|
カテゴリ:里山の日々
山津見神社の 山御講 集落にある「山の神様」の本社が隣り村にある虎捕山 山津見神社で、今年は11月20~22日に行われた「山御講」でいただいて来たお神礼をお供えして講が行われた。 お札は当番で集落から二人が代表して山御講に受けに行き、それを持ち帰って集落の若衆に渡し、後は若衆が世話役になって取り仕切ってくれる。酒を酌み交わし、雑談をしながら若い人達と村の人が交流をはかり親睦を深める貴重な機会だ。 最後に皆で謡を朗唱する。昔、長老のところに出かていって歌唱法を習ったというベテランたちが先導してくれるが、上げたり下げたり、延ばしたりが難しい。他の行政区ではあまり見られない習慣だというが、大切に守り遺されてきた。 左側にも出店があって賑わっていた この山津見神社は、永承6年(1051年)創立の古社で、この山御講の3日間は大勢の参拝者で賑わい、山上の御本社において、年一度の「御扉開き」がなされ、満月の灯りをたよりに鉄鎖にすがり夜を徹してお山参りに来る方々の御祈祷が執り行われる。 祭りにつきものの出店が参道の両側に開かれ、植木市もあり、何が置いてあるか見るのも楽しみだ。昨年は柚子と補植用のブルベリーの苗木を買った。安いだけでなく品物も良い。何よりも値引きの掛け合いが楽しみだ。 今回は春に植えた葡萄が根切り虫にやられたのでブドウの苗木を購入した。巨峰とキャンベル二本でなんと1500円。しっかりしとして太い。春に植えた苗は果樹専門店で購入したもので、1本で、この2倍の値段だった。 山津見神社は山仕事の守護および農業の守護、産業守護、それと神社の建立された経緯から盗賊除けの力があると信じられている。ご加護で立派に苗が育ち、イノシシにやられることもきっとないだろう。 境内で虎捕太鼓が打たれていた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[里山の日々] カテゴリの最新記事
|