ど田舎に棲む

[アメリカの学校事情] カテゴリの記事

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  日雇い労働日記　～自閉症児クラスの面白さ～

  ＠＠＠　ちょっと書き忘れたことがあったので付け足しておきます。よかったらまた読んでね～。＠＠＠  今日は新しく入った１年生のＡ君がどれだけのものかよく知らずに大変だよ～～～～との警告だけ受けていたので結構緊張して仕事に出かけた。 朝ドキドキしながらバスのお迎えに出ると       あれ？乗ってない。 朝っぱらから肩透かし。 アシスタントのＬちゃんによるとＡ君昨日はお腹下していたらしい。胃腸風邪、流行っているからねぇ。 それならのんびりしたクラスになるかなと朝の会（日付や天候、ランチメニュー、その日の予定等）の準備をしていたら受け付けのＳちゃんに連れられてＡ君登場。 バス乗り遅れただけだったのね・・・ 朝１番で言語療法士が入っていた今日。隣のクラスの自閉症傾向ありのダウン症Ａ君（４年、ａ君としよう）も含めグループ療法。 まず始めに赤、青、緑、黄色の紙の上に同じ色のクマさん（３センチほどの小さいもの）をサンドイッチサイズの袋から出して並べる、と言うもの。クマさんは各色５つずつ。 療法士さんがまずお手本。クマさんをひとつずつランダムに出してこれは赤、これは青、とそれぞれの色の紙の上に並べていく。 Ａ君がまずやった。ワタシはまた袋の中からむんずと掴んであたり構わず投げ散らかすのかと思ったらちゃんとやることはわかっていたようである。 袋の中に手を入れると黄色のクマを取り出した。次も黄色、その次も。その後からは手を突っ込んだら同じ色のクマだけ全部掴んで取り出した。ほほう、効率も考えているのか～。  さすがこだわりの自閉症児、ソートが得意である。 Ｓ君（１年）も、Ｊちゃん（４年）も、お決まりのように色毎にクマを取り出していた。 ａ君はというと、彼の指は短くて太い。おまけに指先にあまり力がなく物が上手くつかめない。 それでも一生懸命ひとつずつクマを取り出していた。もうこの際色は関係ないらしい。また掴めるだけ掴んで出す、とか袋を逆さにして全部出してからやる、とかそう言うことも考えないようだった。 そして基本めんどくさいことは苦手なので途中で投げ出したくなる彼。おだてながらなんとか終わらせたがかかった時間は他の子の約４倍だった。 言語療法士さん『みんな色弱でないことは確かだね～』そうだよねぇ、色弱のテストなんて簡単なものでもここの子たちには難しいことだったりするし。結果が正しいものかどうかもわからない。だけどａ君、どういうわけだか青いクマさんの時だけ迷ったりしてやたら時間がかかっていた・・・不思議だ。  次は透明の入れ物の中から言われたものだけ取り出す、と言うもの。１０種類くらいの小さな物体が入っていた。 この結果はと言うとａ君が百発百中で圧勝。Ｓ君もＡ君も言われたものはどうでもよく自分の欲しいものだけを狙っていたので出来たのは４分の１であった。動物の好きなＳくんの一番好きなゾウさんが入っていたからな～～～。そう言うものにあまり欲のないＪちゃんは途中からグズリが入って５割の出来だった。 こう言う風に何が出来て何が出来ない、その訳は？と考えたり思考回路がどういう風に働いているのかその小さい小さい鍵を見つけられたりするのがとても面白い。   いやしかし、Ｊちゃん今日も愚図った～～～～。何が大変ってこの人声がでかいのである。彼女のお父さんからの指令で彼女が愚図っている時は無視するようにと言われているのだがいやあの声を無視するのは相当難しい。ワタシのあまり通らない声は思いっきりかき消されている。  そしてクレーン現象？の腕引っ張り。自分の欲しいもののところへ連れて行こうとする。この力もまた半端ない。指１本だけ掴まれて引っ張られると超痛い。今も実は左手の親指が痛かったりする。 （暴力的になる生徒から身を守るためのＣＰＩ、Ｃｒｉｓｉｓ　Ｐｒｅｖｅｎｔｉｏｎ　Ｉｎｔｅｒｖｅｎｔｉｏｎ（危機回避・介入）と言うクラスがあるのでとっておいた方がいいと言われ次回受けることにした。この証明書を持っていなければ、実はＪちゃんのような生徒にはワタシは触れてはいけないのである。）  例のティンカートイで動物を作っていたＳ君。作ったものの名前を言ってくれるのだが彼らの傾向として最初の音は発しても終わりの子音を発しないことが多い。例えばＤｏｇなら『どお』でＧの音をＥｌｅｐｈａｎｔなら『えれふぁん』でＴの音を発しない。 彼は『ワーワー』と言っていた。正確に言えば『ＷワーＷワー』。この年頃の子供はＲが言えない事が多くＷの発音になる。Ｒで始まる単語なんだな？とはわかったが思いつかない。Ｌちゃんもわからないと言う。  そのまま観察していたらそれで遊んでいたＳ君突然『ミーミーッ！』    わかった、これだ！！！           Ｒｏａｄ　Ｒｕｎｎｅｒって言ってたんだ！！！ こう言う些細な謎が解けたときがとっても嬉しかったりするのである。   確かに似てるわ～～～、彼の作ったの！足の長さと胴の割合といい、足指の様子といい相変わらずよく出来ている。この子、こう言うことにずば抜けてる。     最悪を予想していたのが幸いしたのか確かに体力的には疲れたけれど（体育の授業もあったしきっと明日は筋肉痛） なかなか興味深い日であった。 

