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カテゴリ:星河長明 あらすじ
![]() 星河长明 Shining Just For You 第16話 白露(バイロウ)こと葉凌霜(イェリンシュァン)が自室にこもって3日目。 期日までにはまだ時間があったが、しびれを切らした晁(チョウ)皇・彧修明(ユーシューミン)は侍衛・凌雲(リョウウン)が止めるのも聞かず、欽天監に押しかけてしまう。 すると書卓に座っていたのは官服を着た人形で、白露は奥の寝所で倒れていた。 無事に現実の世界へ戻った白露、しかし目を覚ますと皇帝がいた。 驚いた白露は慌てて占っておいた巡幸の吉日を上奏したが、皇帝から嘘をついて怠けていたと咎められてしまう。 カチンと来た白露は確かに青蘅(セイコウ)公主・七海怜(チーハイリアン)が心配で仕事も手につかないと言い返した。 「故意に噂を広めて左近天(サキンテン)に期待させ、突然、諸嬰を大都護に任命した 諸嬰と夜北の民に怒りの矛先を向けるためでしょう? 怜姐姐の件も私に教えてくれなかった、姐姐がかろうじて得た活路が罠だったなんて… ひどすぎます! 諸嬰だって腹心だったのに、表向き官位を上げて裏では死地に追いやった 彧修明という男はおぞましき偽善者よ!」 「…朕はそなたを甘やかし過ぎたようだ」 彧修明は聡明な白露こと、いずれ自ら事実を悟るはずだと明かさずにいたが、裏目に出た。 ![]() 逐幻(チクゲン)宮に皇帝が現れた。 天妃・冷天㬢(レイテンギ)は機嫌が悪い皇帝の様子ですぐ白露が原因だと気づく。 「陛下が白露に望む立場は臣下ですか?それとも后妃ですか?」 「どちらだと思う?」 冷天㬢はどちらにしても皇帝の思いのままにできると言ったが、皇帝は白露を天牢送りにしたと教えた。 白露は牢屋にいても欽天監からの差し入れのおかげで不自由はなかった。 今日も決裁を片付けて一息ついていたが、そこへ皇帝が現れる。 懲らしめるどころか快適そうな白露、彧修明は思わず門衛に八つ当たりした。 「誰が差し入れを認めた?!」 「白大人(ダーレン)は女子ゆえ、寝食もままならず命でも落とせば罪に問われかねません!」 彧修明は白露を牢送りにしても意味がないと悟り、結局、すぐ釈放した。 司寇(シコウ)監は朝議で左近天の裁定が終わったと報告、謀反の罪は重く、さらし首のうえ九族の誅殺と上奏した。 いつもなら過去の功績を鑑みて皇帝が減刑するのが慣習だったが、彧修明はその情けがかえって災厄を招いたと考え直し、奏上通り裁くよう命じる。 「実は欽天監が数ヶ月も前に左近天の不忠を占っていたのだ、そうだな?」 「はい陛下、星の動きに異変があり、兵乱の兆候を表していました」 白露は急に皇帝に話を振られ、仕方なく辻褄を合わせるしかなかった。 すると彧修明は太宰(タイサイ)・樊如晦(ハンジョカイ)をわざと持ち上げて牽制する。 「今後は樊太宰を手本とするように、太宰は朕への忠義心から姻戚である左近天を切り捨てた 臣下が皆こうであってくれれば安心して朝廷を任せられる」 その夜、彧修明は白露を呼んだ。 「朝議での欽天監の話をどう思った?」 「欽天監は陛下の望むことを天意とするためにお作りなったのでは?異存はありません」 白露は明らかにまだ怒っていた。 そこで彧修明は巡幸に随行したいか聞いたが、白露は辞退して下がってしまう。 皇帝と仲違いした白露は巡幸の準備にも一切、関わろうとしなかった。 しかし巡幸の行程に皇帝のたっての希望で″閔中(ビンチュウ)山″があると小耳にはさむ。 「閔中山?