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カテゴリ:演劇
昨日、観てきましたv 「ヘドウィグ」は映画も観たし、2005年の三上博史さんの舞台も観たんですが よもや山本さんがこれをやるとは・・想像もしてませんでした。 ヘドウィグをやるにはソフトすぎるような気がしたので・・。 正直言って、おっかなびっくりで観に行ったのですが・・。 山本さん、かなり良かったです! 歌も声もいいし、ヘドウィグの切ない気持ちが伝わってきました。 ストーリー 1960年代に東ドイツに生まれた少年、ハンセルは、 自由とロックシンガーになる夢をかなえるべく、 アメリカ兵と結婚してアメリカに渡るため、性転換手術をする。 ところが手術のミスで「怒りの1インチ(アングリーインチ)」が残ってしまう。 ヘドウィッグと名乗り渡米するが、離婚。 バイト先で17歳の少年トミーと出会い、ロックを教えるが、 彼はヘドウィッグの曲を盗み、ロックスターとして成功してしまう。 裏切られたヘドウィッグは自らのバンド(アングリー・インチ)を率いて トミーの全米コンサート会場を追う。 観客席中ほどの左側のドアから登場。私の席から近かったのでよく見えましたv 凄いけばけば化粧、派手派手衣装。 でも三上さんの時よりはソフトで洗練された印象(^^;) 全体的に、ソフトに、日本人むけに演出されていたように感じました。 三上さんの方がオフブロードウェイに近いと思います(多分;;) 奇抜さ、攻撃力、本場は多分もっとスラングいっぱいの台詞でしょうしね。 ストーリーは、前知識が全く無い人には分かりづらかったんじゃないでしょうかね? 自分のカタワレを探す、の部分は英語の歌詞の歌で前半いきなりの説明・・。 あとで語りで説明が入りますが・・。 イツアーク役の中村中(あたる)さん、想像以上に良かったです。 とってもいい声だし。 男女何人もの声役をやるのですが・・さすがに男役にはちょっと無理があるような気もしましたが;; 歌をもっと聴きたいと思ったくらいです。 カタログでインタビューも読んだんですが、若いのにとても聡明な人だなあと感じました。 ヘドウィグは台詞の中で、ルー・リード、イギー・ポップ、デヴィド・ボウイの名前を挙げていて、曲もその影響が多いんですが、 多分今回山本さんファンできている人には分かりづらい音楽じゃないかなあ、とちょっと心配したりして(^^;) 私は喜んでノリまくってましたが(笑) しかしさすがにラストの曲は会場の音響が悪いのか高音がキンキン響きすぎてちょっと耳が痛かったですが;; アンコールで何度も登場してくれた山本さん、 「皆さん、昼間っから元気ですねえ」とか言ってました。 考えてみると大阪ではこの日が最初の昼の部だったんですね。 最後に登場してくれたときは、 「スモークで後ろのほうがはっきり見えないんだけど、 まるで東京ドームでやってるようで、SMAPになったような気分です」なんて言って笑わせてくれてました。 そうそう、この日、アドリブも多くて楽しかったです。 イツアークが投げたトマトを受け取るシーンがあるのだけど、ヘドウィグは受け損ねてしまって、あわてて取りに走って、戻ってきてから、「ここで取る筈だったの」って言ったり(^^) 国境という壁、性の壁、愛、いろいろな問題を含んだロックミュージカル。 山本さんもこれで一つの壁を越えられた、と思います。 山本耕史さんの公式HPは→こちら この舞台の公式HPは→こちら 2005年の三上博史さんの私の観劇感想は→こちら ←これは映画です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.03.25 15:02:05
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