  2012年01月26日

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• 日雇い労働日記　～珍しく稼ぎ時～

  日雇い労働もワタシの場合は月に４～５日も働けばいい方なのですが先週からなぜか立て続けに仕事が入ってしまいました。 木曜午後、金曜、今週は月、火、水曜。土日の休みを挟んで４．５日連続ですね。 珍しい快挙（？）です。 毎日仕事を入れるとモサ男が日中一人になる時間が増えるのでちょっとかわいそうなのです。かと言ってヤツを外ワンコたちと一緒に外に出しておくのもいろんな意味で不安。物を荒らしたりせず大人しくお留守番できるので助かっていますが。  今週の３日は全然違うクラス。みんな直接先生から頼まれた仕事なのでめんどいとか疲れそうとかそう言うグータラな理由で断るわけには参りません。 代行教師と言えど客商売なんですねぇ。先生に呼ばれなきゃ仕事も来ませんから。 今日は先週と同じ２年生のクラス。明日は別の２年生のクラス（去年のプーの担任）です。そして水曜は久々の自閉症児クラス。 この自閉症児クラス、去年の末に新しい生徒が入りました。 今日ちょっと様子見にランチを一緒にしてきましたが小さいけれどなかなか手ごわそうな子です。手当たりしだいつかんでは投げる！突然走り出す！な子なので両側に先生とアシスタントが座って常に手を繋いで行動を抑制しておりました。 なんだかあのＳくんが大人しく見えるなぁ。Ｓくんはちょっとおデブさんなのでトロい・・・行動の先読み、制止が比較的楽に出来るのです。 連続勤務の３日目、果たしてワタシにこの子と向き合えるだけの体力が残っているのでしょうか・・・？ 今日、明日は早く就寝しよう・・・ 

  2012年01月24日

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• 日雇い労働日記　～混合プリスクール～

  翌日は仕事が入ってるから早く寝よう！と思った日に限って出る蕁麻疹・・・いや出そうな気はしてたんですがね薬を飲むと翌日が辛い（眠気とかで）ので飲まないでやり過ごそうと思ったんだけど 結局痒くて眠れず朝３時過ぎに薬飲んだ。 翌日地獄を見た（爆）！！！  約３年振りのプリスクール（３～５歳児）だった。先生とアシスタントの２人とも今日は隣の学校に観察に出かけたとかで今日は代行２人であたふた回した。 午前と午後の２クラス、各６～７人ずつ。普通のプリスクールと違うところは半分が健常児、半分が何らかの学習障害を疑われている子達。数年前から始まった試験的なプログラムである。  多分キンダーが始まるまでの間どこまで通常レベルに近づけられるか見ると言うところだろうか。 どの子がどちらのカテゴリーに入るかというのは聞かされてはいないのだけどやっぱり３０分も見ていれば素人目にもわかってくる。 特に朝のＡ君と午後のＳちゃん。会話は出来ない、目が常に泳いでいる。とにかくじっとしてられないし他の子と同じことはやらない。やらせようとすると泣く、抵抗する、逃げる。自分のしたいことだけして他の子たちと一緒に遊ぶことはない。  後の子たちはちゃんと会話は通じるしちょっと落ち着きないかな、やんちゃ入ってるな、遊びにノリノリになるということ聞かなくなるな、位。 Ｓちゃんは癇癪の起こし方が１歳児を見ているようだった。駄目と言われたのが気に入らなくて泣く時の表情も動作も何もかも。またそれが可愛いんだけどね。 でもｉＰａｄでパズルのようなゲームをやらせた時はびっくり。ちゃんと出来る、頭いいこの子！何度も何度も繰り返してやっていた。 だけど少し自閉症っぽいかな～～～と思うのはその動作。爪先立ちとか、何かの折に手をひらひらさせるとか。 もちろんワタシは専門家ではないので憶測にしか過ぎないのだけど。 しかし疲れた・・・とにかく常に目を離せないと言う緊迫感。走る子を追い掛け回さないといけないし。  多分アレルギーの薬のせいで体も頭も重く感じるんだろうが放課後プーのバレエレッスンの間、何度も居眠りしそうになった。晩ゴハンなんか当然作る気力な～～～い！！！ 中華のテイクアウトとなりました。 明日は２度寝しちゃおうかな・・・ 

  2012年01月06日

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• 日雇い労働日記　～自閉症児クラスだよ～

  先週は感謝祭でずっとお休みだった学校。今日久々に仕事に行ってきました。お得意様（笑）の自閉症児クラス。 先生は今日セミナーに出席だったんだって。 朝の自由時間まったりしていたらＰＣで遊んでいたはずの４年生Ｊちゃんが膝に座ってくる。 ワタシはアナタの椅子ですか？でも今日はＪちゃんやたら機嫌がよくってねぇ。ケタケタ笑いながらハグしてきたりほっぺにチューしてきたり。 一日この調子で行ってくれるといいねぇ。 と思っていたが勉強始まったらグズグズに変わったよ・・・ Ｊちゃん、意思疎通が大変不自由です。言葉も単語しか出ないし・・・ 今日も『開けて、開けて』と何度も言ってくるのだけど『何』を開けて欲しいのかがはっきり出来ずにこっちも困る困る。『何を開けるの？』と聞いてもそのままオウム返しで。 指差しもしないので何かが欲しいんだなとはわかっても何が欲しいのかさっぱりわからない。回りが推察してやってあげると言うのも限度があるしね。いったいどうやって解決するんだろうこの問題？  Ｊちゃんのお勉強カリキュラム気が遠くなるような繰り返しがたくさん。同じことを１日に何度も繰り返すのです。これは助手のＬちゃんが担当。 ワタシは１年生のＳ君のお勉強担当。アルファベットや簡単な単語、算数それに鉛筆やはさみの持ち方の練習など。  Ｓ君はお勉強好きだから楽よ～～～と言われたけどと～～～んでもなかった。 ＡＤＨＤ傾向のあるＳ君だけど結構ひとつのことを追及できるタイプ。なのに今日は全く駄目。 勉強道具を投げ散らし、脱走を繰り返し逃げないようにガッツリと椅子に座らせても今度は目を合わせない。 今日は満月じゃないよな～～～とか思いながら苦戦する。（こないだの満月の時は二人してすごかった・・・）  ランチ時に薬を飲ませるとその後はいつもメローな状態になるのに今日はずっとハイパーなままだった。 Ｌちゃんはお母さんが風邪薬を飲ませたからじゃないか？と言っていたけどどうなんだろう？やっぱりいつもの先生がいないせいなのかな。Ｓ君てかなりこだわりが多い方だからな。 なんてことを考えながら帰ってきたら、harmonica.さんがブログに興味深いことを書かれていました。自閉症児には気温や湿度の変化というものが大きく作用するようです。 そう言えば夕べから雨が降り続いてて気温も昨日に比べたら低いわね。 それ以外のものも色々と影響しているんだろうなぁ。 今日のＳ君には何が影響したんだろ？たまにしか行かないワタシには知りえないことなのかな・・・ 今日の帰りにＳ君をバスに乗せようとするといつもは問題なく乗り込むのに拒否したんです。 そのバスには併設されているプリスクールに通うＳ君の妹も乗るのだけど、そういえばバスに向かう途中で学校に戻っていく彼女とすれ違った。 すれ違った時にはＳ君何の反応もしなかったくせに（てかガン無視）彼女がバスに乗っていないというのをわかっていて自分も乗るのを拒否したのです。 妹がトイレに行ってバスに戻ってきたら何にもなかったようにＳ君もバスに乗り込んだ。 妹ちゃんのこと気にしてたんだ～～～(´∀｀*)ﾎﾟｯ意外なＳ君の一面でした。   

