テーマ:山野草を食べよう!(292)
カテゴリ:お遊び系
今日は八幡平へタケノコ採取。
でも最初はあんまり行きたくなくてぐずぐずとしていましたが、 6月の週末のスケジュールを考えると今日しか行ける日がないので頑張って行くことに。 玄米ご飯をお握りにして、切干大根の酢漬けやから揚げもどきを持っていざ出発! 下界は晴れていて暑かったのに、採取現場は曇っていてどんより。 天気も崩れるとのことだったので、早速採取を始めました。 同行者は、スキー仲間のT家族。今回は奥様が用事で不参加なので、ご主人のKさんと小学5年生の双子ちゃん、そしてうちの夫婦の5人でした。 いつものポイントから竹やぶに分け入っていきます。 こちらで言う「タケノコ」は「根曲がり竹」または「千島笹」のタケノコ。 ヒメタケとも言うそうです。 意外と危険(!)なタケノコ採りなんですよ。 薮に分け入るのですが、斜面に生えていることが多いので、転んだ拍子にタケが目に刺さったり、熊とご対面したり…。 以前にはご対面こそありませんでしたが、明らかに1時間前くらいにはそこにいた!と思われるような場所に遭遇したこともありました。 とっても「ケモノ」臭くて、匂いをかいだ途端に首の後ろがちりちりとして、本能的に「危険だ!」と感じました。 私にも野生が残ってるんだなぁと実感しましたね(笑) この薮、30cm四方に親指より少し太いくらいの竹が5~6本生えているような密度。 もっとひどいところもあるし、まばらなところもあります。 どうするか。 タケを地べたに倒してそこにどっかりと座り込みます。 あ、服装は汚れてもいいようにつなぎを着て、軍手、長靴、手ぬぐいでほっかむり。 そして回りをじ~っと見ていると、斜めにひょいっと飛び出したタケノコが目に入る。 それを座ったままぽきぽきと折って袋に入れていくだけ。 熊も同じように座り込んで食べているらしいです。 なんとなく熊の気分で座り込んで、探しているとよく見つける気が…(笑) ただし薮なので、夢中になっていると自分の位置がわからなくなって遭難します。 昨年もダンナの上司ご家族とご一緒したのですが、そのお嬢さんがタケノコ採りに夢中に なっている姿を見て、「遭難するタイプだな~」と思いました。 取れるのが嬉しくて、タケノコばかりを見てどんどん薮の奥に入っていくから。 私は自分がどこにいるのか分からなくなるのがとても怖いので(基本的に怖がり) 自分が入ってきた側がどの方向だったかを常に頭に置いています。 そして常にダンナと声の届く範囲にしかいません。 薮を出るときは「出るよ~」と声をかけてから出ますし。 とは言っても、いつも行くポイントはよく知っているところなので、怪我さえしなければ そんなに危険はありません。熊以外は。 1回目の採取で、夫婦で6kgくらい取れましたかね。 ま、半分は皮ですから。 そしてお昼ご飯。 玄米ご飯のお握りをダンナがしきりにKさんや双子ちゃんに勧めます。 双子ちゃんは自分たちが持ってきたお握りを食べたばかりなので食べませんでしたが Kさんは食べてくれました(優しいんですよ)。 うちが玄米を食べているのは知っているのですが、 食べてみて「これって玄米だけなんですか?」と聞かれました。 「そうだよ~」って答えたんですが、どう感じたんだろ? さて、2回目の採取。 1回目に沢付近の薮に入ったとき、虫にかなり刺されていました。 無視の羽音が耳もとでするだけで痒くなる始末。 最初は渋っていたのですが、やっぱり採る方が楽しいので行くことにしました。 首元にタオルを巻いて防御して行ったのですが、やっぱり刺されますね。 このときは夫婦で4kgほど、他にも山ウドのでっかいのを3本採りました。 この後がお楽しみ。 T家族は、奥様を迎えに行くためにここでお別れ。 T家族分のタケノコを預かって、アスピーテラインから樹海ラインへ向けて出発です。 何をするのかといえば、タケノコを茹でに行くのです。 樹海ラインを下っていくと藤七温泉がありますが そこをまた下っていくと、「太古の息吹」という源泉が湧き出ているポイントがあります。 観光客は、もちよった卵を茹でて温泉卵を楽しむ方が多いのですが 地元民(岩手、秋田)はここで採った山菜(タケノコ、蕗)を茹でるんですね~。 ネットに入れた5~6kgの束を源泉にどぶんと浸けること約10分。 ぐらぐらに沸いている硫黄泉なのでどうしても硫黄の匂いがつきますが、それも味のうち。 茹で上がったら、すぐそばに流れる渓流で冷やします。 これをすることで、家で下処理をしなくてもよくなるので非常に便利。 そのまま持ち帰り、家に帰って皮をむきます。 むくとこんな感じです。 味噌をつけて食べてもいいし、お味噌汁に入れてもいい。 これがやめられないんですよね~。 今日の成果は10kg。 でもこれを全部うちで食べるわけではありません。 半分以上は友人たちの口に入ります。 今シーズンのタケノコ採りはこれで終わり。 大量に採って缶詰や瓶詰めにするお宅もありますが、そのときに採れるものが一番美味しいので、山菜はあまり保存しません。 旬の味をそのままに楽しんだほうがいいかなと思って。 保存もなかなか手間がかかって大変と言うのもありますけどね。 また来年の楽しみを思って、美味しくいただきま~す! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[お遊び系] カテゴリの最新記事
|
|