自然とともに生き、自然とともに死ぬ

私はカナダで自分のスキーを変えるきっかけとなる人に出会いました。

それが岡田良子さんです。

良子さんは現在の技術選の全身の大会で2年連続優勝など、スキー界で輝かしい成績を収められた方で、現在はカナダでスキーインストラクターをされています。

良子さんとは、たまたまフリースキーをしていたときに、共通の知り合いのインストラクターの方と3人で会い、それから一緒にスキーをさせていただくようになりました。

レッスンでもないのに、技術のこと、日本、カナダスキー界のこと、スキーに対する考えなど、いろいろと教えていただきました。

その中で、私の欠点であり、怪我の原因にもなってしまった、ターン後半での体の外向過多についても指摘され、自分でもますます直さなければならないと、強く思うようになりました。

これまで自分が知っていた練習法以外の練習法も教えていただき、私のスキー技術、スキー観は変わっていきました。


それにしてもスキーは奥が深いです。。。


ところで、驚いたことが、良子さんは私と同じように、大人になってからスキーをはじめ、そして日本のトップに立ったのです。

自分が今からナショナルチームに入るなんて、到底無理だと思ってしまいますから、そんな状況から日本のトップに上り詰めた良子さんの努力とスキーへの愛情は（いい意味で）尋常ではなかったということがうかがい知れます。

そして、日本のトップにいた人なのに、すごく謙虚な方でした。時には私にもアドバイスを求め、そしてそれに対して、「でも・・・」とか「だけど・・・」とかいって自分の意見を重ねるのではなく、「わかった」といってやってみられるんです。

そんな謙虚さ、言い換えると何事も吸収する力が原動力となっていたのかもしれません。


実に1ヶ月以上の間、サンシャインスキー場がクローズするまで、ご一緒させていただいて、本当に楽しかったですし、勉強になりました。

この経験を来シーズンにつなげていけるようがんばって行きます。


「６」まで来てしまったカナダでのスキーシリーズはこれにて終了です。

こんな駄文を読んでいただいた方、ありがとうございました。

これからもスキーのことを熱く語っていきますのでよろしくお願いします。