  2011年11月30日

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• 日雇い労働　その３

  その後また仕事が入って・・・今回は学校の事務所の仕事。まぁ受付だ。電話や来客の応対が主。つくづく自分には事務系の仕事が向いてると思ったなぁ。在米●●年になるけど、未だに電話は苦手。耳が悪いのか電話の声はくぐもって聞き取りにくいのです。それに加えて南部訛りなんかが入ってた日にゃぁ・・・スペルを言ってもらったりと大変だけど間違っちゃいかんしね。残念ながらその日は歯医者の予約が入っていたので半日しか引き受けられなかった。歯医者と言えば。予約は検査とクリーニングだったのだけどレントゲン取ったら小臼歯に虫歯が。前に詰めたものがゆるくなってたらしい。通常ならまた予約を入れて別の日にきて治してもらわないといけないのだけどその日は２０分後に空きがあるとのこと。もうその場でちゃっちゃとやってもらいました。削られるのやだなぁ～～～って思う時間が短くてよかった。大きめだったので麻酔してもらったよ。未だに冷たい水が沁みます・・・半年くらいは続くんだろうな。そして金曜日はコンピュータールームの仕事。これは結構楽です。アシスタント扱いなので日当は低いけど。クラスが入れ替わり立ち代りやってきて自分のプログラム（算数かリーディング）を黙々とこなすのを監視するだけ。おしゃべりしちゃいかんよ～～～とか。その日の午後からは秋祭りが予定されていたので２～３年生はコンピュータの代わりに授業を進めたいらしく生徒が来なかった！なのでワタシも秋祭りの準備の手伝いに行ったよ。お昼が終わったら秋祭り。校内外のあちこちでいろんなイベントが催されており子供たちがそれぞれ楽しむことができる。ワタシは実はその手伝いのボランティアを頼まれていたのだけど用事があってお断りしてた。その用事がキャンセルになったので仕事を入れたわけ。なのでボランティアと同じことしてるんだけど収入があるのね～♪しかしその日は何を血迷ったかミュールをはいて仕事に行ってしまった。校内歩き回っていたらもう足がイタイイタイ。仕方ないから裸足で出来る体育館内のブースを担当しましたわ。それも思いっきり楽なヤツ。フラフープを投げて木馬に引っ掛けるカウボーイのゲームだったのだけど投げたフラフープはコドモらに拾わせればいいし立ってるだけでいいのである。もう何年もボランティアとかしてるとどれが楽なイベントかってわかっちゃうのよね～。（それのどこにボランティア精神があるのか？？？）でもそれを２時間以上やってるとなるとさすがに疲れた・・・裸足でいてももう既に痛くなってた足は悪化し続け足の指が攣りまくり～～～。どうやって治すのよ？イベントの中ではダンキングブースが人気だったみたい。的にボールを当てると、中の人が水の中に落ちるって言うやつ。副校長（男性）や若い先生たちが果敢にも引き受けてコドモたちは自分の先生を水に落としてやる～～～！って大騒ぎだったらしい。ワタシも見たかったな～。このイベント、参加費無料だけど（ＰＴＡ主催）ダンキングブースのボールだけはタダじゃなく家から持ってきた缶詰や保存の利く食品と引き換え。集まった食料品は地元のフードバンクに寄付されました。あああ楽しかったけど疲れたよ～～～・・・・

