[今日のＣＤ]の記事一覧 | sinのプログレ試聴室

MEKANO/MIRIODOR

'01年発表の5枚目。カナダのジャズ・ロック・グループである。ジャズ・ロックといってもかなりアバンギャルドで、いわゆるヘンリー・カウを起源とするRIO（ROCK IN OPPOSITION）系のサウンドである。しかし小難しい感じはなく、聴きやすい内容である。ジャケットのセンスは良いのか？悪いのか？

2007/02/20

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Pictures Of A City - Live in New York/21st Century Schizoid Band

'06年発表の4枚目。'04/4/27の演奏のライブ盤である。メンバーはIan McDonald、Peter Giles、Ian Wallace、Mel Collins、Jakko M. Jakszyk曲はクリムゾンの1～3枚目からが殆どで、アンコールで「Red」から「Starless」を演奏している。Ian McDonaldが主導権を握っているのか、サックス、フルートのパートが多く、ジャズっぽさが増した「大人のクリムゾン」といった雰囲気である。しかし何となく「昔の名前で出ています」感が拭えない。

2007/02/16

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Chronometers/THE MUFFINS

'92年発表の4枚目。アメリカのジャズ･ロック・バンドである。デビュー前の'75～'76年の音源らしい。カンタベリー・サウンドに通じる変拍子を多用した曲が多い。タイトル曲が22分を超える大作である。当時は商業的に注目されなかったが、彼らやRascal Reportersなど、カンタベリー・シーンの影響を受けた良いバンドがアメリカにもあったのかと思うと嬉しくなる。

2007/02/15

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Thrive/Gongzilla

'96年発表の2枚目。前作に見られたPierre Moerlen's Gongの後継バンド的なサウンドは影を潜めている。David Tornも参加し、セッション的な雰囲気の演奏である。'00年代クリムゾン的な感じがする。

2007/02/14

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3 ORIGINALS/FLAIRCK

'78年の1枚目、'80年の2枚目、ライブ盤をはさんだ'81年の4枚目の3in2CD。オランダのアコースティック・グループである。バロック以前の古楽とトラッドが混ざり合ったバンドである。たまにジャズ風やカントリー風の曲もあるが余興的である。'95年にVisser兄妹以外のメンバーが交代してしまい、以降はクラシック寄りの人たちからの注目度が高いようである。

2007/02/13

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Live/HAPPY THE MAN

'97年発表の5枚目。CAMELに参加したキーボードのキット・ワトキンスがいた事で知られるグループ。タイトルどおりライブ盤であるが、拍手や音の感じからすると、大きなホールなどではなく、こじんまりしたクラブのような所で録音されたようである。録音自体は'78年のものらしい。やはりCAMEL経由で彼らを知ってしまうと、キット・ワトキンスの特徴的なシンセに魅力を感じてしまう。それに止まらない魅力のある内容ではあるが。

2007/02/08

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... tot licht!/DISCUS

'03年発表の2枚目。インドネシア期待の星、前作から4年振りの2枚目である。前作もバラエティに富んだ曲調だったが、本作ではケチャ、ガムラン、ジャズ、ポップス、ヘビメタ等の要素が織り込まれ、それが無理なく展開されている。演奏も確かなもので、全体として非常にレベルの高い作品に仕上がっている。

2007/02/07

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The Colours Of Chloe/Eberhard Weber

'73年の（多分）1枚目。ドイツのベーシストの作品。レーベルはECMでジャズの作品である。ジャズらしい部分はオーソドックスであるが、半分近くはミニマル・ミュージックに影響されたと思われる内容である。しかし難解さや独りよがりなところは無く、非常に美しくかつ進歩的な作品に仕上がっている。ECMの作品らしいアルバムである。

2007/02/06

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Return/LITTLE TRAGEDIES

'05年発表の4枚目。ロシアのシンフォ・グループである。クラシカルな部分は19世紀ロシアの作品を彷彿とさせる重厚なものである。ロックな部分はキース・エマーソンを思わせるキーボードが聴き所。ただしシンセがポリフォニックなので、「Works Volume 1」以降のイメージである。ロシアのバンドは初めて聴いたが、実に'70年台的プログレらしさに溢れた作品である。

2007/02/05

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フォール・オブ・ハイペリオン/ロバート・ジョン・ゴドフリー

