絵からの音声での説明 原本には多分、最初のページに、スウェーデンの地図がのつているのでしょう この地図の音声化にはビックリしました 東西南北・右上左上と駆使して表現している 慣れていないものには音声だけでは難しい 録音図書で本を読むのは初めてなので一生懸命に聴く 活字図書ならザット地図見て、飛ばして本文に入るのに 慣れて聞くと、ラジオ感覚でながら動作が出来る 「録音図書」も、歳を重ねて老眼鏡を必要とする人にでも利用価値が あるようです 結局、風邪を引いてしまい読書会は欠席をしましたが、 寝ながらカセットテープで読書しました 4部作の第1作でしたが、機会があったら第2作以降を読んでみたいと 思います 録音図書とは 音訳者が視覚障害を持つ利用者への情報提供を目的として製作した 録音物で、一定の基準に基づいて、 「文字、図、表等をできる限り忠実に音声化したもの」である 換言すれば、著作権法第37条第3項に定める「点字図書館 その他の視覚障害者の福祉の増進を目的とする施設で政令で定めるもの」による 「専ら視覚障害者向けの貸出しの用若しくは自動公衆送信(送信可能化を含む)の 用に供するための録音」物である お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年11月27日 06時47分41秒
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