  2011年10月03日

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• 日雇い労働　その２

  引き続き先週は重症心身障害児クラスのアシスタントを１日、翌週は同じクラスの先生を２日。大体やることは同じなんだけど、アシスタントと先生では日当が＄２０も違うのである。まぁ働かなければお金にならないので引き受けます。このクラスはダウン症のＡ君脳性まひ（？）のＧ君とＫちゃんがフルタイム、同じく脳性まひ（？）のＳ君が午前中、小頭症（？）のＬちゃんが午後からやってくる。Ａ君とＬちゃん以外は車椅子。Ａ君はダウン症でも知的障害が大きく出ているようで言葉は数語、発音もわかりにくい。４、５年生のはずだけどオムツもしてる。しかし、見てしまった・・・トイレ介助（といってもちゃんとしてるか見るだけだけど）の時にまぁＡ君たらあそこにおケケが・・・うちの大ボケブラザーズは確か６年生の頃だったぞ・・・（見たんか！）もう思春期なんですかねぇ。トイレもたまに失敗するらしいんだが（言われないとトイレに行かない）午後やたら落ち着かない時があってトイレに行くように行ったら、やたら長くこもってる。『大きい方してるのかもね～』と何も考えずに見に行ったらしていた。それをＫ先生に言うと『ﾟ(∀) ﾟ ｴｯ?、ホントに？？？』とやたら興奮している。Ｋ先生は去年赴任してきたんだけどトイレで大きい方をしたのはこれでなんと２回目だったらしい。ご褒美にブランコに連れて行ったよ。Ａ君回転する椅子でぐるぐる回るのが好き。ものすごい勢いで回ってる。乗り物酔いしやすいワタシは見てるだけで気持ち悪・・・それも一方向しか回らないので、左右同じ回数回らないと脳にヘンな影響がとか昔聞いたことがあるようなそんなのが気になってしまうワタシ。Ｇ君は奥歯が生えかけているようで手を口の中に入れてることが多い。それでなくてもヨダレくり（何弁や？）なので口の周りに湿疹ができてた。食事も嫌なようで牛乳はやっとこさで飲んだものの主食のマッシュポテトは口に入れても出す出す・・・でもＧ君は愛想がいいんだよね。声をかけると満面の笑顔かけ続けるとケタケタ笑う。機嫌の悪い時が少ない。体育の時間はフラフープにつかまらせて車椅子ごと引っ張ったり物を持たせるとまぁおかしそうにぽいっと横に投げる。それを何回もやっては遊んでいたんだけどＯＴ（作業療法）やＰＴ（身体療法？）の先生はそれを知らなかったみたいで？？？『グリップが弱いみたい』とか『物を握らせるとすぐ離すんだけどわざとやってるのかしら？』って。それ体育の時間にやってましたよ～って言うとびっくりしてた。Ｋちゃんは去年はほとんど学校に来ず今年も休みがち・・・一人の世界が好きみたいであまり周りには反応しない。目は余り見えてないみたいなんだがきらきら光るようなオモチャからは目をそらしてる。眩しすぎるのかな～。Ｓ君は食欲旺盛。食べてる時が一番幸せみたい。車椅子組の中では一番よく食べる。食べられるものも柔らかめの普通食（後期の離乳食のような）。彼の食事介助はやりがいがあります！（爆）完食してくれると嬉しいね～～～。Ｌちゃんは両手を持って後ろに立ってあげるとしっかり歩ける。うちの学校は上から見ると四角くて中庭がある。ぐるっと廊下を一周してこれるわけ。しかしこれで歩くと結構こっちのフトモモに来る。毎日やってたらいい運動になるかもね。でも具合が悪かったのか、３日のうち２日はお休みでした。風邪とかも引きやすいみたい。オムツも頻繁に替えないとあっという間に膀胱炎なんかをおこしてしまうんだって。彼らの場合授業といっても大したことは出来ない。リンゴとオレンジの絵を見せてリンゴはどっち？ってそんなレベル。図工なんかもペンを握らせてはいるけど動かすのは先生達。Ａ君以外はオムツを替えてあげなくちゃいけないし自分でスプーンを握って食事をすることも出来ないし。学校で頑張ってやっていることが彼らの将来にどれくらい役に立つのかはわからないけど・・・Ｋ先生は『色々教えてあげたいことがたくさんあるしレッスンプランも作っているけど一日がほとんどオムツ替えと食事で終わってしまう』って嘆いてた。週末小さい子達のサッカーの試合を見に行ったらＫ先生の前にいたＪじいさん、じゃなくてＪ先生が孫の試合を見に来てた。（孫はプーの同級生）彼もあのクラス８年教えたけど大変だったって。長く続けるには心身ともに辛いものがあるらしい。今は高校で学習障害の生徒を見ているそうだけどその子たちはまだ進歩が目に見えるからいいと言っていた。だよね～～～、２、３日続けて行っただけでもきついもの。本当に学校の先生って大変だ。

  2011年10月03日

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  日雇い労働　その１

  いやぁこの２週間忙しかった。数日働くだけでも余裕が大分なくなりますね。フルタイムで仕事されてる方、脱帽します。ワタシはプーの小学校で代行教師をしとります。日雇い労働者です。先生がお休みの時に代わりに行くのです。先週は自閉症クラスの先生を２日、重度障害児クラスのアシスタントを１日。この二つはワタシのお得意様です。ルーティンや生徒たちとおなじみなので細々説明しなくていいから、と言う理由。症状等がよくわからないから怖がる人も多いって。ワタシ的にはレギュラークラスの口の達者なクソガキお子様たちの方が怖いです。自閉症クラスは去年より１人減って生徒２人。ちょっと凶暴性のあったＢ君はお父さんがこの学校に不満だったらしく他の学校に転校したらしい。今年１年生のＳ君。ランチ前にＡＤＨＤのお薬を粉にしたやつをスプライトに入れて飲むのだけど最近お薬が変わったらしく味がするようで拒否！無理やり飲ませるわけにも行かないので困る。結局飲まないまま・・・相変わらず会話はほとんど出来ないけど写真を見て『これは何？』に答えられるものが増えてきた。Ｓ君最近のブームはティンカートイ。放っておいたらいつま～～～でもそれで色々作って遊んでる。その間に色々と授業を組み込んで、それをちゃんとやったらご褒美に遊ぼうねというカンジ。本人もそれがわかっているので授業はスムーズに進む。そうは行かないのが今年４年生のＪちゃん。１日目はアシスタントのＬちゃんがびっくりするほどきちんと全てをこなしていたのに２日目は早い時点でメルトダウン・・・とにかくお勉強が嫌いなＪちゃん。１つのセグメントの中で授業をこなして１０個メダルが溜まったらご褒美のＰＣ、なんだけどそれが嫌で嫌で。やれば出来る子なんだけどね～～～。あの野太い声で泣くのです・・・そうなるともう手がつけられない。泣くだけ泣かせてから落ち着いたところでもう一度最初から。今回は上手く最後まで行けるようにと願いつつ。これが毎日繰り返されているようです。Ｊちゃんのお父さんは学校にかなりの期待をかけていて進歩が見えないと不満を隠さない方。この兼ね合いは難しそう。でもＪちゃんのお母さん・・・トイレがやりやすいようにとジーンズの上の部分だけスパッツのと取り替えたり（スパッツの脚の部分だけジーンズといった方が早いか）ジーンズのボタンをマジックテープに換えたりするのはどうなんだろう・・・？ボタンのかけ方を教える方が楽じゃないのかなぁ？それ以外のＪちゃんはとてもおっとりしていて人懐こい。怒り、と言う感情は無いみたいである。ＰＣをやっている時にＳ君がやって来て画面を変えてしまっても彼女の膝に座って邪魔をしようとしてもそれを受け入れるか、嫌なときは優しく押しやるくらい。何かが欲しいときには頬っぺたにチューしてくる。お父さんがそうやって教えたんだろうなぁ。先生にはそれは効きませんよ。通常クラスと比べたらまったりした時間が流れるこのクラス。でも毎日やってないワタシには結構くるみたい。家に帰るとどぉ～～～～っと疲れが出ました（笑）。

