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カテゴリ:映画
これは黒澤明監督、三船敏郎主演の映画のリメイク版、台本もそのまま使っていると言うことで、 それがどういう風に現代版として甦っているか観るのを楽しみにしていってきました。 現代版三十郎、織田裕二三十郎はとっても良かったですよ~v 私はオリジナル版を観ていないし原作も読んでないのだけど、現代の作品として楽しめました。 三十郎は剣の達人だけど、よけいな殺傷はしない、人を切ることの重みをちゃんと描いているのがいいです。 21人斬りのシーンがあるのだけど、これはやむを得ずやったことだし、涼しい顔をして斬ってしまうのではなく、三十郎も疲れ、刀も血に濡れて斬れなくなり、そんなところを描いているのがいい。 そのあと、そんな多人数を斬らなければならなくなった原因の若者を素手で殴るシーンがあるのだけど、殴るふりでなしに本当に平手で殴ってるんだって。そういうところに監督のこだわりが感じられますねえ~。 三十郎は頭の良い策略家で、敵の作戦を読みながら行動を進めていくところも面白かった。 若い侍たちが浅はかな行動をとろうとするのをいさめていくやり取りが面白いし、 ぎらぎらしている三十郎と、対照的なおっとり穏やかで平和主義の城代家老の奥方とその娘との掛け合いも愉快愉快vv 主人公の名前、映画のタイトルに使われている椿も効果的に使われ、話に華やかさを添えているのがいい。 まあ、何十年も前に大ヒットしたこの映画、現代では当時ほどの衝撃は無いと思うけれど、 登場人物のキャラの面白さ、人間性の描き方がすごくいいと思いました。 キャストもいい役者さん達が揃ってますv 詳しくは→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.06 14:12:26
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