'74年発表の唯一作。昨日レビューしたエニドのリーダーのグループ結成前のソロ・アルバムである。こちらは全編にボーカルが入っている。バックはエニド同様のクラシカルなサウンドである。彼はバークレー・ジェームス・ハーベストのアレンジャー、オーケストラ・コンダクターを務めた人で、元々はクラシックのピアニストを目指していたそうである。そういう経歴からすれば、自分のやりたいことを素直に表現できているアルバムである。

2007/02/02

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タッチ・ミー/エニド

'79年発表の3枚目。オール・インストゥルメントのシンフォ・フログレである。曲の完成度、演奏力共に高いバンドである。しかしここまでクラシカルだど、「プログレッシブ・ロック」の「プログレッシブ」たるところ、「ロック」たるところは何かと問いたくなる。もっともジャンル分けは周りが勝手にしていることであるが。

2007/01/31

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ナイン・パーツ・トゥ・ザ・ウィンド/ストレンジ・デイズ

'75年発表の唯一作。イングランドと並んで幻の1枚的な人気のあるアルバム。この度初CD化された。サウンドは伝統的なブリティッシュ・シンフォ・サウンドである。しかし明るめの曲はプログレというより、スパークスやセイラーに近いセンスを感じる。雑誌の「ストレンジ・デイズ」はこのグループから取ったのだろうか？

2007/01/30

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ALCHEMY/HAL & RING

'06年発表の1枚目（と言っていいのだろうか？）新月の前身バンドHALと新月のライブ・サポート・キーボード奏者が在籍していたHALが再編、合体し発表した作品。サウンドは新月のようなシンフォではなく、カンタベリーを感じさせるオルガン・ロックである。ただしユーモラスな感じはなく、わりとヘビーな曲調である。

2007/01/29

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Yeti/AMON DUUL II

'70年発表の2枚目。ドイツのグループ。AMON DUULと言うバンドから分離・独立したのがAMON DUUL IIである。サウンドはハードでサイケデリックで呪術的。しかし小難しかったり、屈折した感じはなく、ストレートと言えばストレートである。

2007/01/26

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Maltid/SAMLA MAMMAS MANNA

'73年発表の2枚目。スウェーデンのグループである。サウンドはジャズ･ロックのようでもあり、トラッドの要素もありと複雑である。ジェントル・ジャイアントがカンタベリー・ジャズ・ロックをアバンギャルドに演奏していると例えたら、かえって判り辛いか。時代は数年ずれるが、イタリアのピッキオ・ダル・ポッツォに通じるものがある。

2007/01/24

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In Blissful Company/Quintessence

'69年発表の1枚目。いかにもインド風なジャケットであるが、サウンドはまだそれ程インド風ではない。シタール等のインド楽器も使っているが、まだ使い方も演奏技術の拙い印象である。インド風サイケデリック・フォークといったところか。

2007/01/23

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L/STEVE HILLAGE

'76年発表の2枚目。1曲目にドノヴァンのHurdy Gurdy Manをカバー。トラッドとエスニックを取り入れたサウンドを、彼独特の浮遊感溢れるギターがサイケデリックに奏でる。カッコ良くて、気持ちの良いアルバムである。

2007/01/22

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ライヴ・イン・ジャパン～聴耳～/イングランド

'06年発表のライブ盤。再結成も驚いたが、来日してしかもライブ盤が発売されるのだから、日本のプログレ・マーケットも大したものである。内容は1枚目をほぼ全曲、2枚目から1曲、未発表が1曲、そして来日会場でのみ配布された限定シングル（といっても24分もあるが）の曲と、短い彼らの歴史が全て詰まっていると言って良いだろう。彼らの1枚目が発表されたのは'77年。音楽シーンはパンクの嵐の真っ只中である。もう少しデビューが早ければ違う運命を辿っていたかもしれない。しかし1枚で消えたからこそ幻のバンドとして、今回の来日が実現したのかもしれない。

2007/01/18

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Thick As A Brick/Jethro Tull

'72年発表の5枚目。A Passion Playと同じく、LPのA、B面にPatr 1、2という構成の大作。新聞を模したジャケット、ストーリ性に溢れた歌詞など、意欲的な作品である。サウンドはトラッドを感じさせる独特のロック・サウンドがクラシカルに展開されるといった感じか。当時の邦題は「ジェラルドの汚れなき世界」。