  2011年10月01日

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  終わり　と　始まり

  今週は終わりと始まりがあった。終わったのは夏休み。長かったねぇ・・・６月の上旬からだったから。終わるのは毎年勤労感謝の日の月曜日。ダンナがやっと出張から帰ってきたのが金曜日。 土曜、日曜とまったり過ごしていたのだけど、３連休の最終日は何かしようかと。 プーの夏休み、ちょっとつまらなかったからね。一度１泊でクリスの家に行ったのがハイライトで。今年はサンドサッカーにも連れて行かなかったし。 なのでヤツがずっと行きたがっていたテーマパーク。わりかし近場に在るんだけども夏は暑いじゃないの、歩き回るのもきついし。 もちろんスナグル家は金欠ですからなるべくお金のかからない方法で。ダンナが現役の軍人だと、年に１回ご家族様４名までタダで入場できるんですね～～～！（大ボケ兄はバイトなので残念でした） でも駐車場が高い！＄１３って何よ？こう言うところでお金がかかるのね。 プーはやっと身長が４８インチを超えて乗れるライドが多くなった。でも一人で乗るのはまだ怖い。一緒に行った小ボケ弟とアンドリューは別行動だし。 ダンナはジェットコースター苦手なの。ワタシは好きだったんだけど首を痛めてから乗れなくなった。 だから結局こう言うのになるのよね。  これは一人で乗れたよ。  でも一番喜んでいたのはこれ。  水着に着替えたら さっそく同じような年齢の女の子と仲良くなって長い間遊んでた。やっぱりお友達と来た方が楽しいんだろうな。 小ボケ弟とアンドリュー。乗りたいヤツが長蛇の列だったらしくかといって他のに乗るわけでもなく。１１時に入場したのに１２時半ごろ『もう帰ろう』だって。 どうせプーが遊び終わるのを待たなきゃいけないのにだったら乗りたいヤツに並べばいいじゃん？ワケわかんね～ヤツらだ。 結局２～３乗っただけ。来年シーズンパス欲しいとか言ったってぜってー買ってやんねー！！！ 粘って粘って帰路に着いたのが５時でした、Ψ(｀∀´)Ψｹｹｹ そして夏休みが終わったら始まるのが学校。残念ながら初日は朝から雨。熱帯低気圧通過中です。  こいつは今年から高校生・・・うそみたい。まぁ日本で言えば中３なんだけどね。  大ボケ兄は高校最後の年。いつの間にかいなくなってたよ。かーちゃんハグしろとは言わないからせめて行って来ますくらい言ってよ。 そして待ちきれなくてたまらなかったこの人。スクールバスも楽しみで。   

