お疲れ様、ミッキー
本日の騎乗を持って、松永幹夫騎手が引退。メインの阪急杯では11番人気のブルーショットガンを劇的な勝利に導き、最終12Rも1番人気フィールドルージュで勝利し通算1,400勝達成。まさに有終の美でした。 僕の記憶に一番残っているのは、やはり昨年の秋の天皇賞。14番人気ヘブンリーロマンスでわずかにゴール前で抜したあの展覧競馬です。勝利したことはもちろんですが、あの馬上での敬礼のシーン。今考えれば、あのような場面が一番似合うのは彼だったかもしれません。また、勝ったJRAのG1はすべて牝馬だったのも「牝馬のミッキー」「牝馬の松永」らしいところですね。 まだ38歳、若すぎる気もするし、実際まだ十分に乗れるのでもったいない気もします。でも、若くして調教師になるのですから、これからどんどんすばらしい競走馬たちをターフに送り込み、僕たちを楽しませてほしいと思います。もちろん、牝馬だけでなく牡馬も育てて。松永幹夫 JRA-G1勝鞍1991年 オークス イソノルーブル1996年 秋華賞 ファビラスラフイン1997年 桜花賞 キョウエイマーチ2000年 桜花賞 チアズグレイス2000年 エリザベス女王杯 ファレノプシス2005年 天皇賞・秋 ヘヴンリーロマンス