…聞き終え覚えがあるわ」 白露は早速、雲笈(ウンキュウ)楼へ調べに行った所、″晁国討伐録″の補遺の中に記載があった。 …蔡(サイ)家と衛(エイ)家は10万を超える兵をもって″閔中山″で皇帝を包囲 皇帝は重傷を負いつつ禁衛を率いて奮戦、危機的状況で九死に一生を得た 9日後、皇帝は神懸かりとなり、単身、敵陣に乗り込んで敵将を討ち取った… 白露は皇帝が閔中山で真師から不死身の力をもらったのではと推察した。 「もしここで真師と会っていたら法陣があるはず…あっ!」 「しくじったな、随行すれば良かったのに~」 雲紋(ウンモン)は白露がみすみす機会を逃したと呆れた。 白露は皇帝に巡幸の随行を頼むことにしたが、すっかりへそを曲げた皇帝は白露の謁見を認めなかった。 一方、彧修明は天妃から白露を連れていかないのは仲違いしたせいかとつっこまれ、立つ瀬がない。 「陵雲め、口が軽くなったな」 「彼ではありません、意気消沈した陛下のご様子を見れば分かります」 しかし喧嘩をしてもどこか楽しそうで、冷天㬢はむしろ微笑ましいと笑った。 その頃、夜北の民は自分たちを守って犠牲になった青蘅公主と諸嬰を弔っていた。 すると思いがけず元気な姿で2人が戻ってくる。 喜んだ民は供物を下げたが、諸嬰はまさか夜北の民が自分を弔ってくれる日がくるとは思わなかったと感激した。 白露は七海怜の星が再び輝くのを見て生きていると分かった。 すると欽天監に陵雲が現れ、参内を命じられる。 白露はこの機会に遠回しに随行を頼んでみたが、彧修明は一筋縄ではいかなかった。 「寛大な陛下が根に持つはずはないですよね~」 「根には持たぬが、万事が意のままにはならんぞ?それにしても今日は機嫌がいいな? もしや七海怜の消息を?」 そこで彧修明は諸嬰たちがなぜ生還できたのか言い当てたら越(エツ)州への随行も許すと言った。 「本当に?!約束ですよ!…樊太宰と左近天が姻戚となり、越州大都護の座を狙った 陛下は諸嬰将軍を口実に左近天を試したのでは?」 「奴らを打ち負かしたのは計略を用いたからだ」 「ふむ…諸嬰将軍には密かに護衛をつけていたんですね?!」 白露はようやく初めから全て皇帝の計略だったと分かった。 しかしもし策を謝れば諸嬰が退路を失うところだったと指摘する。 彧修明は″大事を成すには小事を捨てる覚悟が要る″と諭し、すっかり機嫌が直った。 「この話は終わりだ、今日は愉快だ」 白露は居所に戻り、雲紋に随行も越州行きも許してもらえたと報告した。 「でもあなたは留守番ね、何だか寂しいわ」 「肉体が形成されればいつでも会えるさ」 「ダメよ!皆に見えたら私だけのくまモンじゃなくなる!」 「誰がくまモンやねん!」 すると白露は留守中、信頼できる人に雲紋を預けることにした。 ![]() ![]() 皇帝が突然、白露も随行させると決めた。 樊如晦は急な心変わりに困惑したが、皇帝は1名の増員くらいで非難される覚えはないという。 すると樊如晦は朝廷の噂だと前置きして皇帝の真意を探ろうとした。 「白露が有能であるとは言え、陛下の偏愛は君臣の情を超えているのではないかと… 美人で気立も良いなら1日も早く後宮に迎えれば好奇の目を向けられずに済みます」 「…一体、誰がそんな噂をしておる?」 つづく (; ̄꒳ ̄)陛下…完全に落ちてますやんw でもツンデレというよりやっぱり介g…ゲフンゲフン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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