  2011年09月07日

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• 好きじゃないと出来ない

  昨日の夜からこの冬３度目の雪です。今日の午後過ぎまで振り続け、３０センチ近く積もりました。今週末は日中も気温が氷点下らしく、解けるのは月曜以降になりそう。学校は月曜日はもともと休みの予定なので問題ないですが、ダンナもひょっとしたら休みになるかも？ばきちゃんからこないだ書いた日記のお返事もらって、いろいろ考えておりました。ワタシも恥ずかしながら『クラス少数制か～～～。みんなにちゃんと目が行き届くからいいよね。』と能天気に考えていた１人です。だってね、ほんとに授業をちゃんと聞けない子って多いんですよ。ワタシが持っている、出来る子達が集まってるはずの小グループの中でも、ふっと気を許すとどっかに飛んでっちゃってる子が数人いますもん。全員の注意を自分に向けてから説明してるつもりでも、終わった端から『で、何するの？』ですからね。これが成績悪い子たちになるともっと顕著。自由題ではない作文とかは、もうマンツーマンでないとほんの５文程度のものでも完成しません。プリントをやらせるだけでも一騒動です。まともに問題文を読めない子も数人いますから、他の子たちの進捗チェックしながら読んでやらなきゃいけない。テストもそうですよ。だからここで昔の日本みたいに先生１人に生徒４０人なんてことになったら、落ちこぼれの温床でしかないですね。だから少数制は必至かと。学習面だけでなく、学習態度も身につけさせないといけない。ばきちゃんが言ってたみたいに中学・高校でついて行けるよう自立させるためです。小学校にいる間に、教科別テストの勉強の仕方、ノートのまとめ方などのオーガニゼーションが身についていないと、もう中学に行ってもだめだそうです。先生たちもこういう遅れが目立つ子を留年させないように、しょっちゅう対策ミーティングやってますね。子供たちは性格がもちろん違うから、対策法もいろいろ手を替え品を替え、常に新しい手法を探している様子。担任の先生だけでなく、数人のスペシャリスト達とタッグを組んでいます。そして出来る子達は出来るだけ先に進めておく。この辺りは日本と違って受験とかないから、ほんの一握りの子達が私立やホームスクールで学んでいる以外は全員同じ中学・高校に進みます。もちろんそこでも学力の差は大きく出ているから、学力別にクラスが分かれている。高校になると進んでいる子は１０～１１年生あたりから大学レベルのクラスもとってます（もちろん大学の単位がもらえる）。高校卒業と共に短大卒業できる位、単位もらってる子がいますからね。コキちゃんちのお子たちみたいに優秀だと。でいったい何が言いたいのか自分でもわからなくなってきましたが、昨日は２年生の担任の１人Ｓ先生がお休みだったんです。先生が休みのときは大抵代行教師が派遣されるんですが、ワタシが代わりに受け持てと。今ワタシ入れて３人で回してるところを、ワタシとＧ先生２人でやれと？それもワタシ代行教師分の日給もらえてないんです。長期代行だから通常のレートは当てはまらず、今のポジション（アシスタント）のままで先生をカバーって・・・Ｓ先生んとこ数人ものっすごく難しいのがいて、めちゃくちゃ疲れました。久々持病のめまいが出ましたわ。先生ってほんと好きじゃないと出来ない仕事だと思う。ワタシなんて好きでやってるわけじゃないから割りにあわね～～～・・・と思っちゃう。今度からちゃんと代行教師入れてもらうか、日給上げてもらうかせんと。６月まで持つのかワタシ？？？

  2010年01月30日

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• ５２人が入り乱れるところ

  フルタイムで働き始めて３週間目突入。すでにへろへろ。やっぱり働くって体力使うわぁ（当たり前）。もうすっかり体がオバサンですの。２年生って（というか小学生って）何であんなに元気なんでしょうね？？？それより以前に大してコドモなんて好きじゃないワタシがなんで小学校なんかで働いているんでしょうね？ざっと日程を追って見ますとですね。１時間目（４５分）リーディング（国語か？）とサイエンス（今は生活というのか？）。２クラスから半分ずつサイエンスに行き、残った生徒たちを先生たちとアシスタントが数人で小さなグループに分けて教える。このグループ分けは国語の成績によるらしい。２時間目（４５分）１時間目でリーディングやったグループがサイエンスに行き、サイエンスに行ってたグループが分けられてリーディング。同じことを２回繰り返すわけですね。でワタシは１と２で５人ずつ受け持っております。３時間目（６５分）社会。ワタシは２クラスから６～８人ずつ計１４人担当。残りは担任の先生の授業を受ける。休み時間（２０分）お昼（２５分）ゆっくり食べてる暇ないですわ。？？？（１５分）１人休み時間中に個別で特別授業を受けている子がおり、その子を連れて体育館か外で遊ぶ。残りは各教室で足し算・引き算の早解きドリル。４時間目（２０分）（２０分）スモールグループ算数１時間目と同じ要領で半分がＣＣＣ（コンピュータ）に行く。残りは算数。４人ずつの少数授業が２枠。４．５時間目（なんじゃそりゃ）（３０分）ラージグループ算数スモールグループの４人ずつをまとめて教える。スモールの時とは別の内容。５時間目（４５分）パワーアップ２クラスの子が入り乱れ、細かいグループに分かれる。遅れている子（大抵の場合リーディング）はそのエリアの特訓。進んでいる子はリサーチやらそれなりに進んでいることを学ぶ。ワタシは今のところ転入生１人受け持って、ＣＣＣに慣れさせるというのをやっているのだが、そのうち数人持たされるらしい。６時間目（５０分）リソース音楽、体育、図工、図書、道徳の日替わりメニュー。唯一生徒がいないとき。でも大抵校長とのミーティングやら、次の日の準備やらでつぶれる。という一日です。ワタシが受け持つ生徒たちというのは、ワタシが楽なようにとの計らいか、成績優秀な子たちなんですが。成績優秀＝言うことよく聞く、ではないわけで。頭もよくて聞き分けもよい子、というのはこの５２人中３人くらいです。でひとつ気になっているのがですね。ワタシが受け持つグループは、その時間によってメンバーが違うわけなんですが、そのうちの３人はずっとワタシのグループにいるんです。ということは、この子達は自分の担任に授業を教わることがない？？？サイエンスとＣＣＣはまた別の先生に教わってますからね。個人面談とかの時にいったいどうするんでしょうか？もちろんワタシはアシスタントですので、個人面談には同席しませんから。いやちゃんと授業内容は先生たちが作るものに沿ってますし、提出物はワタシを通して先生たちの手に渡るわけですが。でもワタシ教員免許持ってませんよ？ワタシがもしその子達の親だったらと思うと、ちょっと複雑な気持ちなのです。友達の中に現役教師やら元教師やらがいるので聞いてみたけど、『持ってる子達はトップクラスなんでしょう？だったらやってることは学年レベルより上なんだから、親たちは喜ぶはずよ。』と自信たっぷり。そんなもんなのかなぁ？確かにやってることはクラスの他の子たちのより上なんですよねえ。理解力があるから、掘り下げて追求したり、早く進めるからいろんなことが出来るんです。そういうわけで、一日中子供たちや教師、アシスタントが入り乱れてものすごいことになってます。このスケジュールは今年新しい試みだそうで。先生のうち１人は、小ボケ弟が２年生のときに担任でお世話になったのですが、『ワタシが小学校のときとはぜんぜん違うわ～』とコメントしたら、『小ボケ弟君が２年生のときからだってぜんぜん違うわよ。』とのこと。とにかくこのものすごいスケジュールと、誰が誰のところに行くのか、を把握・管理するだけでものすごいエネルギーが消費されている毎日です。その割りに痩せないのはなぜなんだ？？？？

