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Nov 13, 2007
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カテゴリ:であい
昨夜の食卓にならんだごちそうたちをより一層おいしくしてくれたお皿たち。
今回はその中のひとつを紹介。


DSC06345.jpg

小谷田潤さんの茶碗。


この茶碗に私は特別な想いがあります。


実はこの茶碗が、私が妻と一緒に雑貨屋をはじめたいと思うようになったきっかけだったと言っても過言ではないモノなんです。

今年の2月の話。

それまでも器や雑貨を見て歩くことは好きだったと思う、でも特別、足を運ぼうとはそれほど思わなかった。
そんなとき、妻から伊豆にあるギャラリーで器が展示されているので見に行きたい!と言われ、たまには一緒に出かけなきゃというような思いで、妻につきあう意味合いで、そのギャラリーに出かけることにしました。


そのギャラリーが、このブログでも何度か紹介したギャラリーnoirさんでした。

そこで展示されていたのが小谷田潤さんの作品。
ギャラリーに展示されていた小谷田さんの作品は、私が好むモノトーンの世界で、でもあたたかみがあって…。


何気なく小谷田さんのプロフィールをみると、私と同い年だということがわかり、何だか親近感をもちました。
そして私たちがギャラリーに訪れた日は最終日ということもあって、小谷田さんご本人もいらっしゃったので、少しだけお話をしてみると、とてもいきいきしてる感じが伝わってきました。

そんな出逢いに私の中で何かが燻り始めたような、電気が走ったような、今までなかったような感情が芽生えました。

同い年なのに、全然生き方が違う。もちろん小谷田さんのことをそんなに知っているわけではないけれど、でも今の自分はこれでいいのか、そんなふうに感じました。
自分は今を楽しんでいない、これからは楽しめるのだろうか、そんなふうに感じました。


その日から、私の中で何かが変わった、そんなふうに思います。
あれだけ出不精だった私が、休みのたびに出かけてみたり、あれだけ人見知りだった私がお店などで店員さんに話しかけてみたり…。
自分でも不思議なぐらい、自分が変わり始めたように思えます。


ギャラリーnoirさんに、小谷田潤さんに、そして小谷田さんの作品に出逢ってなかったら、雑貨屋をはじめたいという夢はなかったかもしれない。
このブログもはじめてなかったかもしれない。
そしてこの1年で出逢った人たちとの繋がりもなかったかもしれない。


そんなふうに考えると、私にとって、私たちにとって、この出逢いがとても大きな意味をもち、そしておおげさかもしれないけど、人生を変えた1日だったように思います。


小谷田さんとnoirさんに感謝です。









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Last updated  Nov 13, 2007 12:15:48 PM
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