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2011年07月27日
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カテゴリ:里山の日々

小手姫うどん

お隣の伊達市月舘で6月から月に1度ずつ開催されている手打ちうどん教室に参加している。講師は自然食料理研究家で地元の食材を使った郷土料理を開発し、教え続けている 『 よーこばっぱ 』 こと 本田 洋子 さん。参加者は10名ほど。その中に僕を含めて団塊の世代とおぼしき男性が3人混ざって悪戦苦闘している。

食材は、この地で栽培した小麦「きぬあずま」を漂白せずに使っている。500gの「きぬあずま」に食塩水 1カップを三度に分けて加えて混ぜ、こねる。この塩水、ひと月前に作り置いておく(水220~300ccに天然塩20~25g)のがコツだそうだ。

この水加減が初心の身には難しい。『よーこばっぱ』が順繰りに回ってきて指導してくれる。子どもたちにも教えているだけあって 「あなた上手よぉ そうそう それでいいわよ 」 褒め上手だ。

小手姫うどん教室.jpg

生地をボール状にまるめて、ビニール袋に入れて足で踏み、取り出して丸めて又踏むを3度ほど繰り返してビニール袋にいれて30分ほどねかせる。ねかせている間に特別講座が設けられているのも楽しみだ。

初回は、この生地を三分の一ほど使ってピザを焼いた。色とりどりの具やチーズを乗せて焼けたピザを交換しながら頬張る。どの顔も笑みがこぼれている。二回目は野菜やハーブを使ったピクルス作りだ。「よーこばっぱ」が作ってきてくれたピクルスを味う。

ピザ1.JPG  ピザ2.JPG

打ち粉をふった麺台に生地を押しつけながら20cmくらいまで手で広げる。いよいよ麺棒で伸ばす。初心者には、たまに見かける手打ちうどんのデモンストレーションのようにはなかなか上手くいかない。始めに横に筋をつけるように押しつけながら伸ばしていき、次に縦にして、それを繰り返す。大きく広がったところで棒に絡めて丸めていき厚いところは掌で均等にしながら、これまた縦横繰り返して厚さ1.5~2mmほどに伸ばしていく。

伸ばした生地を3~4つに折りたたみ好みの太さに切る。1回目は細かったり、太かったり、途中で切れて短かったり、大きさはまちまちだった。茹でるとホウトウのようだったり、ふかふかだったり、どう見ても手打ちうどんとはほど遠いものも多かったが、かま揚げ仕立てのを水に洗いネギの薬味と麺つゆのだけの素うどんの味は格別で、シコシコ感もあって、それはそれは美味かった。

伸ばして切る.JPG  ゆでる.JPG

洗う.JPG  できあがり.JPG

1回目と違って2回目の教室ではみんな格段の進歩で、ぐーんと手打ちうどんらしくなった。8月は3回目、さてさて、どんな手打ちうどんができるのか今から楽しみだ。1回目よりも2回目と段々仲間との会話も弾み、9月の終了が寂しくなる。終了したら伊達市の祭りでみんなで腕前を披露するらしい。その前に自分の集落の高齢者サロンで味わっていただこうと話している。






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最終更新日  2011年07月27日 09時31分08秒
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