舞台「魔界転生」観賞
1月にチケットを買った舞台「魔界転生」を観てきました。上川隆也さんの舞台は2015年の「真田十勇士」以来です。原作を読んだ時点ではおどろおどろしい内容を想像していましたが演出が堤幸彦さんだからか、笑いの要素もぶっ込んでました。どこまでが演出でどこからがアドリブなのか分かんないけど、上川さん演じる柳生十兵衛に「遺留捜査?」って尋ねたり、駅前にサイゼリヤがあるよ、とか言ってみたり。転生の場面は流石に原作の通りではなかったのですが、転生する人ごとに登場が派手になって行くのでキャストが「派手やなぁ」って呟いたりするから可笑しくて。小池徹平くん演じる天草四郎にも笑えるところがありましたし、柳生塾の3人は「燃えよドラゴンズ」の替え歌を歌うし。て事は、博多座では「いざ行け若鷹軍団」を歌うのかな?(聞きたい)でも、笑えるだけではなくて、魔界衆の1人となった浅野ゆう子さん演じる淀殿に藤原紀香さん演じるお品が黄泉の国に戻るよう説得する場面は涙が出ました。あと、十兵衛が魔界衆になった父を切らねばならないところもね。上川さんと松平健さんの殺陣シーンはすごい迫力で見応えがありました。息を飲むってこういうことを言うんだなって。「真田十勇士」でも根津甚八役を務められた村井良大さんが自由でいい味出してました。途中休憩25分を挟んで3時間半のプログラムは終了。愛知公演の千穐楽という事でカーテンコールは4回ありました。上川さんの挨拶に続き、愛知出身という事で松平さんもご挨拶。「このご時世に命がけでいらして下さり...」、だって。はい、私も基礎疾患持ちなので命がけです。正直、15000円超えのチケット代を高いと思っていましたが、このキャストなら安いのかも知れないと思ったのでした