|
カテゴリ:気づき
「教えられるということは危険なこと」と聞かされてどう思われますか。我々は学校教育を始め職場の先輩などからも教えられると言うことが多々ありましたが、それが危険であると感じる事はなかなかありませんでした。そこまで気がつかなかったと言うことになるかと思われます。なんとなれば昔の職人気質と云えば徒弟制度の中においては教えを乞うと言うよりも「見て盗む」と言うことが基本でありました。教えてくれと言っても教えてくれません。聞いてみて知るだけではわかったつもりと言うことが多いのではないでしょうか。自分でこれだと気がついたものだけが自分に身に付くことではないでしょうか。 腑に落ちる、気がつく、やっとこれだとわかる、自分のものになるには、簡単に教えられるだけではなかなか身に付くものではありません。求めて求めてやっとわかったと言うことであれば一生涯忘れないものになります。 とは云ってもこのご時世、早く戦力になってもらわないと企業も困るわけです。海外からの研修生をも受け入れないと労働力不足のジレンマから抜け出せない業界などあります。その研修生すら早く仕事を覚えてもらいわけです。懇切丁寧に仕事のイロハを教えて一日でも早く一人前に育ってもらいたいわけです。それでも「教えられるということは危険なこと」と云えますでしょうか。今は、時代が変わりました。3K業界はずっと働き手が足りないのです。 やがて研修生は決められた年数の2〜3年を終えると祖国に帰って、母国の為に働きます。起業するものも出てきて今では日本に人を送り込んでくる。意識やレベルの高い働き手を送りこんでくる。やがては建設現場などではだんだんロボットが働くようになるのではないかと思う。自動車工場が溶接ロボットや組み立てロボットが活躍するように。農業も現在無人操作で田を耕すようになりつつあります。遅かれ早かれ収穫ロボットも出てくることでしょう。 時代はどんどん変化してゆくわけです。労働現場もロボット化は避けられないことだと思います。ここ数年、レストランの配膳ロボットが見られるようになりました。私が子供のころはとても信じられない光景です。漫画の世界が現実となっているわけです。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ※ 本日、気にとまったことや言葉から。 ■ しまうま出版 1冊からネット製本が頼める ◾️ 林 伸次(はやし・しんじ) 1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷に「bar bossa」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CDライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセイ「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)、『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)、『大人の条件』(産業編集センター)。最新刊は『世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。』(幻冬舎) 十割そば会 郡山本店にて「天ぷらそば」¥850 粉雪が舞い散る寒い日は温かい蕎麦がいいネ❣️ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024/02/25 09:48:15 PM
コメント(0) | コメントを書く
[気づき] カテゴリの最新記事
|