2007/01/17

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Bedside Manners Are Extra/GREENSLADE

'73年発表の2枚目。前作に比べメロトロンの使用が増え、よりプログレ的な雰囲気が増した。しかし彼らの持ち味であるベースにブルースを感じる、伝統的なロックの香りは失われていない。前作に引き続きロジャー・ディーンによるジャケットが美しい。

2007/01/16

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The Yes Album/YES

'71年発表の3枚目。ギターがSteve Howeに変わっての作品。アルバム全体としての印象は「こわれもの」や「危機」に比べると劣ってしまうが、後のライブでも演奏される曲の入った好アルバムである。Steve Howeのギターを得て、YESのサウンドが確立された作品と言えるだろう。改めて聴くとSteve Howeの活躍に比べ、やはりキーボードが地味に感じる。手堅い仕事はしているのだが、やはり次作でRick Wakemanに交代するのは必然だったのかもしれない。

2007/01/15

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Soleil 12/FORGAS BAND PHENOMENA

'05年発表の3枚目。フランスのカンタベリー系ジャス・ロック・グループのライブ・アルバム。ライブではあるが荒削りな所は無く、観客の拍手が入っていなければスタジオ盤と変わらない。ギター、バイオリン、サックスが順番にリードを取っていくパターンが多い。ジャス・ロックではあるが、硬くなりすぎず親しみやすいサウンドである。ベースはKengo Mochizukiと日本人のようだが、経歴等は調べられなかった。

2007/01/12

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My River Flows/IZZ

'05年発表の4枚目。アメリカのシンフォ・グループである。アメリカらしい素直なサウンドであるが、20分を超える最後の曲は、アメリカのバンドとは思えない、奥深い構成である。YES、GENESISといった'70年代の英国シンフォ系プログレを進化させたような内容である。この一曲だけでも価値のあるアルバムである。

2007/01/11

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Ultimatum/Mosaic

'78年発表の唯一作。フランスのグループで、当時はプライヴェート・プレスのみだったとの事。宣伝文句に「CRIMSON/SOFT MACHINEからの影響を独自に昇華」とあるが、まさにその通りである。しかし基本はカンタベリー系のジャズ・ロックと言える。なかなかの佳作で掘出し物である。

2007/01/10

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GRANDE ESPRITO/SAGRADO CORACAO DA TERRA

'94年発表の4枚目。Marcus Vianaのバイオリンをメインにしたブラジルのシンフォ・グループ。グループ名の意味は「聖なる大地の心」であり、その名のとおり雄大なサウンドである。ヨーロッパのグループとは一味違う暖かさが魅力である。

2007/01/09

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Stati di immaginazione/P.F.M.

'06年発表の最新作。全8曲、全てインストゥルメンタルという意欲作である。メンバーはFranz Di Cioccio、Patrick Djivas、Franco Mussidaの3人で、ゲストとしてLucio Fabbri(vi)、Gianluca Tagliavini(key)の二人がクレジットされている。サウンドは最盛期程ドラマチックではないが、完全にプログレに回帰した内容である。CD/DVDの二枚組でDVDはPAL方式である。DVDはパソコンで視聴できた。

2006/12/29

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Moving Gelatine Plates/Moving Gelatine Plates

'71年発表の1枚目。フランスのカンタベリー系ジャズ・ロック・グループのデビュー・アルバム。時代的にもオランダのSupersisterとの共通点を感じる。早回しのボーカルを挿入したり凝った内容である。少しビートルズ影響も感じる意欲的なサウンドである。

2006/12/28

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1st/DISCUS

'99年発表の1枚目。インドネシアのバンドのデビュー・アルバム。さすがにプログレ先進国、イタリアのレーベルからの発売だけあって、実に良い出来である。アジア的な旋律、ガムラン的なリズムは少しは出てくるが、そこにアイデンティティーを求めずコンエンポラリーなサウンドに仕上がっている。フルート、サックス、バイオリンが入り、比較的ジャズ・ロック寄りのサウンドである。インドネシア恐るべし！

2006/12/27

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Fountains of Light/STARCASTLE

