カテゴリ:本、本、本!
翻訳者によって、文体はかなり違うものになりますよね。
まだ読んでいないのですが、村上春樹さんの訳したレイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」。 どんななのでしょう。 私が持っているのは清水俊二さんの訳のもの。 このマーロウが好きでチャンドラーを集めたようなものかな。 もう一人私が好きな翻訳家は菊池光さん。 ディック・フランシスをずっと翻訳されてきたのですが、数年前に他界されました。 もうあの訳を読めないのかと思うと残念です。 そしてもう一組。 山川紘矢・亜希子夫妻です。 私が知っているのは「聖なる予言」シリーズの翻訳と、シャーリー・マクレーンの「アウト・オン・ア・リム」。 どれも大好きな本です。 この山川夫妻の翻訳が結び付けてくれた本との出会いです。 先日、家にある文庫本などでいらないものを見繕って近所の古本屋へ売りに行ってきました。 そこで出合った本。 ふと書棚に目をやると「大地の天使たち」というタイトルが目に飛び込んできました。 著者はドロシー・マクリーン、私の全く知らない方。 訳者は山川紘矢・亜希子夫妻で、はっきり言って「翻訳」で本を選びました。 天使という言葉にも惹かれるものがあったからでもありますが。 そして次に選んだ本が、全く別の書棚にあった「フィンドホーンの花」 著者はアイリーン・キャディ、これも私が知らない方。 そしてこれも山川夫妻の翻訳でしたので、中をちょろっと見ただけで購入。 いつものことではあるのですが、意外と中身をみないで買うことが多い私。 なのでこの二冊が大いに関連性があることなど全く知らずに買ったのです。 実はドロシーとアイリーンは、共に「フィンドホーン」というコミュニティを立ち上げたグループの一員だったのです。 これは「大地の天使たち」を読んでわかったことでした。 もう、この時点で鳥肌立ちまくり・・・ 手に取るべくして手に取ったような・・・そんな気がします。 普通の書店ではなく、チェーン系列の古本屋で手に取ったという事実。 これもシンクロニシティなのかもしれません。 私の進む道を暗示しているのか、今必要なことを暗示しているのか・・・ そして昨日「フィンドホーンの花」を読み終わったのですが、これまた鳥肌立ちまくり。 やはり、今私が読むべき本だったとわかりました。 そして、古本屋で見つけて中身を見たときのページ、家でもぱらっとめくったときに見ていたページ(見開きの左側のあるページ)。 読んでいて「はっ」と思い当たった文章がありました。 そして、その文章が書いてある場所が、その見開きの中央部分だったのです。 その文章を読んでいて、涙が流れてきました。 今私が克服するべきこと、やるべきことがはっきりと書いてあったからです。 もしかしたら、訳によってはこんなに心が震えなかったかもしれません。 山川夫妻の訳だったからこそ、手に取ったわけだし…。 こういうのをシンクロニシティというのでしょうね。 少しずつですが、前後しながらも前に進んでいこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本、本、本!] カテゴリの最新記事
|
|