[今日のＣＤ]の記事一覧 | sinのプログレ試聴室

Ege Bamyasi/CAN

'72年発表の4枚目。ポップアート的なジャケットが印象的。サウンドは混沌さとポップさが入り混じった彼ららしさにより一層磨きがかかっている。ダモ鈴木のダウナー系ボーカルも絶好調。

2009/01/09

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Pic_nic@Valdapozzo/PICCHIO DAL POZZO

'04年発表の4枚目。前作は発掘音源盤だったので、新作としては'80年の2枚目以来である。以前の作品よりレコメン、RIO色が強くなったサウンド。とは言え彼ららしいというかカンタベリー的な暖か味は随所に感じられる。

2009/01/08

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The Earｌｙ Days Of GENESIS/GENESIS

'69年発表の1枚目にシングル曲やデモ・バージョンを加えた2枚組み。プログレ・ファンなら知っての通り、”プログレ”のジェネシスは2枚目の「侵入」からであり、この1枚目はそれ以前のビート～アート的な時代らしいサウンドである。しかしながら同時代の他のバンドと比べれば、後の彼ららしい英国的な暗さが感じられる。

2009/01/07

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ONE BY ONE/STOMU YAMASHTA'S EAST WIND

'74年発表のEAST WINDの2枚目。Ｆ１レースの記録映画のサントラとして製作された作品。メンバーはほぼ前作と同様で、サウンドも同傾向であるが、ややフュージョンっぽさが増している。

2009/01/06

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V/SPOCK'S BEARD

'00年発表のスタジオ作5枚目。最近のアメリカのバンドらしい、ハードでスピディーなサウンド。最後の曲は27分の大作であるが、冗長ではないが大作である必然性が薄い。

2009/01/05

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WATERS OF CHANGE/BEGGARS OPERA

'71年発表の2枚目。メロトロンが効果的に使われるブリティッシュ･キーボード･ロック。'71年の作品であるが、雰囲気は'60年代末期のもの。初期ディープ･パープルやプロコル･ハルムに通じるものがある。

2008/12/26

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The Strands of the Future/PULSAR

'76年発表の2枚目。メロトロンやシンセを駆使したスペーシーで叙情的なサウンド。1曲目冒頭は影響か、フランスのセンスか、JEAN MICHEL JARRE的。

2008/12/25

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ANABELAS/BUBU

'78年の唯一作。フルート、サックス、バイオリンの入ったグループ。クリムゾンの影響も感じるが、ザッパ的でもあり、非常に凝った構成の楽曲である。メンバー･クレジットに作曲/アレンジのメンバーがいるだけのことはある。

2008/12/24

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LIVE FROM CALIFORNIA/BOYS CLUB

'98年のカリフォルニアのライブ盤。Keith Emerson(Key)、Marc Bonilla(G)、Glenn Hughes(Vo)にサポート･メンバーを加えた7人編成のバンドによる演奏。EL&Pの曲の他、オリジナルやプロコル･ハルムの「青い影」など、EL&Pとはまた違ったパワフルな感じである。中でも18分を越えるTARKUSは超絶品(byみゆぴかさん）である。このCDは現在Keith Emersonの公式サイトで入手可能である。限定50枚でKeith EmersonとMarc Bonillaのサイン入りが手に入る。（みゆぴかさん情報ありがとうございました。サイン入りゲットできました♪）

2008/12/22

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Rocksession/EMBRYO

'73年発表の5枚目。変態エスノ・ジャズ・ロック。SOFT MACHINE的なジャズ･ロックにエスニック風味を加えたサウンドを、CAN的な混沌さで演奏するバンド。ある意味'70年代ドイツ的なバンドである。同じドイツのKRAANよりは私好み。

2008/12/19

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Dramma Di Un Poeta Ubriaco/PANDORA

'08年発表の1枚目。ギター、ドラムにキーボードが2人の4人組み、ベースはドラムが兼ねる変則的な編成。イタリアらしいサウンドのヘビー・シンフォ。現代的なサウンドの中にもヴィンテージ感が漂う。ベースがイマイチなのと、ダブル・キーボードの意味が希薄なのが残念。

