ご奉仕。
午後、ある神社での結婚式の奏楽に入りました。控え室に入ると直垂が4人分揃えてありました。あれ~、3人じゃないのかな?と思っていた所、依頼人・A先生が太鼓担当としていらっしゃったのでした。なんだぁ、先生も入るならそう仰って下さいよ~(笑)。これで1つ目の不安、「浦安の舞」独唱は消えました(ほっ)。2つ目の不安は道楽(みちがく=歩きながらの奏楽)です。曲目は「五常楽急」…昨日の練習が早速役立った?(笑)でも、やっぱり歩きながらだと4拍って吹き切れない自動的に2拍で吹く於世吹きになってたりしました。で、神殿の中の自分の席に座り、なお吹き続けるのですが、事前に置くようお願いした電コンの電源が繋がってなかった吹き止めた後すぐに延長コードに繋ぎましたけど、次に吹き出すまでに少し時間があって良かったぁ。あとは三三九度~指輪の交換時に「越殿楽」、親族結盃時に「皇じょうの急」、式締めに「陪臚」を。「浦安の舞」も含めて大きなミスはなかったかな、と。(一生に一度の結婚式でミスは許されませんもんね)控え室に戻ったら約1時間が経とうとしていました。そりゃあ、疲れるはずだわと。もちろん、私を使って頂いた感謝も大きいですけどね。午後6時半からは雅楽会の初心者講習会。なんと、笙のコースに受講生が来てしまった~。しかも、私が始めた時点で一緒に学んでいたNちゃん。要は、笙を始めた歴としては先輩である。教える事なんてないよ~と困惑の中ででも、笙を吹くのはかなり久しぶりと聞いたので、まずはリハビリ(?)として平調の「越殿楽」を吹いて、その後は、今年の定演には出られるだろうという事で、壹越調の「胡飲酒破」を何度か一緒に吹きました。マンツーマンの2時間はかなりしんどかったです篳篥や龍笛と違って奏法に何の変化もないから、私のキャリアでは教えられる事がないんですよねぇ。再び、師匠級の方に講師をお願いした方がいいかもなぁ、と。