カテゴリ:本・雑誌
「将来のビジョンに向かってコツコツと進んでいこう」
ざっくりいうとそんなようなことが、目標達成本によく書いてある。 確かにそうすれば、大きな夢でも達成できる、ということは納得はできる。 でも、そこに、up or out 的なものを感じるのは。 常に頑張り続けなければいけない、歩みを止めたら、残る選択肢はニートのみ・・・? とか思ってしまうのは。 私だけでしょうか。 生真面目な自分だから、そう思ってしまうところもあるのだろうけど、 なんだか、疲れるというか、もっと自由に、決め決めでなく その時の自分の感じる気持ちに素直でありたい。 そう思うときが、特にここ数ヶ月、よくあります。 そんな私に、この「偶キャリ。」はぴったりな本でした。 偶キャリ=偶然からキャリアを作る、なわけですが 「偶然」といっても「行き当たりばったり」とは違い、 アンテナや直感は磨いておくことが大事。 ここは「Good luck」で書かれていた、下ごしらえの大切さに通じるものもあります。 http://item.rakuten.co.jp/book/1683313/ ここで紹介されているのが、スタンフォード大学のクランボルツ教授によって提唱された 新しいキャリア論「planned Happenstance理論」で、 そこでは以下の5つのスキルを磨くようにアドバイスするそう。 ・好奇心(Curiosity) ・粘り強さ(Persistence) ・柔軟性(Flexibility) ・楽観性(Optimism) ・リスクテイク(Risk take) これはあとがきで書かれているのだけど、 筆者の所由紀さんがこの理論を知ったのも、「たまたま」であり、 それを教えてくださったのは、慶應大学教授の高橋俊介さん。 高橋さんは「スローキャリア」などの著作でも有名な方だけど 私もとても好きな人なので、シンクロしててちょっとうれしい。 だからこそ偶キャリという考え方にとても共感できたのかも。 「偶キャリ」的なキャリアを歩んできた10人のお話も、 簡潔かつポイントがよくわかる内容で面白いです。 そしてその10人から感じる、「偶キャリ」に大切なポイントは 直感を重視する 他者実現という価値観 他者に心を開く 楽しむ とりあえず動く 5年、10年後のビジョンを描きそれにむかって生きる人たちの目線は 明日やあさってを見ているけど、 planned Happenstance的な生き方の人は、今日、いまこの瞬間を見ている。 今を楽しく生きることが、とても大事なのでは、 とこの本は締めくくられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本・雑誌] カテゴリの最新記事
|
|