2008/12/18

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MOVIN' ON/CIRCUS

'77年発表の2枚目。ギター、ベース、ドラムに管楽器の4人組という珍しい編成。サックス、フルートが入る事により、初期クリムゾンを感じさせる部分があるが、もう少しジャズ寄りなサウンドである。ドラマーがヴィブラフォンを演奏したり、ギタリストもサックスを吹いたりと、サウンドのバラエティも豊かである。

2008/12/17

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I AM YOUR EGG/GONG

'05年発表。GONGとしたが、表ジャケットのクレジットはDAEVID ALLEN、GILLI SMYTH、ORLANDO ALLENの3人。裏ジャケには3人の他15人の総勢18人のメンバー表記がある。サウンドは'04年の作品と同じ傾向であるが、やや小じんまりというか、サイケ感が薄れた印象である。とは言え、相変わらずぶっ飛んでます。

2008/12/15

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ETNA/ETNA

'75年発表の唯一作。元はFLEAという名前のバンドが改名したもの。イタリアらしいジャズ・ロック。Agostino(Dr)とAntonio(Key、Cl)のMarangolo兄弟は後にGOBLINに参加する。

2008/12/12

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ALAS/ALAS

'76年発表の1枚目。アルゼンチンのジャズ・ロック・キーボード･トリオ。LPではA面1曲、B面1曲の大作にボーナス･トラックで2曲シングルの曲が追加されている。ハモンド、シンセはキース・エマーソンを感じさせる所もある。NICEのジャズっぽい部分をカンタベリー的に発展させたようなサウンド。

2008/12/11

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Highly Committed Media Players/NETWORK

'01年発表の多分6枚目。イギリスのジャズ･ロック・グループ。このアルバムにはLarry Coryell(G)が全曲、Jack Bruce(B、Vo)が1曲が参加している。管がトランペットなので個人的にはブラス・ロックに感じてしまう面があるが、なかなかテクニカルで迫力のあるサウンドである。

2008/12/08

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CRUSADER/SURVIVAL

'08年発表の1枚目。Rick Van Der Linden、Keith Emersonに強く影響を受けたキーボード･プレイヤーとギタリストの2人編成。まさにギターはヘビメタ寄りであるが、全体的には'70年代キーボード・プログレの王道を行くサウンドである。ドラムもキーボード･プレイヤーが演奏しているが、やはりいまいちである。

2008/12/05

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OVEREXPOSURE/ExhiVision

'07年発表の2枚目。和田アキラ(G)（g）、難波弘之(Key)、永井敏己(B)、長谷川浩二(Dr)によるテクニカル･ジャズ･ロック。日本のプログレ、フュージョン界を支えてきたメンバーだけに、実にツボを押さえたサウンドである。テクニックだけに終わらないスリリングな展開がたまらない。

2008/12/04

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FREEDOM IS FRIGHTENING/STOMU YAMASHTA'S EAST WIND

'73年発表のEAST WIND名義としては1枚目。メンバーはStomu Yamashta(Per)、Hisako Yamashta(Vl)、Hugh Hopper(B)、Gary Boyle(G)、Brian Gascoigne(Key)という布陣。ジャズ･ロックではあるが何か東洋的な部分を含んだサウンドになっている。メンバー的、セールス的にはGoシリーズの方が有名だが、メンバーの個性が継ぎ接ぎされたようなGoのサウンドよりは、EAST WINDの方が完成度は高いと思う。

2008/12/03

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Unirytmeja/MANOGURGEIL

'07年発表の1枚目。フィンランドのジャズ・ロック・グループ。カンタベリーの影響、それもCARAVAN～Hatfield & The North系統の影響を強く感じる。特にファズのかかったオルガン・サウンドは初期CARAVANを彷彿とさせる。女性ボーカルも入っているが、コーラス部分は良いが、唄は'80年代ネオアコ・ヘタウマ風でいまひとつ。

2008/12/02

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Canta De Andre/P.F.M.

