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カテゴリ:名画の秘密
サンピエトロ寺院の壁画などを残したラファエロは、ミケランジェロと同時代の画家である。 ミケランジェロはどんな大作でも自分一人で制作したが、ラファエロの場合は下絵は自分で描いたが、制作は弟子たちが完成させた。 「プシュケーの物語」という作品は、ローマのファルネジーナ館の天井画だが、ラファエロの作品としては優美さに欠けると言われている。 その作品が制作されていた頃、ラファエロは恋愛に夢中で作品どころではなかった。 彼が好んでモデルにしていたマルゲリータは、パン屋の娘で彼の愛人だった。 しかし、彼の愛人はマルゲリータだけではなかった。 彼は生涯独身だったが、次々に恋人を作り、その都度仕事をないがしろにしていた。 ヴァザーリというラファエロの信奉者で画家・文筆家あの記録によれば、ラファエロが女性に夢中で仕事場に寄り付かなかったので、その女性を仕事場に住まわせて、無理に仕事をさせたという。 彼は若くしてルネサンスを代表する画家となったが、面私生活はだらしなかった。 37歳という若さでこの世を去ったが、女遊びが死因だったとも言われている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.25 08:12:05
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