シートベルト未着用、フロントガラスに激突
シートベルト未着用、フロントガラスに激突 9月29日、青森県岩崎村内の国道101号線で、対向車線側に逸脱した乗用車と大型ダンプトラックが正面衝突し、乗用車を運転していた男性が死亡する事故が起きた。男性はシートベルトを着用しておらず、衝突の際に頭を強打したことが死亡原因と推測されている。青森県警・鯵ケ沢署によると、事故が起きたのは9月29日の午前5時40分ごろ。岩崎村岩崎松原の国道101号線で、乗用車が突然対向車線側に逸脱し、51歳の男性が運転する大型ダンプトラックと正面衝突した。乗用車を運転していた23歳の男性はシートベルトを着用しておらず、衝突の弾みでフロントガラスに頭を突っ込むような状態となった。村内に治療できる施設がないことから、男性は約25km離れた秋田県能代市内の病院に搬送されて治療を受けたが、意識が戻らないまま同日の午前8時ごろに死亡している。死因は脳挫傷とみられている。男性は仕事を終えて帰宅する途中で、警察では事故の状況から居眠り運転が事故の直接原因と推測している。男性はシートベルトを着用していれば助かった可能性もあり、警察では「シートベルトは必ず着用してほしい」と呼びかけている。・おいしい店に路上駐車タクシーあり…車上荒らし犯 警視庁は9月29日、路上駐車されていたタクシーを狙って車上荒らしを行っていたとして、32歳の男を窃盗未遂容疑で逮捕した。男が逮捕された現場周辺では今年5月以降、タクシーをターゲットにした車上荒らし事件が続発しており、関連を調べる方針だ。警視庁・駒込署によると、窃盗未遂容疑で逮捕されたのは、埼玉県越谷市内に在住する男。この男は9月28日の午後8時50分ごろ、文京区本駒込4丁目付近の都道(不忍通り)に路上駐車されていたタクシーを物色。売上金などを盗もうとしていた疑いがもたれている。現場付近にはタクシー運転手などの間で「おいしい」として有名な食堂があり、事件が起きた当時は被害にあったタクシーを含め、複数のタクシーが路上駐車していた。男は運転手が食事のためにクルマを離れた隙を狙い、犯行に及んでいた。周辺では今年5月以降、駐車中のタクシーを狙った車上荒らしの被害が続出。警察はパトロールを強化するなど警戒を強めていた。男は容疑を大筋で認めており、調べに対しては「タクシー運転手の間で評判となっている店の周囲にはたくさんの駐車車両があり、売上金も置きっぱなしになっていることが多い」などと話しているという。・温泉が大好きな車上荒らし犯 栃木県警は9月28日、温泉施設の脱衣所に侵入し、入浴に訪れた客の荷物から現金やクルマのキーを盗み出し、車上荒らし犯行も重ねていた男を窃盗容疑で逮捕した。男はこれまでに20件近い犯行を重ねてきたことを自供しており、警察ではさらなる余罪があるものとみて追及している。栃木県警・黒羽署によると、窃盗容疑で逮捕されたのは46歳の男。直接の逮捕容疑となった事件は今年5月に発生している。5月9日の午後、黒羽町堀之内付近にある町営の公共温泉施設で、温泉への入浴に訪れていた男性客が脱衣所に置いていた現金約2万円入りの財布が盗まれ、さらにはクルマの中に置いていたデジタルカメラ(時価3万円相当)が盗まれていることもわかった。警察では何者かが脱衣所に客を装って侵入し、財布とクルマのキーを奪い、車上荒らしを行っていた可能性が高いと判断。調べを進めていたところ、今回逮捕された男の存在が浮上。任意での取り調べを続けていたところ、男が犯行を自供したため逮捕した。男は客が脱衣所に財布やクルマのカギを置いたまま入浴することに着目。駐車場にクルマを止める段階から目を付け、運転者が入浴したところを見計らってキーを奪って開錠し、堂々とクルマの中を物色。そのキーを返すときに財布を抜き取って姿を消すなどしていた。さらには「温泉での入浴は30-60分程度」と想定。同時間帯に入浴した複数のターゲットから盗みを行うこともあったとみられる。財布が無いことに気づくのは客が風呂から上がった後だが、その頃には男は現場から立ち去るなどしていたらしい。これまでの調べで、男は今年3月から8月までの間、栃木県内の温泉地で20件近い犯行を行ったと供述しており、警察では他にも余罪があるものとみて、福島県などでも同様の事件が発生していないかどうかの照会を行っている。ターゲットとなった温泉施設にはいくつかの共通点があり、それは「脱衣所にカギ付きロッカーがない」、「室内外への出入が比較的自由な施設」、「湯船が広めで、客が長湯する傾向にあるところ」だという。警察では「貴重品はロッカーに入れるか、フロントで預かってもらうなどの対策を講じてほしい」と注意を呼びかけている。