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カテゴリ:自然現象
ニュースでも話題が増えてきたなぁ、と思ったら、明日で「阪神大震災」から13年。
平成7年1月17日未明、関西を襲った未曾有の大地震。 多くの命が失われたと共に、大火災となって多くの建物が損壊。 根元からなぎ倒された阪神高速の高架橋の映像が今でも鮮明な記憶として残っている災害。 その頃の私は、ある道東の金融機関で勤務していたのですが、 その金融機関のネットワークが関西にメインサーバーを持つものであったため、 サーバーとの通信ができずに業務に大きな打撃が出たのを覚えています。 当然、TVでは終日災害報道が流されていて、あまりの災害に恐怖を覚えたものでした。 私の生まれ育った北海道東部は『地震の巣』とも表現される地域で、 震度4~5はざらに発生、震度6クラスの揺れも幾度となく経験しています。 それ故に、「地震の本当の恐ろしさ」をよく知る身。 前年の秋にも震度6の北海道東方沖地震を体験した後でしたから、 被災地の方々がどれほどの恐怖であったか…察するに余りありましたね。 震災後、多くの災害対策の基準が見直され、より安全性を重視した建物が増えました。 ただ私の目には『まだまだ不十分』… 私の住む関東地区も例外ではなく、いつ発生するとも判らない大地震に対しての備えが甘い。 次々と最上階も霞むような巨大な超高層ビルが建つ昨今、 そんなビルやマンションで災害に遭ったらどうなるんだろう…そう思います。 日本という国に住む以上、「地震」から逃げる術はありません。 その地震自体、いつ発生するかを予測する事は困難ですから、 防災の意識も大切ですが、いかに被害を軽減するかという「減災」という意識も必要。 瓦屋根の木造家屋がつぶれ、そこから火が出ればあっと言う間にその近隣を飲み込みます。 「自分さえ助かれば」なんて意識でいると他人に甚大な被害を与えてしまう… 個人に判断を任せるのではなく、国や自治体がその対策の陣頭指揮をとらないと、 第二・第三の阪神大震災が起きてしまうのです。 明日はそんな震災を想い、そっと手を合わせたい…そう思います。 震災に遭遇していない人も他人事ではない…そう思って頂けると幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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