ありがとう、そしてさようなら
二日前、うさが尿道結石で手術をしました術後は問題なく二日目の今日、仕事から帰った父がうさが元気が無いので、念のためにと、いつもの病院で見てもらう事にしました私も、心配ないだろうと思って、ついて行かずに自宅でうさの帰りを待ってましたところが、数十分後自宅に電話がきてすぐにきてくれとのこと訳が分からず、病院まで走っていきました病院に着いたら、父が涙をこらえてるのが見えましたとっさに、何が起こったのかがわかりました自分の頬を涙が流れていました信じたく無かった、嘘だと思ったそれでも、部屋の奥に横たわるその姿を見たとき・・・私は病院のトイレに入って、ただ泣き続けていました嘘だと、信じたくないとばかりに、涙が止まりませんでしたしばらくして、母も来て、立会いをそこには、いつものうさではない別のなにかが横たわっていましたまた涙が溢れて、苦しくて、悔しくて、心が、体が、すべてがただ悲しかった父は納得がいかないようで原因がなんだったのか、今調べているらしいですでも、俺にとってはもうどうでもいいんです辛い時も悲しい時も、いつも家族みんなに、やさしさをくれたうさはもう居ないのだからこうして、文を綴っていると、思い出が蘇ってきて涙が、止まりませんまだ、頭が混乱してるけど空っぽのゲージを見てはっきりと分かる事はもう、うさは居ないんだ辛いけど、悲しいけど、涙が止まらないけど ―ありがとう、そして、さようなら