・【新型日産『フェアレディZ』発表】『9……
・【新型日産『フェアレディZ』発表】『911』でも『Mクーペ』でもない、新しいスポーツ 新型『フェアレディZ』の動力性能を取りまとめたのは、第一車両開発部の水野和敏チーフ・ビークル・エンジニア。IMSAやGT選手権、ルマンなどのレース畑を歩んだのち、現行『スカイライン』の車両開発を担当し、今日に至っている。 スカイラインと同じくFMプラットフォームを使うフェアレディZも、「フラットライド・スポーツ」という言葉をキーワードに開発されている。「目線が動かないこと、つまり、しっかりとした姿勢で繊細なコントロールができること。また、4輪がしっかりと接地し、挙動が安定していることをあらわしており、これは市販車でもレーシングカーでも変わることのないコンセプト」である。 そして、「ドライバーに負担を強いることなく、ドライバーの意思に忠実なクルマであること、それがZであり、そのためのフラットライドです」というのが水野チーフの持論だ。 「『911』のように、いつリアが出るかハラハラしながら、『Mクーペ』のように、重い直6の捩じれをなだめながら運転する楽しみを否定はしませんが、それは20世紀のスポーツカーですよね」 「Zは、人間中心のリアルスポーツです。乗る人が主役なんです。クルマのほうがドライバーの感性に反応し、それを現実にする動力性能を持つ、21世紀のスポーツカーです」 身振り手振りを交えながら大声で話す水野チーフだが、その説明はわかりやすい。レースフィールドでのキャリアに基づく実践的な理論が、フェアレディZの開発に活かされていることが伝わってきた。 ・暴走族の追跡が甘いと批判しないで---実はそれ、警察の作戦なのです 鹿児島県警は29日、鹿屋市内で大規模な暴走を繰り広げたとして、暴走族2グループの幹部4人を道路交通法違反(共同危険行為)で逮捕し、暴走に参加したメンバー70人に対しても近く行政処分を科す方針を明らかにした。警察によると、4人は鹿屋市内を拠点に活動する2つの暴走族の幹部で、直接の逮捕容疑は今年6月9日深夜から10日未明に掛けて行なった暴走行為。調べによると4人が指揮する総勢70人あまりのグループは乗用車27台で鹿屋市内を暴走。信号無視や右車線通行、蛇行運転や急転回など、ありとあらゆる違反行為を重ねた疑い。グループの暴走に巻き込まれた一般車が追突事故を起こしそうになるなど、事故を誘発する恐れもあった。警察は「鹿屋で大規模な暴走が行われるらしい」という事前情報をキャッチし、主要な交差点に夜間撮影も可能なビデオカメラを複数台設置。捜査車両による追跡の際にはビデオを設置した交差点に追い込むようにして、暴走に興じるグループの姿を余すことなく撮影した。なお、逮捕された4人は容疑を否認しているという。・首都高800円値上げ計画に国交相が待った! 扇国交相は30日、首都高速道路公団が通行料100円値上げ(普通車)を検討していることに関し「道路4公団について民営化推進委員会が議論している状況では時期尚早だ」と、値上げを認めない考えを明らかにした。この背景には、首都高の値上げで国交省バッシングが強まりかねないとの思いがあると見られる。ただ、事務方は「正式には申請を受けてから検討する」(道路局)と胸の内を明かしていない。 ・BMW最高級モデルをタイで生産、周辺国に輸出するって本当? BMWは、タイ工場で『7シリーズ』を2003年から生産し、インドネシアにも輸出すると発表した。BMWのタイ工場ではこれまで『3シリーズ』を生産している。BMWの最高級車である7シリーズを生産することで、タイ工場の稼働率を高める。タイ工場では、タイ国内向けにだけ生産していたが、7シリーズは初めて輸出する。3シリーズの高級グレードもインドネシアに輸出する計画で、今後もタイ工場で生産した機種を順次、周辺国に輸出する計画だ。タイにはGM、ホンダ、マツダなど多くのメーカーが進出しているが、BMWのように最高級車を生産するのは珍しい。品質に問題は無いのか?将来、日本に輸入される7シリーズもタイ製になる? ・アメリカでホンダが新型『アコード』を正式発表---日本は10月 アメリカン・ホンダモーターは、新型『アコード』を日本に先駆けて米国で発表した。9月9日から米国で発売する。米国での販売台数はシリーズ合計で年間40万台を計画している。今回発表した新型アコードは、北米専用モデルとして開発、高品質、信頼性、環境・安全性能を実現したとしている。ボディタイプは現行モデルと同様にセダンとクーペの2種類で、エンジンは、最高出力160馬力の新開発2.4リットルDOHC・i-VTECエンジンと最高出力240馬力の新開発3.0リットルV型6気筒VTECエンジンの2種類を設定した。両エンジンともにトップレベルの高出力を達成するとともに、クラストップの低燃費とさらなる低エミッション化を達成した。2004年からカリフォルニア州で施行される新排出ガス規制LEV IIで、SULEV(極超低公害車基準)を達成したモデルを、初めて量販モデルに設定した。トランスミッションでは、4気筒モデルに初めて5速オートマチック・トランスミッションを設定した。安全面では、ホンダとして初となる新開発のサイド・カーテンエアバッグを設定した。また、新開発・次世代ホンダナビゲーションシステムをオプション設定、ホンダ初の音声認識機能や7インチワイドの大型ディスプレイとなっている。価格は未定。日本では10月に日本仕様を発表する予定だが、米国の方が販売台数が多いことから、米国モデルが先に発表された。 ・トヨタ、ホンダに続いて日産も燃料電池車投入を前倒しへ!! 投入時期は… 日産自動車のカルロス・ゴーン社長は30日、『フェアレディZ』の発表の記者会見の席上、2005年に投入する予定だった燃料電池自動車を2003年に2年間前倒しする計画を明らかにした。トヨタ自動車は2002年末に燃料電池車を市場投入する方針をすでに発表しており、これに続いてホンダも年内に投入を発表するなど、燃料電池車の開発競争は加速している。日産は2005年までに投入する計画だったが、2年前倒しして2003年に投入する方針を明らかにした。販売はトヨタ、ホンダと同じリース方式で、日本だけで投入する計画。リース販売するのはSUVとなる見込み。最新型は日本市場では販売されていない『エクステラ』をベースとしたものだが、これを持ち込むことになるのか?