|
カテゴリ:一つごと続ける
不易流行(ふえきりゅうこう) 蕉風俳諧(しょうふうはいかい)理念の一つ。解釈には諸説ある。一説に、俳諧には不易(永遠に変わらぬ本質的な感動)と流行(ときどき新味を求めて移り変わるもの)とがあるが、不易の中に流行を取り入れていくことが不易の本質であり、また、そのようにして流行が永遠性を獲得したものが不易であるから、不易と流行は同一であると考えるのが俳諧の根幹である、とする考え方。 「不易」は、いつまでも変わらないもの。「流行」は、変化していくもの。 芭蕉が説いたと云はるゝ不易流行の原理は実はあらゆる芸術に通ずるものであらうと思はれる。 諸行無常(しょぎょう-むじょう) この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。人生の無常をいう仏教の根本的な考え。 出典『北本涅槃経ほくほんねはんぎょう』句例諸行無常の人生、諸行無常の悟り用例 『平家物語』はこの時期を、「たけき者もつひにはほろびぬ」と書き、諸行無常を謳うたいあげた。 『平家物語』冒頭部分です 祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらは(わ)す。 おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵に同じ。 口語訳 祇園精舎の鐘の音には、 諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。 沙羅双樹の花の色は、 どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。 世に栄え得意になっている者も、その栄えはずっとは続かず、 春の夜の夢のようである。 勢い盛んではげしい者も、結局は滅び去り、 まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022/09/24 11:31:37 PM
コメント(0) | コメントを書く
[一つごと続ける] カテゴリの最新記事
|