カテゴリ:本・雑誌
先日ご紹介したメルマガ[ビジネス発想源]に紹介されていた、「私の経営哲学」を読みました。
もともと日経夕刊の連載「人間発見」がベースになっており、一流・有名企業の経営者24人が、ご自分の信念や社長になるまでの半生を簡潔に語っています。創業社長だけでなく、2代目、3代目、雇われ社長など様々なタイプのストーリーと経営哲学を知ることができます。 やはり企業のトップたる社長の言葉には重みがあり、お一人お一人、心に残る言葉が多くありました。 中でも、私がとりわけすばらしいと感じたのは、味の素社長の江頭邦雄さん。(現在は会長) 徹底した現場主義、工場や社員研修にもバンバン顔を出し、04年秋に完成した研修センターは自らが校長。 「口角泡をとばしてこちらの思いを伝えなければ。それなくして強い会社になれるはずがない。」そう確信する姿勢に強く共感いたしました。 また、私は、会社の業績を良くしたいのであれば、社員教育は欠かせないものだと考えています(当然なのかもしれませんが、行動が伴わない会社もあるわけで・・・) 社員教育を重要と公言し、実行する社長は尊敬しますし、 どういう研修・教育プログラムを実施しているのか、 そこにどういう意図があり、どういう工夫をされているのか、 そしてどういう効果をあげているのかなどは、 非常に気になり、学ばせていただきたいと心から思います。 株式会社武蔵野の小山社長も新著『「儲かる仕組み」をつくりなさい』で “社員を強制的に勉強させているところは業績が良い。逆に、社員の自発性に任せすぎているところは業績が悪い”とおっしゃっていました。 この武蔵野は2000年の日本経営品質賞を受賞し、また10年にわたって増収・増益を達成し続けている優良企業です。実践し、実行し、結果も出している小山社長のこの言葉にも、また深く共感してしまいました。 もし自分が経営者になったなら、社員教育を充実させ、思いを伝えることを自分のミッションとしたいと思います。 冒頭でご紹介した「私の経営哲学」、他にもイトーヨーカドーの鈴木敏文会長がトーハン出身というお話、キャノンの御手洗社長のアメリカ時代の苦労話、ジュンク堂の工藤社長の創業~神戸の震災を乗り越えてさらなる成長を目指されるお話などが私のツボでした。 おすすめの一冊です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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