  2010年01月21日

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• インフルエンザシーズンは稼ぎ時

  最近ワタシ何気に忙しくてですね。お仕事が割とコンスタントに入ってきております。まぁコンスタントといってもせいぜい週に１～３ですが。今年になって指名してくれる常連さんが増えたからでしょうかね？と言うとなんかお水っぽい仕事に聞こえますね。あら～たーさんお見限り～～～。今日はボトル入れてってくださいね。重度障害児と自閉症のクラスが常連さんだったんですが、今年になってプリスクールと図書館が入りました。図書館のアシスタントの人が、オフィスで産休に入った人のサポートに入ったので、その仕事がよく入ります。その他Ｒｅａｄｉｎｇ　Ｓｐｅｃｉａｌｉｓｔで新しく入った先生がこないだワタシが４年生のクラスにいた時にワタシを気に入ってくれたそうで、彼女が休むときには指名してくれるそうです。彼女は担任を持っていなくて、クラスを渡り歩いては小さなグループ指導が主なので、仕事としては楽なんですよね～～～。いまだに担任の仕事は苦手です・・・それから重度障害児クラスの先生は妊娠中。来年４月が予定日だそうな。ひょっとしてロングタームのお仕事が入るかなぁ？？？まぁ獲らぬ狸のなんたらですからあまり期待しませんが。できれば夏休みバケーションの費用を稼ぎたい・・・来年はファミリーリユニオンを予定しているので。話は違いますがこの学校、年に２人スタッフが妊娠するのがノルマのようです。しかし今年は３人！ひょっとしたらもっと増えるか？？？とにかくインフルシーズンは稼ぎ時。ワタシも風邪引かないように気をつけなきゃね。と思ったらプーが今夜発熱・・・明日図書館のお仕事入ってたのにな～～～。仕方ないがキャンセルだ。明日金曜日だし、熱が上がるようなら医者に連れて行った方がいいかな。豚フルでないといいんだけど。（校内で１人発症）

  2009年10月23日

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• 特殊学級で思うこと

  ちょっと数日遡ってしまうが、水曜日に重度身体障害者（ＳＤ）クラスを一日、木曜日に自閉症児クラスを半日、と特殊学級を立て続けにやってきた。ＳＤのクラスは先生２人にアシスタント３人。１人の先生は男性なんだが、結構な気難しジジィであったりする。面白い時は面白いんだが、機嫌の悪い時はなんと言うか手がつけられない。と１人のアシスタントに言ったら、『機嫌の悪い時がほとんどよ』と笑っていた。彼女は彼のあしらいがうまい。でワタシはといえば、彼の代理だったので、相手しなくてすむからよかった。彼の方で担当しているのは５人。車椅子３人、ダウン症１人、身体障害なしの１人。どの子も重度知的障害ありで、言葉は出ない。車椅子以外の２人がかろうじて数語を手話で知っているくらい。実際ワタシはこのクラスでちゃんと仕事できるか不安だった。ワタシは皆様ご存知の通りグウタラで、掃除も嫌い。でも一つだけ苦手なものがあるのだ。それは汚れた手。汚れた手で触られることがとても嫌。それに加えてヨダレの２段攻撃である。赤ちゃんのヨダレは気にならないが、大きな子のはちょっと・・・でも仕事始めてそれはどうでもよくなった。手がドロドロしていたら、洗ってあげるか拭いてあげるかしたらいい。ヨダレもヨダレ掛けつけてるんだから、こまめに拭けばいい。服についたオートミールも乾いてしまえば落ちる。家に帰って洗えばよいのだ、と思ったら気にならなくなった。知的障害の子を相手にするのは、はっきり言って健常児相手より気が楽だ。なんて言うのかな、この子達は悪気がないから。妙な駆け引きをしないですむ。でも毎日続けるとしたら、根気の要る仕事だろうなぁ。だって進歩が顕著じゃないから。何度も何度も同じことを繰り返し教えていかなきゃいけない。今一年生のオースティン（ダウン症児）が自分の名前を自力で書ける様になるには何年かかるのだろうか。アルファベットを全部読めるようになる日が、果たしてくるのだろうか。数を１０まで数えられるようになる日が・・・。車椅子の子たちになると、もうここは親に負担がかからないようにと日中預かるだけの、デイサービスの機関でしかないわけで。そういう子達を相手にするのは、もう先生と言うより介護の人の仕事だ。そういう仕事をフルタイムでしている人たち。すごいよなぁ・・・ワタシはそれを毎日出来るほど人間出来てない。サブだからオムツ交換も免除されてるから出来るようなもんだもの。車椅子の子が１人お腹壊していて、一緒に組んでたスーザンが涙目になりながらオムツ替えてた。流動食で大したもの食べれないとはいえ、臭うものは臭うんだ。でも幸いもう１人の先生もアシスタントのみんなも、ワタシのことを気に入ってくれて、今度からリクエストしてもらえることになった。つたないながらお役に立てて嬉しい。自閉症クラスはもう前からリクエストしてくれるようになってて、先生もアシスタント２人も気が知れてるし、仕事の流れや生徒達の行動パターンもよくわかってきてるから、気楽な仕事になっている。ワタシが簡単と言ってしまうと、ちょっとおこがましい気がするのだが、幼稚園の担任の仕事よりはずっと楽だ。あんまり楽すぎて、時間が経つのが遅すぎたりするほど、まったりした空気が流れている。午後からの仕事だったので、余計にのんびり。昼ゴハンを食べたあと、トイレと歯磨き（ここでもワタシは免除）。しばらく音楽を聴き、その後１時間外遊び。自閉症（ＡＵＴ）の子達はそれぞれ黙々と１人で遊ぶ。もう１人のアシスタント、ロンダとブランコに座っておしゃべりに華が咲く。ロンダがＳＤのクラスはどうだったかと聞くので、ちょっと考えてしまった。ＡＵＴの子とＳＤで歩ける子の違い。やっぱり知的レベルなんだろうなぁ。字を読める子もいる、簡単な足し算や引き算も。かたち合わせなんかも出来る。将来単純作業とかで仕事も出来そうだ。まだ人生楽しめるんじゃないかと。でもＳＤの子はどうなんだろう？どこまで物事を理解しているのか、言ってしまえば、自分が生きていることすらわかってるのかどうか。過去２～３年で、ＳＤのクラスの子、２人亡くなってる。今いる子達も毎日何度も癲癇の発作を起こしたり、痰が喉に詰まって呼吸困難になったり、いつ何が起こってもおかしくないんだろう。そんなことを考えたりすると、どうもやるせないのである。現場の人はそういうことを理解し、消化しているから出来るんだろうとも思うが、この先ここで何度も仕事して、もし情が移っちゃったりしたらやばいんじゃないだろうか。ワタシ、割り切れるんだろうか。話をＡＵＴに戻して、１時間ブランコに乗って疲れたジェイダ（女児・６歳くらい？）がお昼寝モードに入った。しかし彼女は素直に寝ない。寝つきが超悪い。彼女のご指名でワタシが付き添い。ロッキングチェアにワタシが座り、膝の上に大きなビーンバッグ、その上に彼女が毛布をかぶって横たわるのを、ひたすら揺らし続ける。ジェイダ２５キロはあるだろ。ロッキングチェアは木製で、お尻がいい加減痛くなった。今度はクッション持参しよう・・・４０分ほど揺らしたところでジェイダがずり落ちて行き、そのまま床で寝てくれるかと思ったが甘くすっかり目を覚ました。寝たりなかった彼女はその後放課のベルが鳴るまで軽く２０分は泣き叫び続けた。（てか先生に連れられバスに向かうジェイダの泣き声が、長いこと廊下に響いていた）はぁ今日も終わったねとロンダと顔を見合わせ、大きく息を吐きながら肩をストンと落とす。なんだか戦友になったような気分。来てくれてありがとう、今日も助かったよと言ってもらえるのが嬉しくて、ワタシはサブをしている。（いやお金も必要なんだが・・・(;^。^A アセアセ・・）