'77年発表の2枚目。アメリカのYES、2枚目もYES振りは健在である。ボーカルの声質、コーラス・ワーク、ギター、ベース、オルガンの音とYESに似ていて、ここまでカラッと明るいサウンドになるとは、さずがアメリカのバンドである。ここまで来るとある意味立派なオリジナリティーである。

2006/12/26

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Mother Focus/Focus

'75年発表の6枚目。13曲の小品が並ぶ作品。内容は今までと打って変わって、フージョン風の軽いサウンドである。当時は散々な評判であった。改めて聴くとそれ程悪い出来ではないのだが、やはりそれまでのFocusの作品と比べると、プログレとしての魅力に欠ける事は否めない。

2006/12/25

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ピンク・フロイドの道/ピンク・フロイド

'71年発表のベスト盤。とは言え「See Emily Play」等シングル盤のみの曲が入っているでの外せない1枚。アルバムは「夜明けの口笛吹き」、「神秘」、「モア」の3枚から選曲されているが、全体の雰囲気は1枚目に見られるサイケデリック色の強いものになっている。

2006/12/22

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ブラック・ムーン/エマーソン・レイク&パーマー

'92年の再結成1枚目。ついにEL&Pも復活！と一応期待はしたが...。全10曲と昨日のYES復活と同じく小品ばかり。やはり「プログレは大作」という古いファンとしては物足りない。来日コンサートはナツメロ大会だったので良しとするか。

2006/12/21

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UNION/YES

'91年発表の再結成1枚目。再結成と書いたが、同窓会的企画アルバムと言った方が正確か。参加メンバーはJon Anderson、Chris Squire、Steve Howe、Tony Levin、Tony Kaye、Rick Wakeman、Alan White、Bill Bruford、Trevor Rabin、Steve HowePeter BanksとPatrick Moratzが参加していれば、ほぼ勢揃いといった感じである。全14曲と小品ばかりで往年の大作のような曲は無く、YES=LP片面1曲と思っているような人には物足りないかもしれない。

2006/12/20

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ザ・コンストラクション・オブ・ライト/キング・クリムゾン

'00年発表のアルバム。ダブル・トリオ編成からBill BrufordとTony Levinが抜けた4人での作品。ダブル・トリオから比べると、やはり音の厚みに欠けてしまう。サウンドは'80年代クリムゾンをヘビー&タイトにした感じ。ProjeKctの成果が出ているのかはよく判らない...。

2006/12/19

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Per Un Amico/P.F.M.

'72年発表の2枚目。ワールド・デビューとなった「幻の映像」の元の作品。唄は当然イタリア語で、アレンジ（ミキシング？）は「幻の映像」よりシンプルというか、力強い感じ。日本のファンは殆ど「幻の映像」を先に聴いて、後から本作を聴いたのではないか。イタリア語の歌詞と相まって、「幻の映像」より素朴に感じるかもしれない。しかしこれはこれで味わいのある作品である。初期のCDに比べ、リマスター盤は圧倒的に音が良い。

2006/12/18

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キャラバン・オブ・ドリームス/リチャード・シンクレア

'92年発表のアルバム。原題の表記は「Richard Sinclair's CARAVAN of DREAMS」。メンバーは他にAndy Ward、Dave Sinclair、Jimmy Hastings等。全編を通し彼の歌声を聴くと、やはりカンタベリーを代表するボーカリストだな～と感じる。Jimmy Hastingsのフルートがハットフィールドを連想させ、また感慨である。

2006/12/15

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まっすぐモグラ/マッチング・モール

'01年発表の未発表音源集。'72年のライブ録音で主に2ndの曲が演奏されている。ライブのせいか2ndよりハードな印象である。若干音が割れ気味（特にキーボード）なのが残念であるが、ブートとは比べ物にならない良い音質である。

2006/12/14

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arriving twice/Gilgamesh

'00年発表の未発表音源集。デモ音源や1st録音時のアウト・テイクからなる作品。しかしそんな事は感じさせない内容、音質である。とかくAlan Gowenばかりが注目されるが、他のメンバーの技量もなかなかのもである。一人が突出することなく、洗練されたバンド・サウンドが展開される。'90年代から盛んなカンタベリーの発掘音源の中でも、屈指の作品である。

2006/12/12

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HATTITUDE/Hatfield & The North