'08年発表の新作。'79年、'80年に発表したFabrizio De Andreとのライブの曲を彼らだけで演奏したライブ。彼らと言ってもメンバーはFranz Di Cioccio(Dr)、Patrick Djivas(B)、Franco Mussida(G)の3人にゲストとしてLucio Fabbri(Vl) 、サポートの2人。イタリアならではの熱く、情熱的な演奏ではあるが、'79年、'80年の2枚が2枚組みとして再発されたばかりなので、新鮮味には少し欠ける。

2008/12/01

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The Dawn Of Ananda/Annie Haslam

'00年発表のソロ･アルバム。裏ジャケの写真は、品の良いイギリスのオバチャンという感じになってしまったが、アコースティックなサウンドをバックに流れる歌声は、RENAISSANCE時代そのままの透き通るような響きである。プログレ･ファンにとっては、極上の癒しのボーカルである。

2008/11/28

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SOUNDTRACKS/CAN

'70年発表の2枚目。5本の映画のために作られた7曲を収録。ボーカルはマルコム･ムーニーが2曲、新加入のダモ鈴木が4曲。サントラとして作られた曲のためか、ややこじんまりした印象の曲が多い。ダモ鈴木のボーカルも、まだ遠慮気味か。

2008/11/27

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The Complete UK Recordings/10cc

'04年発売の編集盤2枚組。'73年発表の1枚目、'74年発表の2枚目にシングル･バージョンやシングルのみの曲などを加えた物。10ccはプログレとは言い難いが、その卓越した楽曲センスにプログレ･ファンも好きな人は多いのではないか。'60年代ポップスへのオマージュともパロディとも言えるサウンドは、単純そうで奥が深い。このCDで以下の2曲が初CD化されたそうである。Johnny, Don't Do It(Single Mix) The Worst Band In The World(Lyric Two) ジャケットは安っぽくてインチキ臭いが、実に真面目で価値ある編集盤である。

2008/11/26

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BBC Radio 1971-1974/SOFT MACHINE

'03年発表のBBC音源集第2弾。ロバート・ワイアット脱退後、Allan Holdsworth加入の「Bundles」までの演奏。元NUCLEUSのメンバーが主導権を握っていた時期である。Mike RatledgeとKarl Jenkinsのダブル･キーボードの曲がなかなかスリリングである。解散後、色々なライブ音源が出ているが、先週レビューした第1弾とこの第2弾で彼らの歴史をほぼ網羅しており、録音状態もよくお勧めである。

2008/11/25

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BBC Radio 1967-1971/SOFT MACHINE

'03年発表のBBC音源集。デビューから「4TH」まで、彼らのキャリアの前半というか、ちょうどロバート・ワイアット在籍時のBBCのライブ演奏集である。初期のちょっとユーモラスでひねくれたサウンドから、クールでアバンギャルドなジャズ・ロックまでが2枚組みでたっぷり楽しめる。

2008/11/21

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GOLDEN SECTION/ISOTOPE

'08年発表のライブ音源。'74年から'75年の録音。ゲイリー・ボイルのテクニカルなギターを中心に、スピーディーなジャズ・ロックが展開される。フュージョンと言えばフュージョンであるが、緊張感溢れた演奏である。

2008/11/20

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晩餐/フード・ブレイン

'70年発表の唯一作。メンバーは柳田ヒロ(Key)、陳信輝(G)、加部正義(B)、つのだひろ(Dr)の4人。当時のブリティッシュ・ロックのブルージーな部分とプログレな部分が合体した、オール・インスト作品。当時の日本のロックのレベルの高さを示すアルバムである。素晴しいです。

2008/11/19

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It Reminds Me OF MacBethia/SOCIAL TENSION

'00年発表の編集盤。'89年発表の1枚目全曲と'90年発表の2枚目から2曲を合わせた物。キーボード、ベース、ドラムのトリオ編成のシンフォ・バンド。キーボード・トリオの常としてEL&Pと比較してしまうが、EL&Pよりはクラシカルな雰囲気。組曲形式の長い曲も、構成がしっかりしていて良い出来である。ボーカルが素人バンド・レベルなのが残念。

2008/11/17

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OH MOSCOW/LINDSAY COOPER

'91年発表のソロ名義作。HENRY COWにバスーン、オーボエ奏者として2枚目から参加した管楽器奏者のプロジェクト的作品。彼女を含め3人の管楽器奏者とベース、ドラム、キーボード、ボーカルと7人のメンバーによる、アバンギャルドなジャズ・ロック作品。ベースはHUGH HOPPER。

2008/11/14

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ULISSE/P.F.M.

