これがSHM-CDだ! ~ロックで聴き比べる体験サンプラー
SHMはSuperHightMaterialの略で、通常のCDとは異なる液晶パネル用ポリカーボネイト樹脂を使用し素材の透明性を高めたものだそうです。このサンプラーには全17曲が収録されており、1枚目がSHM-CD、2枚目が通常のCDと、聴き比べができるようになっています。聴いたことのある曲は何曲かありますが、ここは聴き慣れた「サテンの夜 / ムーディー・ブルース」で比較をしてみたいと思います。ちなみに使用した機器はCDプレイヤー:marantz CD-17('96年頃購入、当時の正価は80,000円。)プリメインアンプ:ONKYO A-925('96年頃購入、当時の正価は69,800円。)スピーカー:YAMAHA NS-10M PRO('92年頃購入、当時の正価はペアで55,000円。)です。さて、聞き比べた印象ですが、SHM-CDの方が若干音の輪郭がはっきりしているような気がします。特に多くの音が重なった時のベースに違いを感じます。う~ん、しかし正直明確な違いは感じられないし、SHM-CDと通常のCDを意識して聴いているので、先入観のような気もします。そこで二重盲検法まではできませんが、とりあえずCDを裏返して、目をつぶり適当にシャッフル!目をつぶったままCDプレーヤーにセットして聴き比べてみました。・・・・分からん。違いがあるような気もしますが、明確には判別できません。4回やって、「こっちがSHM-CDかな?」と思って当たったのが2回・・・。と言うわけで、私の耳とオーディオ機器では、SHM-CDの明らかな優位性は実感できませんでした。