'06年発表の未発表音源集第2弾。BBC放送用音源と'73～'75年のツアーの音源。内容、音質共に前回に続き素晴らしい内容である。ライブらしさはあまり無いが、逆にライブにおいてもスタジオと変わらない緻密でクールな演奏であることに改めて驚かされる。Alan Gowen作の未発表曲｢Extract｣を収録。今回は早々とディスク・ユニオンにも入荷しているようである（ちょっと値が張るが）。イギリスの販売元のサイトはこちら。

2006/12/11

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Incantations/Mike Oldfield

'78年発表の4枚目。前作「OMMADAWN」から3年ぶりのアルバムである。なんとなく彼は「Tubular Bells」「Hergest Ridge」「OMMADAWN」の3枚と、それ以降というイメージがあるのだが。内容はLP2枚組みにタイトル曲のPart One～Fourという構成で、前作までと変わらない。しかし作風は前作までの執拗なまでの多重録音という感じは無く、あっさりした印象である。Part FourのPierre Moerlenによるvibraphoneが美しい。

2006/12/08

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Live at Carnegie Hall/RENAISSANCE

'76年発表の2枚組みライブ･アルバム。「Scheherazade and Other Stories」発表後の絶頂期ステージである。ハズレの無い彼らのライブであるから、出来の悪いはずが無い。ライブならではのアレンジや派手なソロはあまり無いが、ライブらしいスケールの大きなサウンドである。良いオーディオで大きな音で楽しみたいアルバムである。

2006/12/06

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P-U-L-S-E/Pink Floyd

'95年発表の2枚組みライブ・アルバム。「狂気」の完全収録で話題となったアルバムである。アニマルズの豚あたりからライブにおけるビジュアル面が重視されていたので、本作も同時に出た映像版（当時はレーザー・ディスク）を購入し、CDは後から聴いた。CDで聴くと「狂気」の収録された2枚目はともかく、1枚目は映像が無いとちょっと単調に感じる。

2006/12/05

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リーヴ・イット・オープン/ピエール・ムーランズ・ゴング

'81年発表のPierre Moerlen's Gong名義では4枚目。「Downwind」や「Time Is The Key」で見られた迷いが吹っ切れたような作品。これまで以上にBon LozagaとHansford Roweの活躍が感じられる。17分に及ぶタイトル曲は圧巻である。ゲストのCharlie Marianoのサックスはジャズの人らしい演奏である。

2006/12/04

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LIVE/Pierre Moerlen's Gong

'80年発表、Pierre Moerlen's Gong名義では3枚目。ShamalからDownwindの曲とライブならではのドラム・ソロとPierre Moerlen's Gongの魅力が詰まっている。LP1枚では物足りない。未発表の音源は無かったのだろうか。Mike Oldfieldがゲスト参加し、彼ならではの音色とフレーズを披露している。

2006/12/01

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Abbiamo Tutti I Suoi Problemi/PICCHIO DAL POZZO

'80年発表の2枚目。ドラムが交代し、2人のメンバーを追加しての作品。前作のカンタベリー風ジャズ・ロックが、アバンギャルドな方向へ傾いている。ヘンリー・カウ、スラップ・ハッピー的になったと言ったところか。

2006/11/30

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Peliculas/LA MAQUINA DE HACER PAJAROS

'77年発表の2枚目にして最終作。これもアルゼンチンのグループである。シンフォ系だが、ややジャズ/フュージョンの香りがする。ボーカル、コーラスが美しい。

2006/11/29

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PABLO EL ENTERRADOR/PABLO EL ENTERRADOR

'83年発表の1枚目。アルゼンチンのグループである。ダブル・キーボードを中心としたシンフォ系のサウンドである。いわゆる「辺境物」にはあまり手を出さないのだが、これは評判通りの良い内容である。スペイン語がイタリア語に似た響きなので、イタリアのシンフォ系に近いように感じる。

2006/11/28

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CONSPIRACY THEORIES/PHIL MILLER-IN CAHOOTS

'06年発表の新作。IN CAHOOTSの前にPHIL MILLERが付いたのは、ELTON DEAN、PIP PYLEが亡くなったためか。DAVE STEWART、RICHARD SINCLAIR、BARBARA GASKIN等カンタベリー人脈をゲストに迎えての録音である。しかしゲストの個性はあまり全面には出ていない。全体的にジャズっぽさは薄れたものの、相変わらずのIN CAHOOTSサウンドである。

2006/11/27

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