'97年発表の14枚目。前作の「Miss Baker」から10年ぶりのアルバムである。演奏も楽曲も実に自信に満ち溢れた大人のロック・ミュージックである。こう書くと何かお洒落で当たり障りの無いサウンドのように聞えるが、実に彼ららしい、またイタリアらしい熱さを感じさせるサウンドである。復帰したFlavio Premoliのキーボード・プレイが素晴しい。

2008/11/13

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Timewind/Klaus Schulze

'75年発表の5枚目。リヒャルト・ワーグナーに捧げられた作品。'72年の「Irrlicht」から現在のところ最新作の'08年「Farscape」まで、ソロ名義だけで実に48枚のアルバムを発表しているKlaus Schulzeだが、やはり'73年の「Picture Music」、'74年の「Blackdance」、そして本作の3枚が傑作であろう。シンセサイザーが奏でるサウンドは、電子音の冷たさを超え、荘厳で崇高である。

2008/11/12

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East West/RICHARD PINHAS

'80年発表の4枚目。エルドンのリーダーでありギタリストのソロ4枚目のアルバム。暴力的なギター、シーケンサーによるシンセのリズムと基本的にはエルドンのサウンドと変わらない。シンセの使い方がエルドンがタンジェリン的なのに比べると、ボコーダーを使ったり少しクラフトワーク的か。

2008/11/11

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Talk/YES

'94年発表の再結成第2弾。同窓会的再結成から、結局「90125」のメンバーに戻っての作品。しかしながら楽曲は「究極」「トーマト」に近い印象である。彼らの作品の中でも、あまり話題に上らないアルバムであるが、中々の佳作であると思う。

2008/11/10

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The River Flows - Anthology Vol.1/IONA

'02年発表のアンソロジー。1st～3rdのリマスターに未発表曲集の1枚を加えた4枚組み。ケルト風味がスケールの大きなサウンドで奏でられる。ちょっとニュー・エイジ的な感じにも聞こえるが、現代的プログレの代表的なグループと言えるだろう。Vol.1とあるが、Vol.2は今のところ出ていない。

2008/11/07

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Epilog/ANGLAGARD

'94年発表の2枚目。スウェーデンのヘビー・シンフォ・グループ。（ほぼ）オール・インストのサウンドは高度な構成力と演奏力であり、'90年代プログレの名盤のひとつと言える。単なるフォロワーや、様式美に陥るバンドが多い'90年代以降のプログレの中では傑出したバンドである。スタジオ作2枚ライブ1枚で解散したことが惜しまれる。

2008/11/06

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ANDERSON BRUFORD WAKEMAN HOWE/ANDERSON BRUFORD WAKEMAN HOWE

'89年発表の1枚目。バンド名のライセンスを持っていたクリス・スクワイアが不参加のため、メンバーの名前を並べたバンド名になったが、メンバー、楽曲共にYESそのものである。単純にボーカルがジョン・アンダーソンというだけで、もうYES以外のなにものでもないというのが、多くの人の捉えかただと思うが。ベースはトニー・レヴィン。

2008/11/05

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エニウェア/フラワー・トラベリン・バンド

'70年発表の1枚目。最初と最後に短いタイトルを置いて、他4曲はカバー。「ルイジアナ・ブルース」「ブラック・サバス」「朝日のあたる家」「21世紀の狂った男」とブルースからプログレまで、当時のイギリスのブルース・ロックの影響が強いサウンドとして彼らなりのスタイルにしている。「21世紀の狂った男」は前半と最後は比較的原曲に忠実だか、中盤のインプロ部分は、完全にブルース・ロックと化している。日本のロック黎明期の傑作。プロデュースは内田裕也。

2008/11/04

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Kotegarda/GARGANTUA

'07年発表の2枚目。バイオリンがメインのチェンバー/レコメン系バンド。ヨーロッパらしい陰影に満ちたサウンドである。ベースラインやリズムの組み立て方にジェントル・ジャイアントの影響も感じられる。

2008/10/31

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Abbiamo Tutti un Blues da Piangere/PERIGEO

'73年発表の2枚目。ソフト・マシーン的なジャズ・ロック。キーボードはアコースティックとエレクトリックが程よく配置されていて、アルバム全体として動と静のメリハリが効いている。サウンドにはイタリアらしさはあまりないが、イタリア語のボーカルがARTI E MESTIERIを連想させる。

