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カテゴリ:里山の生き物たち
電柵をもう一つ だがまてよ 今年は何しろイノシシが頻繁にやってくる。 一晩荒らしていくだけでなく三晩も連日やって来て食い散らしていく。 この間に食べごろの枝豆をオジャンにし、実がなった小豆を食い散らし、間引きしようかと思っていた大根が根こそぎやられ、ついでに横の人参を掘り起こし、大葉が広がりそろそろ巻き始める白菜を掘り返した。初夏にやられ再度植え直し葉が大きくなって収穫直前の里芋を根こそぎやられ、蕎麦も蹴散らし、これまでは見向きもしなかったブルーベリーまで3本を掘り返しダメにした。何よりも頭に来たのは稲刈り前の田に入って食い散らし、泥浴びする厚かましさ。 根元から掘り返されたブルーベリー 里山で自然に囲まれてのんびり、ゆったりと自給自足を夢見ていたが5年目にして夢を大きく砕かれた感じがする。 集落の人と顔を合わせると、どの農家も似たような被害を受けていて、年金暮らしの私以上に大変なようだ。 電気柵をしていた所は、7月に草を刈らずにいて放電したために一度だけ入られジャガイモを5分の一をやられたが、その後は被害を受けていない。ならばと田んぼと、家の前の畑にも電柵を設けることにした。 だが考えてみると守るだけでは限界がある。ここは入らないで他所の田畑へ行ってくれというのも自分だけが好ければという感じで気が退ける。 捕らなければ増える一方でエサがなければ田畑の作物に目を向けるのは当然のことだ。聞くところによると猟をする人が高齢化して少なくなり当県での猪は激増しているという。 集落でイノシシ用の大きな箱罠を5台作り、私の所にも1台置いてくれた。ただ資格が必要だという。『簡単だから受けてみろ!』という励ましを受けて、記憶力が日増しに衰える身に鞭打って受けることにした。まぐれでなんとか罠狩猟免許をとることができた。 必要最小限を電気柵で守りつつ、これからは近場だけだが狩猟に打って出て守りから攻めに転じようかと思う。 猪よ、覚悟しておきなさい。でもさ、この辺りには出没しないでほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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