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カテゴリ:里山の生き物たち
おおお チュウか? 先日お隣の飲み会にお呼ばれして、その時に取得したビッグニュース。 下の知り合いの処にチュウに似た黒いオス猫が出没するという。 しかも飼い主の猫に子どもを孕ませた不貞な輩と指弾されていた。 「あの… 赤い首輪はついてる?」 「首輪はないけど首輪がつけていた跡がのこっていたよ」 スワッ! 「今度見かけたらチュウって呼んで 振り返るかどうか教えて!!」 ということで数日後、袋に入れられて連れてこられた黒猫。 年格好、大きさは同じだが目が違う。 首輪の跡というのは痛々しく毛が抜けていて赤く肌が露出している。 チュウの胸には月の輪熊のように三日月の白い模様がついているが、それもない。 何よりもチュウと呼んでも、いつもの「ニャァオ~」と応えてくれない。 せっかく連れて来てくれたのに 「違うみたいだから連れて帰って」とも言えない。 これも何かの思し召しかということで飼うことにした。 ところが部屋に入れても本箱の後ろに隠れて出てこようとしない。 暗がりの中で夜光性の目だけが二つしっかりとこちらを視ている。 リビングだけで他の部屋に行かないようにドアや障子をしめておいた。 猫用のトイレットを置いたが習慣がないのかソファの脇にして臭いのなんの。 あまりの臭さに昼間は窓を開けておくことにした。 ところが三日目のこと、いつものように野良仕事から帰ってくると本箱の後ろに居ない! お隣に見つけたら教えてと頼んでおいたら下に戻ったようだという。 おしっことウンチのニオイを置き土産に、あっけなく数日で里親体験は終わった。 その代わりに新しい闖入シャが舞い込んで来た。
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