2008/10/30

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GOD･SEX･MONEY/MICHAEL WEST

'92年発表何枚目かは不明。クレジットはMICHAEL WEST(Keyboard)BILL BERENDS(Sequencing)DAREN SHALTIS(Percussion)の3人。派手目のキーボードがメインの、いかにもキーボード・プレイヤーのソロ・アルバムといった感じ。ヘビメタ風バタバタ・ドラムがちょっと･･･。

2008/10/29

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Mythos/Mythos

'71年発表の1枚目。フルートやシータールが入った幻想的なサウンド。サード・イアー・バンドよりは楽器編成がロックらしいので、結果として当時らしいサイケな感じになっている。ジャケットのイラストも時代を感じるサイケなものである。

2008/10/28

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Badrock For Barn I Alla Aldrar/ARCHIMEDES BADKAR

'75年発表の1枚目。スウェーデンのジャズ・ロック・グループ。前半の数曲はサード・イアー・バンド的な雰囲気もあり、一筋縄ではいかない、個性的なサウンドである。後半はカンタベリー風の洗練されたサウンド。

2008/10/27

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Leap Second Neutral/MACHINE AND THE SYNERGETIC NUTS

'05年発表の2枚目。ヘビーなジャズ・ロック・サウンド。'70年代ブリティッシュ・ジャズ・ロックを現代的なクラブ・サウンドに仕立てたと言ったら良いだろうか。カッコいいのだが、メンバー全員が一列に並んで同じ音量で演奏しているようなミキシングはいただけない。結果としてサウンドが平板に聞こえる。

2008/10/24

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Keys To Ascension 2/YES

'97年発表のライブ+新作の2枚組第2弾。第1弾に続き、充実した演奏内容、しかも「Close To The Edge」「And You And I」が収録されており、昔からのファンにはたまらない選曲である。スタジオ作品も18分を超える1曲目はじめ、気合の入った作品が並ぶ。昔に比べるとソロ・パートの輝きは失せているが、全体としてハードでタイトな曲が揃っている。しかしライブ+新作ゆえ、アルバムとしては中途半端な印象。前作ともの、2枚組みライブ盤と、厳選したスタジオ盤1枚と別々にした方が良かったのでは。

2008/10/23

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KRAFTWERK/KRAFTWERK

'70年発表の1枚目。使っている楽器はフルート、バイオリン、キーボード、ドラムなど。それらにエフェクトを通して現代音楽とも実験音楽ともつかぬサウンドが繰り広げられている。難解なのか、未熟なのか図りかねる作品。

2008/10/22

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Tago Mago/CAN

'71年発表の3枚目。LPでは2枚組みの大作。サイケなサウンド、ダモ鈴木による日本語ボーカル、安っぽいようで計算されているような不思議な世界である。10分を超える3つの大作は、ガレージ風サウンドながら現代音楽的な構成が長尺なのに飽きさせない。

2008/10/21

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SECOND ALBUM/CURVED AIR

'71年発表の2枚目。前作のブルースっぽさ、サイケさが薄まり、プログレとしての座りが良くなっている。Francis Monkmanがギターよりキーボードに力を入れているためであろう。10分の超える大作「PIECE OF MIND」のラストのシンセは、グループ名の元になったTerry Riley の作品に通じるように聞こえるのは偶然だろうか。

2008/10/20

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UNREST/HENRY COW

'74年発表の2枚目。サックス、フルートのGeoff Leighが脱退し、バスーン、オーボエのLindsay Cooperが加入。全体の半分以上がインプロビゼーションで占められてるが、決して難解でもなく、過剰な過激さもなく、インプロビゼーションならではの緊張感に包まれた演奏である。Lindsay Cooperの加入により室内楽的な雰囲気が増しているのは、グループの個性としてはかなりプラスに働いたのではないか。

2008/10/17

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ROGUE ELEMENT/SOFT HEAD

'78年発表の唯一作。メンバーはElton Dean(Sax)、Alan Gowen(key)、Hugh Hopper(B)、Dave Sheen(Dr)。メンバー的にも音楽的にもSOFT HEAPとほぼ同じである。同時期、SOFT MACHINEはまだ解散こそしていなかったが、'76年の「Softs」以降スタジオ作は発表しておらず停滞期であった。このSOFT HEADそしてSOFT HEAPの方が「SIX」あたりのSOFT MACHINEサウンドの正統な後継者と言えるだろう。

2008/10/16

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