  2009年05月03日

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• 難しい生徒

  今日は久々にサブのお仕事で出勤した。先週は半日やっただけ。ちょっと閑古鳥・・・てか予定を立てるとなぜかその日に限ってサブの電話が入るのはなぜか。今日の仕事は４年と５年の合体クラス。４０人弱の生徒を３人の先生が教えている。メインの先生が授業をするので、ワタシは教えなくてＯＫ。つまりは見張り要員である。イコール楽な仕事ってわけでへっへっへ。この仕事は予定変更してでも取りますよ～～～。３人の先生のうちの一人は特殊学級受け持ち。４～５年生で学習障害がある子もこのクラスに来る。そういう遅れがちな子に注意を払うのもワタシの仕事なわけだが。一人先生が手を焼くやんちゃな子がおりましてな。学習能力だけでなく、普段の態度から問題あり、っつーね。特に代理の先生だと甘く見てかかったりするので油断できない。嘘つく、言い返す、不貞腐れる。こちらもいちいち言い返しているときりがないので、ちゃっちゃと罰を与えるわけだ。黒板に名前を書かれる→一人で沈黙ランチ→昼休みなし更に進むと遠足参加させない、とか運動会参加させない、とか。帰りの支度の時に今日の態度の報告が書いてある紙を机の上に置きっぱなしにしていたから、『それ持って帰らなくちゃいけないんじゃないの？』と聞くと、『必要ない』とブスっと言って、ワタシの目を見ながらポイッ(/σ_σ)/　⌒　○ほっときましたけどね。明日それがなくて困るのは彼ですからな。（持って帰って親にサインしてもらわないと、翌日また昼休みなし）帰った後チェックしてみたら捨てたところになかったから、多分こっそり拾ったんだと思うが。しかしこの態度！ちょっと時間が空いたときにＭ先生に、こう言う子っていったいどう対処すればいいのか聞いてみたんだが、いろんな手を試して見てるんだけどねぇ、だって今手を打たないと将来ホントにどうなるかわからないからと心配しつつも結構フラストレーション溜まっている様子。ワタシらがコドモの時はもっと大人に大して尊厳の念というか、ほとんど恐怖を抱いていたわよねぇと言う話になった。なんか友達の延長としてしか教師を見ていないみたいな。だからサブ教師は特に教える内容よりも、クラスルームマネージメントに苦労するわけである。見ててもその自由ぶりがなんちゅーか新鮮と言うか、ワタシがコドモの時には考えられなかったと言うか。席に着く、って言う行動一つにしても、ちゃんと机と椅子の方向が正しいのは少なかったりする。椅子を反対に向けて馬にまたがるように座っていたり、横座りだったり、椅子の上でウンコ座り、Ｍ字開脚、しゃがんでいたり。じっとしていられない子も多いから座ってるだけましなのか。授業中に席を立つ子も多いですな。ゴミを捨てに行ったり、ティッシュ取りに行ったり、鉛筆削りに行ったり。ワタシの小学校の時のクラスは生徒４５人に先生一人。そりゃまぁクラスに１～２人は問題おこす子がいたけど、こんなに大変じゃなかったような。いや見えないところで大変だったのかなぁ？明日は重度身体障害者のクラス、あさっては自閉症児のクラス、と珍しく立て続けに仕事が入ってる。何かと大変だけど、少なくとも口答えする生徒はいないと言うのがいいんだか悪いんだか。

  2009年04月28日

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