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カテゴリ:日々雑感
長く北海道銘菓として愛されている「白い恋人」。 今年8月、賞味期限の偽装という、あってはならない裏切り行為が発覚して、 北海道土産の舞台から退場を余儀なくされていました。 ニュースになった時は本当に悲しかった。 豊かな北の大地を象徴する土産として、内地の人にも恥ずかしくない一品と固く信じていましたので。 なのに… 石屋製菓のした事は許されざることでした。 監督官庁・北海道庁からの厳しい指導、販売店や消費者からの厳しい批判。 本来ならばそんな厳しい声を受ける事とは無縁な会社なはずなのに、でした。 あれから3ヶ月。 今日、石屋製菓は「白い恋人」の生産を再開しました。 22日から順次、土産物店などで目にする事ができるようになるかと思われます。 思われます、というのは、まだ事件へのアレルギーが消費者の心から消えていないだろう今、 販売再開に踏み切ってくれるお店がどれだけあるのか…そこが不安な訳です。 不二家もそうでした。 雪印もそうでした。 食品で不祥事を起こすと簡単に信用は取り戻せません。 「どうせ、また…」という目で見られてしまうのは仕方ありませんね。 でも、です。 社会から、行政から、厳しい基準で検査されて稼働した工場は「一番安全な工場」とも言えるワケで。 石屋製菓もそうであるはず。 今回、会社のホームページで様々な改善対策を公表して、その約束の下に生産を再開しました。 一度裏切ったものに「信じてやって下さい」と言っても理解はされないかも知れない。 でも、敢えて私は声を大にしたいと思います。 「市場に戻ってきた白い恋人を、温かい目で見守ってやって下さい。 そして良かったら買ってやって下さい。」 そう言いたいのです。 もうすぐ北海道はPowderySnowが舞う、美しい季節を迎えます。 これから北海道旅行を計画されている方も多いかと思います。 ぜひ、北海道へお出での際は、帰りのカバンに「白い恋人」をしのばせてやって下さい。 道産子として、内地にいても北海道を愛する一人として、切なるお願いです。 もちろん他にも素晴らしいお菓子・スゥイーツが揃う北海道ではありますが。 「白い恋人」が、石屋製菓が、元気を取り戻してくれる日が1日でも早く来る事を祈っています。 そして石屋製菓には二度と同じ轍を踏まぬよう、不断の努力を積み重ねて行って欲しい。 もちろん、同業他社も他山の石として心に刻み、「食の大地・北海道」から二度と、 こんな恥ずかしい事件を起こさぬよう、切磋琢磨して行って欲しい。 道産子としてそう願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.16 00:26:33
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