乳児がバスケットごと車外放出されて死亡
乳児がバスケットごと車外放出されて死亡 2004年5月19日 18日午後、山形県内の東北中央自動車道で、27歳の男性が運転する乗用車が中央分離帯に激突した。クルマは弾みで横転し、後部座席に乗っていた生後3カ月の男児が車外に放出されて死亡、運転していた27歳の男性を含む3人が軽傷を負った。山形県警・高速隊によると、事故が起きたのは18日の午後2時20分ごろ。天童市蔵増付近の東北中央自動車道下り線・天童インターチェンジIC付近で、4人の乗る乗用車が中央分離帯の縁石に接触。コントロールを失って横転し、屋根部を下にして滑走した。この事故で、後部座席に置かれたバスケットに寝ていた生後3カ月の男児がバスケットごと車外に放出、全身を強く打って事故から3時間後に死亡。また、このクルマを運転していた27歳の男性ら3人も軽傷を負った。軽傷者の中には2歳の女児も含まれているが、死亡した男児と同様、チャイルドシートには座らされておらず、この女児も車外放出されるところだったという。現場は天童ICの合流地点近くの対面通行区間。横転現場の100mほど手前の縁石にタイヤが乗り上げたような跡があり、コントロールを失ったまま70mほど走ったところで横転。以後は割れたガラスの合間から車内に搭載していた荷物を撒き散らして滑走している。警察では何らかの原因で縁石に接触し、慌てて急ハンドルを切ったことが事故につながったとみて、運転していた男性から業務上過失致死傷容疑で事情を聞いている。メールを打っている若い女性は狙いやすい…ひったくり 2004年5月19日 大阪府警は18日、携帯電話で通話したり、メールを打っている若い女性をターゲットにひったくり犯行を重ねていたとして、15歳から21歳のグループ7人を窃盗容疑で逮捕した。被害総額は判明しているだけで200万円を超えており、警察では逮捕した7人を厳しく追及し、事件の全容解明を急ぎたいとしている。大阪府警・街頭犯罪対策室によると、今回逮捕されたのは大阪市都島区内に住む15歳から21歳の7人で、いずれも同じ中学校を卒業したり、在籍する先輩後輩の間柄だという。主導的な役割でグループのリーダーとされるのは、今もその中学校に在籍する現役中学生という。調べによると、この7人は原付バイクに2人乗りをして、街を歩く若い女性をターゲットにひったくりをしていた。ターゲットは厳密に定められており、グループが狙っていたのは「ブランド品のバッグを持ち、携帯電話で通話中か、メールを打っている若い女性」に限られていた。逮捕されたメンバーは、これらをターゲットとした理由として「通話中やメールを打っているときは注意散漫になりやすく、周囲から接近するバイクに気づかれにくい」、「電話を使用中なので、警察に通報するまでタイムラグが生じ、逃走の時間が稼げる」などを掲げているという。携帯電話への依存度が高い世代の実情を考慮したもので、警察も「場当たり的な犯行ではなく、ある種の計画性があったといえる」と判断している。被害総額は判明しているだけで200万円に達しているが、現金は犯行に関わったメンバーで分配。バッグについては一部を換金して現金化していたとみられるが、こうした作業を行う必要もあって、成人しているメンバーを組み入れていたようだ。警察では「余罪は他にもある」とみて、逮捕したメンバーを厳しく追及している。