眠れない・・・
深夜3時過ぎ・・・こんな時間なのにまだ起きてるそれもこれも、今宵は異様に傷が疼く、痒く、痛むこう寝苦しいと一年前を思い出してしまうそう、私の病の一つ「アトピー性皮膚炎」が最も酷かったあの時を――あの時は、鏡を見るのが嫌だった、なにもかも疲れきった覇気の無い自分の顔が嫌だった――望む物はたったの一つ「富?」「名誉?」「女?」「権力?」・・・くだらない、贅沢なもんじゃないさ私が欲しいのは――健康な体、そう。それだけだよ普通の人に当たり前にそれはあり、そして私に無い幾度と無く望み、手にする為に様々な手段をを尽くしただがことごとく失敗に終わった。悲痛な叫びは虚空の果てに消え、そこに残るは傷ついたこころこの病気が無ければどんなに苦しまなくて済んだかたくさんのものを失わずに済んだかそして、学生時代の大切な日々を・・・自分自身を否定し拳を振るった事もあった決して癒えぬ体に泣いた事もあった孤独な自嘲の果てに残るのは病んだこころと体それでも・・・今でも闘い続けてる、いつか病に打ち勝つ事を信じて・・・